はだかの王様 億万長者がすべて失ってわかった絶対にやってはいけない42のこと (角川フォレスタ)
- KADOKAWA/角川学芸出版 (2014年10月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046539694
感想・レビュー・書評
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# 書評☆3: はだかの王様 億万長者がすべて失ってわかった絶対にやってはいけない42のこと | 与沢翼が2回の経営破綻で学んだこととは?
## 概要
- 書名: はだかの王様 億万長者がすべて失ってわかった絶対にやってはいけない42のこと
- 副題: 億万長者がすべて失ってわかった絶対にやってはいけない42のこと
- 著者: 与沢 翼
- ISBN: 9784046539694
- 出版: 2014-10-25
- 読了: 2020-09-07 Mon
- 評価: ☆3
- URL: book.senooken.jp/post/2020/09/09/
## 評価
与沢翼の調査中に読んだ1冊だ。
2014年4月に納税滞納により,2回目の経営破綻後,次の準備中に書かれた本となっている。
2回の経営破綻で感じた禁忌を一般化して42の原則にまとめられている。
一般化された成功法則がまとめられた「[秒速で10億円稼ぐありえない成功のカラクリ](https://book.senooken.jp/post/2020/09/01/)」の対になっている内容に感じた。
一般的なこともけっこう多いのだが,与沢翼ならではの原則が書かれており,興味深かった。
## 引用
> ### p. 80: Business 15 アイデアをすぐに実行に移してはいけない
> 『孫子』の兵法は、武将としてあるべき姿、国王としてのあるべき姿について書かれた中国の古典ですが、現代のマーケティングに応用できる記述が数多くあります。
>
> その中で私がよく用いていたのは、
>
> 「遠くにいるときは近くに見せて、近くにいるときは遠くにいるように見せる」
>
> 「力が弱いときは強く見せて、力が強いときは弱く見せる」
>
> という考え方です。
>
> 強いと思われれば攻め込まれない。その隙に意表をつく。あるいは、弱いと思われれば手を抜いてかかってくる。そこをネズミ捕りのように狡猾に罠に嵌める。これらは相手の裏の裏をかき、虚を突くという発想です。
与沢翼が参考にしている「孫子」からよく用いていた記述が紹介されていた。孫子や三国志は読んだことがないので読んでみようと思った。
> ### p. 140: Mind 29 好奇心旺盛ではいけない
> 1万時間続ければプロになれる
>
> 中には「何をやったらいいかさえもわからない」という人もいます。
>
> そういう人は、好きなことや関心のあることから始めてはどうでしょうか。
>
> アメリカのジャーナリストであるマルコム・グラッドウェル氏は、『天才!成功する人々の法則』 (講談社) という本の中で、次のようなことを述べています。
>
> 「人が何かに習熟して一流になるには、累積1万時間かかる」
>
> その道のプロになるには、1万時間の努力を続ければいいというわけです。
有名な1万時間の法則について最初に解説された本が紹介されていた。こちらの本も是非読んでみたいと思った。
> ### p. 184-187: Mind 40 日常的にトラブルを抱えてはいけない
> 幸せの条件は、仕事と家族の両方がうまくいくこと
>
> 幸せを手に入れるための条件がもうひとつ。
>
> 本当の幸せを感じるためには、仕事と家族の両方がうまくいく必要があります。
>
> 『クィーン・オブ・ベルサイユ 大符号の華麗なる転落』という映画は、不動産関連業で大成功を収めた夫婦が、リーマン・ショックによって頂点から転落していく過程を記録したドキュメンタリー。
> ___
> 仕事も家族もうまくいく。簡単ではありませんが、それを実現して始めて、凪いだ海のように平穏な心を手に入れられるのです。
映画の紹介は珍しかった。
## 結論
与沢翼の失敗の原則が整理されていた。
他の本に比べると控えめな感じで,具体的な話も少なくインパクトにやや欠ける本だった。
読み物としてさっと読むような本だと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても謙虚で至極真っ当で筆者のイメージが変わりました。良く言えばわかりやすくてサラリと読めるのですが逆にもう少し読み応えが欲しかったです。
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こういった失敗について語る本は成功法則本よりは良いと思います。
大きく感銘を受けるようなことはありませんでしたが、著者は珍しい体験をしているので、その人の話、という意味ではまあ面白かったと言えるかもしれません。 -
秒速で稼ぐ男、与沢翼さんの成功ではなく、失敗についてつづった本。
これは、なんとも微妙な。著者は他人の経験、失敗を自分の状況に引き付けることが大切、といっているけど、そもそもお金がないとできない、やらないことが多いような気がした。
この本もふまえてやけど、与沢さんがどんな考え方をしているのか、これからどんな人間になっていくのかで確かめられるでしょう。楽しみです。 -
・在庫管理などのどんぶり勘定は絶対NG
・財務管理の徹底
・金の流れをくどい程に把握する
・収支だけでなくバランスシートを重視して見抜け
・財務管理に甘い会社は消える
・最後に頼りになるのは資産だけ。稼ぐだけでは意味がない。会社が潰れても個人資産は築いておく
・少数精鋭の専門化チームでレバレッジをかけ集中する
・投資対象がなければ半年間ずっと新聞などのインプットだけで過ごす忍耐。
無駄な戦はしないbyウォーレンバフェット
・感情で動かず無駄な戦をしない忍耐力。
・アイディアを思いつく➡︎高速爆量の情報を取得する➡︎高速で実行する
(実行する前に必ず情報収集する)
・「この人のする事に対して責任を負える」と確信できなければ雇ったり付き人を迎えいれない。
(名前を利用される.横領.盗む)
・人に教えるのはエネルギーと時間を要する
・ハウステンボス、ディズニー経営勉強
・時代遅れな仕事でも時流に合わせればビジネスになる
・ペコペコしてくる人、自分もペコペコするのは時間の無駄。自分の軸を持てば引き寄せる。この分野は負けない、語れる、解決できるなど
・知名度を上がる程、付き合う人を絞る
・まずは軸を築く。軸がないフェーズで人に会っても興味を持たれない
・「私は今、孤独の中に生きています。若者には苦痛だが成熟した人間にとっては甘美な孤独の中に」byアインシュタイン
・経験や体験に投資する。一流所や人のしてない経験をする
・どんなに忙しくても1人になり考える時間を作れなければ死ぬ
・美人秘書を雇うと社員の信頼を失う
・ブラック企業の特徴
(美人秘書、HPで社長が目立つ)
・不義理な事や犯罪をすると反社会勢力に弱みを握られるので人として真っ直ぐ道を通し堂々と戦えるようにしておく。
(いざと言う時に100%の力が出せるように後悔が残る事は絶対にしない)
・「今なそうとしていることが、新聞の一面に載っても家族に恥ずかしくないかを問え」byウォーレンバフェット
・失敗も成功も分析をする時間を作る
・1日中クリエイティブな事で時間割を作る
(情報収集.事業計画修正.仕組み作り.読書.アイディア.イメトレ)etc.
・作業は社員や外注、ボランティアなどに任す
・トラブルから逃げずにすぐ解決
・好きな理由が明確な場合は遊び
(かわいい知的金持ちなど)
分からない場合は本気
・大量インプットが軸を作る -
成功本もよいですが、失敗を振り返る本は、これからスタートする若い人達には参考になるかと思います。ちょっぴり内容がうすめですが。