- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046800848
作品紹介・あらすじ
大変なことは多いけれど、
これだけたくさんのケーキをつくれるのならきっと大丈夫。
そう思うのです。
Twitterで大人気の作家・午後(ごご)さんが送る
眠れなくて不安な夜の過ごし方を提案するコミックエッセイ。
パウンドケーキやスコーン、ガトーショコラ、プリン、豆腐アヒージョなどのレシピ付き
お菓子研究家・なかしましほさん絶賛
「午後さんのマンガは
ほかほかのケーキのよう
ちょっとダメな日も
ケーキが焼きあがる頃には
“こんな日もある”と思えるのです」
感想・レビュー・書評
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夜半の静寂の中、凛と澄んだ空気の中に、ケーキの焼ける甘い香りが漂ってきて、なんだかホッとするような、そんな読み心地のコミックエッセイでした。
紹介されるお菓子や簡単料理が、つつましくも美味しそうです。
肩肘張らず作れそうなレシピは、めんどくさいこと嫌、なときでも真似したくなるほど、シンプル。
よくしゃべる猫ちゃんと、優しい妹さんとの暮らしは、居心地良さそうですね。
スタイル抜群でどこかセクシーなオオカミに仮の姿を託した作者様の繊細さが良く出ているエッセイも素敵。
最後のエッセイは特にじんわりと来ました。
私がこうやって書き綴るレビューも、誰かへの宛名のない手紙なのかもしれません。
膝の上甘えることを思い出す我は猫なりここに在り(5552作) -
心が弱っているとき、そのひどさを測るのに、「料理」というのは確かにあると思う。
どんな料理が食べたいか、料理をつくる気力はあるか、など……。
そして、自分で食べたい料理をつくろう、と思えたとき、「ちょっと回復してきたんだな、わたし」と思うこと、確かにある。
とくに「ケーキを焼く」という行為は、とても良い。
なくても生きていけるものを、わざわざつくる、というのは、心の余裕にもつながっているし、焼いている間の香りもいいし、あまくて、あったかくて……とにかく、いい。
本書は、レシピ本としてももちろん役に立つ。
初心者でも簡単にできるレシピで、この本の通りにつくれば、焼き上がりの頃にはキッチンもすっかり片づいている(片づけるタイミングがいちいち書いてあるのだ!)。
いま、心が弱っているわけではないけれど、ひさしぶりにケーキを焼いてみたくなった。 -
なぜか引き込まれてしまう。
やわらかな空気を醸しだす感じが、とても心地良い。
オオカミさんに哀愁を感じてしまう。
なぜ主人公がオオカミなのかは、午後さんが子どもの頃に出会った絵本〜佐々木マキ著の「やっぱりおおかみ」にいたく感銘を受けて…だそう。
オオカミさんが夜な夜なケーキを焼く姿が、たまらなくかわいい。
不調を感じる日があっても、ケーキを焼いたり、散歩に出たり、ボォーとしてたり…も無理していないところが緩くて良いのかもしれない。
とてもわかりやすいレシピで、簡単に作っていくのを見て、なんだか久しぶりにケーキを焼いてみようかなと思った。
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午後さんの世界、好きだな。
「眠れぬ夜」が 怖くなくなる♪ -
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【書評】『眠れぬ夜はケーキを焼いて』午後 - 横丁カフェ|WEB本の雑誌(2021年3月11日)
http://www.webdoku.j...【書評】『眠れぬ夜はケーキを焼いて』午後 - 横丁カフェ|WEB本の雑誌(2021年3月11日)
http://www.webdoku.jp.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/cafe/fujimura/20210311084613.html2022/06/28
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あえて夜ふかししてケーキを焼きながら朝を迎えたいと思った。
本当に眠れぬ夜は、無心でお菓子を作ったら、不安やイライラが昇華できるかな。不安な時間を紛らわすというか共存しやすくできる本。あと、お菓子作りに興味がでた。 -
簡単にお菓子を作っているから、私自身もお菓子作りに俄然やる気が出てくる!!!笑笑
夜にお菓子作りするのって楽しいよね〜!!!
なんでだろう!昼にやるよりワクワクウキウキ感がある。笑笑
そして、出来たてを食べて翌朝の体重を見て、ショック受けるんよね〜笑笑 -
知り合いに紹介してもらいました。しんどい時に。甘いもの、癒しですね。嫌なこともレシピを見ながら作ったら、すっきり忘れられるかしら。ほんとに甘いものご馳走だと思います。
日常生活のもやもや癒される本。
こんなふうに本を読んだり、甘いものに思いを馳せる平和な日々がこれからも続きますように。 -
マンガとは知らずに購入。少しビックリです。
何か、ぬへ~~~という感じを覚える内容でした。
ほんとに偶にですがケーキも作ったことがあるので
こんなに簡単ならまた作りたくなりました。
5552さんのお手紙勝手に受けとってます
紹介くださった本ですね...
5552さんのお手紙勝手に受けとってます
紹介くださった本ですね、素敵な余韻に一緒にひたる気分です
簡単感嘆料理レシピもあるんですね~
めんどくさいこと嫌なときでも真似したくなるって魅力的
猫ちゃん、白い靴下のような前足がキュートです☆
短歌の主体が猫というのもご主人様との愛ある関係が描かれているようで素敵です
111108さん
私も眠れない夜は読書してさらに目が醒める日々でした
裏道の猫ちゃんに「やあ」と声をかけている姿にきゅんとしました
今度猫ちゃんに出会ったら真似してみます
5552さん
猫読のおすすめ本、これからも教えてくださいね!
ベルガモットさん
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5552さん
猫読のおすすめ本、これからも教えてくださいね!
ベルガモットさん
裏道の猫ちゃんに「やあ」と声かけても半分くらいは無視されますので、期待せずやってみてくださいね。
アイコンの猫ちゃんを褒めてくれてありがとうございます。
実はこの猫ちゃん、以前飼っ...
アイコンの猫ちゃんを褒めてくれてありがとうございます。
実はこの猫ちゃん、以前飼っていた猫ちゃんなんですよ。
本と猫、という、ナイスな組み合わせが気に入っているのと、いなくなっても、かわいい家の猫には変わりがないので、引き続き採用してます。
今は、野良猫出身の白黒ツートンが家にいます。
私のへっぽこ短歌に感想をいただけてとても嬉しいです。
できた!と思ったら、ちゃちゃっと発表したい貧乏性……。
ベルガモットさん
宛名のないお手紙受け取ってもらえて感謝しています。
著者の午後さんがそう書かれていたんですよ。
映画や小説、芸術はすべて宛名のない手紙じゃないかと。
だったら自分の書くレビューもそうじゃないかと。
覚悟が全然違うし、おこがましいかもしれませんが。
111108さん
猫のおしりの匂いを嗅ぐってハードル高いですよね。
私も最初はビビりました。でも意外と……、モゴモゴ。(確実に引かれている…)
嬉しいこと言ってくださいますね!
猫読のおすすめ本は思いついたら紹介するかもしれません。