おこぼれ姫と円卓の騎士 君主の責任 (ビーズログ文庫)

著者 :
  • エンターブレイン
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047289215

作品紹介・あらすじ

次期女王レティーツィアと、ノーザルツ公国君主の元に届けられた、キルフ帝国・建国祭の招待状。差出人のサインに不気味なものを感じつつもキルフ帝国へと向かったレティは、そこで皇帝に関するとんでもない噂を耳にする。その真相を確かめようと、レティは己の騎士とノーザルツ公、さらにはイルストラ国の王子も巻き込み、ある企画を立てるが…!?最強女王伝説、自身の役目に気づく第6弾。

感想・レビュー・書評

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  • 北の国のキルフ帝国の建国祭に招かれるレティーツィアたち。そこで第1皇子ミハイルの皇帝の座を狙う陰謀に巻き込まれていく。それでも着々と手を打っていくのがさすが。悪女の手練手管を使ったり、ピアノの腕前を披露したりと頼もしい。デュークはレティは「お人好しで、それが人誑しになる」ということを見抜いていて、今回も孤独な皇女アナスタシアに優しい心遣いをして、なかなか感動的だ。本人は、打算でやっているんだと言うけどね。なぜ自分が騎士王の生まれ変わりなのかということに気づくところも、ああそうかと納得させられる。こっそり言うとね、戦争をしないということなのだ。

  • 5人目が決まりました。
    どこかには入るだろうなと思ってはいたのですが、5人目でした…。私としては、5人目になってしまったかー、とも思う(笑)
    色々と持っていってくれました(笑)

    さて、前回火種を残して終わったキルフ帝国が今回の舞台です。何かと王位継承問題に巻き込まれてる感の強いレティですが今回も見事に王位継承問題です。
    いつぞやのイルストラのヴィクトル王子が何かと笑いを持っていくポジになってきたな、と。彼の婚約者のアナスタシア姫も出てきましたが、レティに見事に転がされました。人たらし罪深い。

    私ご贔屓のクレイグさんは何時ものように暗躍、ではなくレティに付いて回る立場でした。その割りに会話にはあんまり入ってないので残念。

    そこはかとなくデュークとの間にあるものを匂わせてきたので色々と楽しみです。続きまーだー!?

  • 新しく重要な女性キャラが出てきてレティさんとは違う魅力をもったカッコイいより可愛いが優勢な性格が良かった。

  • 次期女王になることが決定している王女レティ。今回は政情が不安定なキルフ帝国へ招待されたため、騎士たちとともに出向いたが……。より一層ラブを抜きにかかってきましたな(笑)。お互いに異性を操ることで情報を得たり、かけひきしたり、うわうわ(笑)。レティはいよいよ人たらしへの道を突き進んでいくみたいですねー。

  • おーっと、次巻へ続くパターンですね。
    楽しみ楽しみ

    2017.10.17

  • 5人目は銀狼公!?
    シェランに続いて、またしても側仕え出来なさそうな騎士(笑)。
    今後、そんなのばっかり増えて行きそうな気もしないけど、個としてはまぁ、申し分…ないのか!?

    とりあえず、キルフ帝国問題がまだ片付いていないので、今はそっちの展開を気にするとしようかなw

  • キルフ帝国・建国祭の招待状。
    孤独な姫アナスタシアの心をひらくレティ様と、次期皇帝になりたいミハイルの暴挙の展開。
    帝国と緩衝剤になるノーザルツ公国を救い戦争回避のために、一計を案じるレティ様です。

    デューク、幸せになって欲しいと、他の女の話をはじめられて、ぎゃふんだったナ。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3276.html

  • シリーズ6巻目。

    5人目が決まりました。やはり、というか何というか(笑)思いの他、騎士になるのが早い気がしました。ノーザルツ公にとっては突然で不本意かつ屈辱的(笑)な叙任式でしたが。前巻で皇子であるシェランが騎士になったのでノーザルツ公も有りでしょう!でも彼は本当に名前だけのナイツオブラウンドになりそうだなぁ~。・・・でも、レティに付き従うノーザルツ公って何か違う気もするし、彼には俺様な感じでレティとやり合って欲しいです(笑)

