プロジェクトのトラブル解決大全 小さな問題から大炎上まで使える「プロの火消し術86」

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 321
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046055316

作品紹介・あらすじ

数々の炎上プロジェクトを解決、ゴールに導いてきた著者が、プロジェクトのトラブルを解決(防止)する方法を事細かに伝授する。
著者自身がこの本に書いた手法でIBM史上最大級のトラブルプロジェクトを解決したこともある「実践の書」だ。
準備→状況把握→原因特定とリカバリプラン策定→リスタートを切る→リカバリ遂行→クロージング という流れに沿って、プロジェクト上で起きるあらゆる落とし穴をカバーする。
加えて、メンバーモチベーションの管理および、リーダー自身のためになるリーダーシップとメンタリティについても解説。
「ずっと使える100の質問」の作り方、1人決断タイム、犯人活用法、正しいバッファーの置き方、チームのルール作り、オフィス改善のコツなど、超具体的な手法が満載!
プロジェクトマネジャー初心者、何かとトラブルが起きがちなチームリーダー、既に何度も炎上プロジェクトを任されたことのある人まで、学びのある1冊。

感想・レビュー・書評

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  • 明日から取り入れることのできるノウハウ集でとても実践的だと思いました。
    炎上プロジェクトじゃなくても取り入れることできそうです。
    特にバッファの考え方とうかつに謝らないの2点に関しては意識したいと思いました。
    今後、新しいプロジェクトに参画する際はリーダーとしてでもメンバーとしてでも一読したいです。

  • 面白かったので一気に読んだ。
    折を見て、また読み返したい。

  • パラパラっと通読。

    テクニカルなところと情感的なところと良い塩梅ですね。大切なのは徹底的な分析と現状把握からの必ずトラブル解決したるという確固たる信念。そう受け止めました。後はメンバーの意見を総合して最終的な判断は自分、厳しい態度も仕事という割り切る力。そういったところでしょうか。

  • スゴ本さんで紹介されていた、炎上プロジェクトの火消し本。いい本だった!◆この分野の本としては、かなり読みやすい部類に入ると思う。図解がそんなに多くなく、文章メインで書かれているところが個人的に好き。◆本書の中では、何度も「腹をくくる」という言葉が登場するけど、決して精神論ばかりが語られているわけではなく、実践で使える方法や手段がまとめられている。◆「形骸化したチェックリストは『マズい秘伝のタレ』である」というのには激しく同意。気をつけなければ…。◆久しぶりに「手元に残しておきたい」と思える本に出会えた。

  • ・やばい状態で管理すべきは、作業管理・進捗管理・課題管理の3点
    ・1タスクは5営業日(週次定例で完了未完了がチェックできる)
    ・タスクが遅延した場合は、理由・対策・リカバリ予定日の3点を報告させる
    ・規律やプロセスの順守は徹底させる。守らなかった場合は必ず指摘して放置しない
    ・期限を守らせる3つのテクニック
     1.期限の数日前に状況報告させる
     2.遅れることが分かった時は、わかった時点で報告する
     3.遅れた場合は、なぜ遅れたのか毎回問いただす
    ・メンバーが手におえなくても、リーダーが受け取るかどうか考える。取りたくなるのはわかるが、リーダーがボトルネックになってはいけない
    ・マイクロマネジメントは時限的に。宣言してから
    ・嫌がられてもきっちりメンバーに割り振って対応させること。恐れない
    ・メンバーに好かれようとしてはチームは弱くなる。メンバー全員から好かれることはない。それはメンバーにとって楽なだけ
    ・常に厳しいわけではない

  • 読んで良かった。
    骨身になるまで何度か読み返したい。

  • 腹を括る。
    最初にやるべきことで、やり遂げるために必要なこと。身に染みてわかってきた。
    再読本。

  • まず腹を括る。とても良い。

  • 非常に良い。
    1章の01に、"トラブル対応のファーストステップは「腹をくくる」こと。「自分は被害者だ」と思ったらそこで負け"と書いてあるのが素晴らしい。
    内容の7割はトラブル時に限らず、通常のプロジェクト管理でも実施するべきことなので、炎上案件に関係なく参考になる内容。

  • IBM出身のPMっぽい主張で、顕在化したトラブルを収束させる一過性の方法論としてはありなのかもしれません。

    トラブル解決というテーマで、腹括れ的な雰囲気で書かれているため、ある程度は仕方ないですが、トラブルを通して成長できて良かったです感が出ているのは、かなり拒否反応が出てしまいました。

    紙面の都合で省略しているだけだと思いますが、トラブル案件で心身を崩してしまい、離脱した人はダメな人という印象を感じてしまった表現がいくつかあり、とても残念に感じました。

    とはいえ、トップベンダーの大規模案件におけるトラブル解決は綺麗事だけでは片付かない大変な仕事なのかなとも思いました。

    とにかく、IT関係の多くの職場が心安らかに働ける場であって欲しいものです。

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著者プロフィール

木部 智之(きべ・ともゆき) 
パナソニック コネクト カンパニー役員
横浜国立大学大学院環境情報学府工学研究科修了後、2002年に日本IBMに入社。数々の炎上プロジェクトの火を消し、エグゼクティブ・プロジェクト・マネージャーに。2018年よりパナソニックのソリューションビジネスの立ち上げに従事し、2020年最年少執行役員に就任。プロジェクト現場に従事する傍ら、人材育成にも力を注ぎ、社内外でビジネススキルに関する研修やセミナーを実施。著書に、『優秀な人がこっそりやっている仕事のスゴ技75』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『複雑な問題が一瞬でシンプルになる2軸思考』(KADOKAWA)、『超速PC仕事術』(東洋経済新報社)など。「プレジデント・オンライン」「東洋経済オンライン」ほか、ビジネス誌にも執筆多数。

「2022年 『入社1年目のビジネススキル大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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