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- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047036437
作品紹介・あらすじ
又兵衛風絵巻群は、ありきたりな仇討譚・復讐譚を描いたものではなかった! 美術史家たちの評価が最も高い『山中常盤物語』。豪奢で過剰な表現の『上(浄)瑠璃物語』。最初に制作された『堀江物語』。注文主の松平忠直はなぜ、「乳母」と彼女に育てられる主人の子や、「傅」一族同士の対立・抗争の物語を選んで絵巻を描かせたのか。絵画表現と詞書を丁寧に読み解き、3つの絵巻から浮かび上がる、知られざる近世政治史に迫る。
感想・レビュー・書評
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岩佐又兵衛の描いた絵巻の乳母に焦点を当てて,その注文主の松平忠直がまた絵師自身が乳母に母親と同等かそれ以上の絆や愛を感じていたこと,ひいては乳母が持っていた力が大きかったことなどを沢山の文献から提示していて,興味深かった.残念なのは沢山の絵巻の写真があってわかりやすかったのだが,小さすぎてあまりよくわからなかった.
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