    6巻でもレティの人たらしパワー炸裂(笑)美女まで落とす凄まじさww今回登場のヴィクトルの婚約者アナスタシア姫、健気ですね~。彼女の兄・ミハイルを影で操っているのはやっぱりアナスタシアの弟・アルトールなんでしょうか?でも、最後らへんでヴィクトルも何かきな臭い感じするし、誰が黒幕なんでしょうか・・・気になる。早く新刊出ないかな。

    デュークのことを考えないようにしているレティが可愛かった。それって裏を返せば、考えてしまうと好きになってしまうから考えないようにしてるってことですよね!ピアノを弾くレティを背後から見つめるデュークにキュンキュンしました。あと、レティに結婚したい相手が出来たら自分を頼りなさい、と言われた時の動揺とか。切ないなぁ。
    レティの命令のためとはいえ、慣れない軟派な態度に苦戦するデュークや、素人混成楽団の件とかはかなり笑わせてもらったエピソードでした。苦戦しながらも頑張る彼らに癒された(笑)

    7巻では皇帝殺害を企てた黒幕が明らかになるんでしょうか?
    コミックARIAでコミカライズも決まったようですし、楽しみです。でも、シルフとかで連載ではないのですね~。不思議~?

  • 4人目まで騎士が決まって、さあ5人目は?って思っていたら、予想通りノーザルツ公でした。元々一国の君主が騎士になれるのかなぁっては思ってはいましたけど、ノーザルツ公には大変不本意な状況で騎士に叙任されちゃいました。背に腹はかえられない状況とはいえ、レティが一枚上手でしたね。

    今回はレティの人タラしが炸裂してて、ミハイル王子にアナスタシア王女もみごとにタラされてました。ミハイル王子に悪い女を演じて総譜をもらったレティでしたけど、気の毒そうに見ていたクレイグがなんともいえません。

    今回はデュークもがんばって人タラししてましたけど、やればできるんですね。イラストでも見たかったです。でも、命令でがんばっていたのに、そういう人だとアナスタシアに勘違いされて、ちょっとかわいそうかなぁ。

    レティとデュークの関係も、ピアノを弾くレティの後ろから見つめるデュークとかよかったですし、何よりレティがアナスタシアに好みの男性を聞かれて、デュークに対しては、「好きになってしまうかもしれないから、考えないようにしている」って言ったのとか、ニヤニヤしちゃいました。デュークに聞かせてあげたかった。

    ミハイル王子を操っていたのは、どうもアナスタシアの弟アルトールのような感じがしますけど、めずらしく1冊で終わってなかったんで、早く続きが読みたいです。

  • 優秀すぎる兄たちのおこぼれで次期王位が転がり込んできたと言われるが、自分が王になることを知っていた王女レティの物語シリーズの6作目。
    今回は、不審な招待状を持ってキルフ帝国へ。そこで皇帝に関するとんでもない噂を聞いたレティは真相を確かめるために色々動く。悪い女を演じた可愛いおねだりとか(笑) 騎士たちも軟派な感じになってたりね(笑)
    これまでよりも『王達の会議の間』の場面は少なめな印象だが、新しい王が登場していい仕事してる。キルフの姫の婚約者であるイルストラ王子のヴィクトル、ノーザルツ公も。戦争を回避するためのレティの計画が痺れる。読み進めていく中ですごく高揚するのを実感した。あと、ノーザルツ公ってこんなに可愛い要素あったっけ?ってくらい急に可愛く見えたな。

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著者プロフィール

第13回えんため大賞≪二期≫ガールズノベルズ部門にて、「おこぼれ姫と円卓の騎士」が優秀賞を受賞し、作家デビュー。

「2023年 『聖女と皇王の誓約結婚 2 恥ずかしいので聖女の自慢話はしないでくださいね…!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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