蝉丸Pのつれづれ仏教講座

著者 :
  • エンターブレイン
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (439ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047280946

作品紹介・あらすじ

ニコニコ動画で話題をさらった、蝉丸Pの「仏教講座」が堂々書籍化!
仏教は、ドラクエ・FFのような長編シリーズの歴史と同じように複雑!
仏教の宗派とは、原作と二次創作の関係?

感想・レビュー・書評

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  • 2012年初版の、日本や世界の仏教の実状を、そして当時のネット業界を主としたサブカルチャーを知るのにうってつけ

    パロディギャグテイストで軽く読めそうだが、
    内容は全く侮れない。
    参考文献が非常に参考になる。

    ネット業界と日本仏教界を比べるなど、
    仏教家ならではのメタ認識力

  • 思ったよりもずっと細かいしっかりとした仏教講座だった。
    初めて知る内容ばかりだったので、仏教の取っ掛かりとして十分に興味を引ける。
    内容はちゃんとしてるんだけど、ネット用語とか、オタク界隈的注釈が必要なのはあっという間に廃れるところにドッグイヤーぶりを感じます。
    三章がちょっと難しかったよ。
    参考文献がどれもこれも読みたくなるので成功かな。

  • 素晴らしい仏教解説本。オタク用語なくても十分に面白いと思うwニー仏と蝉丸Pのロスジェネ仏教スターがニコニコ動画周辺から出るというのはやっぱり時代だ。

  • 「話3割に受け取るように」と本文の中にありますが、残りの7割を追えるように参考書籍が巻末に書いてある時点で良書です。
    巷の仏教書と名乗る自己啓発書やスピリチュアル本にはない奥深さと、たとえ話から来るわかりやすさが両立しています。

    参考書籍には入手が難しいものもありますが、カーリルやリブロンなどの図書館活用ウェブサービスを利用し、都道府県下すべての図書館から検索すると大体の本がヒットします。地元の図書館へ借りたい本を相互貸借をお願いすると、その本を在庫している図書館から取り寄せて貸し出してもらえるので、気になる参考書籍がある方は是非地元の図書館へ。

    またこの本を一読するだけではよく理解できなかった方には高校の倫理の教科書と学習書をおすすめします。
    私の手元にあるのは2009年の東京書籍の倫理の教科書と東京法令出版の倫理の資料集ですが、日本と世界の諸思想と諸宗教について述べられているだけでなく、仏教についても図入りで解説されているため、思想史全般をかたよらずに俯瞰しながらわかりやすく理解することができます。

    新編アプロ-チ倫理資料

    仏教関係の本は中村元先生の本ばかり読んでいたので、視野を広げるよい機会となりました。
    蝉丸様ありがとうございます。

  • この本はリア住である蝉丸Pがニコ生で放送した仏教講座を書籍化したものである。むっちゃおもろい!わかりやすい!難しい概念をネットスラング等で解説!更に注釈もついてあるからわからない用語が出てもとっても安心!特に2章は現代日本や海外の仏教事情を解説。とても読みやすい本です。



  • mmsn01-

    【要約】


    【ノート】
    ・blog not foundで

  • ギャグ要素をパロディだけに頼った、僕が嫌いなタイプのライトノベルのような仏教講座本。宗教の現代語訳に関してはやはり<a href="http://mediamarker.net/u/akasen/auth1/%E6%9E%B6%E7%A5%9E%20%E6%81%AD%E4%BB%8B/?st=regdate" target="_blank">架神恭介氏</a>に一日の長があると再認識。前半の説法集は、わかりにくいわけではないが、メインテーマがないだけにどうにもまとまりが悪く浸透しにくい。ただ現住職ならではの実感がこもったエピソードがあるし、後半の仏教誕生以前から誕生以後の展開の歴史解説は、圧倒的な勉強量を感じさせるだけの厚みがあるので、その辺りが知りたい人は読んでも損することはないだろう。

  • 現職僧侶でありゲーマーでもありニコ厨でもある著者が、アニメ・漫画ネタやネットスラングを駆使して「仏教」を語り尽くす。日々の生活に思い悩んでいる人、宗教全般に対して漠然と「なんか不気味」という印象を持っている人、ネットで毎日不毛な言い争いをして神経を摩耗させている人、そしてニコ厨は必読の書。

  • 思った以上に中身は濃いが、わかりやすいか、仏教に興味を惹かれるかはまた別の問題。ネット用語やゲーム用語が数多く使われているのでもちろんマジメに説明した本よりかは親しみやすいかもしれないが、肝心の部分になるとそうした比喩がなりを潜めて一気につまらなくなる。また、いまいち「何を目的として本書を読めばいいのか」という方向性が示されておらず、とにかく仏教のいろいろな知識を雑多に詰め込んだだけのような本に思える。

  • ずっと読みたかった一冊。ネットやアニメ?のネタで例えてはあるが、大変分かりやすく仏教の成り立ちから、身近な仏壇、法事の意味まで幅広く知ることができた。インドの仏教の興亡背景や、国内だけでなく海外の仏教事情が面白く、仏教は大樹でなく、ほうせんかの種のようなものという解釈…など仏教の理解が深まる好著。

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