- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047273078
作品紹介・あらすじ
「来年も、一緒に桜、みれるといいね」魂のむすびつきを感じた幼いタカキとアカリの無邪気な願いの行方は-もの悲しく美しい新海ワールドを映画とは異なる視点で描いたもうひとつの『秒速5センチメートル』。
感想・レビュー・書評
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転校生の明里と同級生の貴樹の小学生時代の出会いから大人になるまでの美しく悲しい恋の話。
前半はスイスイと読めたが、後半少しだらけたかな。
描写が美しいが、抽象的な表現が多かったので
もう少しわかりやすく物語が展開してほしかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アニメをまず観ておくのが前提。
第1話ー桜花抄ーは完全に明里視点でここの話を読んだ時点でアニメ版の感慨に浸ることができる気の早い人は巻末のどちらも出せなかったりアカリとタカキの手紙を読んでしまっても良いかも。
第2話ーコスモナウトーは貴樹視点。タカキくんは花苗にひどいことをしたよね(´д`)。ここはアニメ通りまだ余裕の無い貴樹が居ることの確認か。
そして第3話ー秒速5センチメートルー二人の視点が交互に出てくる。より貴樹と明里の内面に触れられる事と思う。気になる人は読もう。
個人としては、ああ、僕は貴樹だと思うほど同調してしまうことが多く、単に切ないでは全く言い表せない感情が湧いた。
言葉というのはなんて不便なんだろう… -
「秒速5センチメートル 加納新太著」読了。本屋に売ってなかったので、中古を嫁さんに取り寄せてもらった。良かった。映画の世界観を寸分と狂わせることなく、言葉で綴っていることに感嘆する。主人公の女性が薄情な感じがして理解できなくてずっとモヤモヤしていた。この本を読んで腑におちた。
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原作(映画)とは違う人物の視点で描かれている文章を読み始めた時、あぁ、これから描かれるのは あの物語では描かれなかった人物の心情であったり生活のディテールなんだ、と思った。そこから広がる世界に、少しずつ違和感を感じはじめる。何か根幹がずれているような、 そんな感覚。あぁ、そうだ。これは平行世界だ、と思った。時々交じり合いながら突き進む2つの世界。正直、あまり良くはなかった。少し乱暴に説明過ぎるように思った。心の有り様を言葉に表すのは、やっぱり難しいものなんだと、それだけ納得できた。
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これ読んだら映画に戻れへん
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九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/742786 -
幼かった男女が初恋を乗り越えて、大人への一歩を踏み出すまでの物語。
いろんな女性と出会って恋をしてもどこか昔の恋を引きずっている主人公の男性に対して、とても切なさを感じます。 -
「来年も、一緒に桜、みれるといいね」魂のむすびつきを感じた幼いタカキとアカリの無邪気な願いの行方は-もの悲しく美しい新海ワールドを映画とは異なる視点で描いたもうひとつの『秒速5センチメートル』。
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別の物語