4 Focus 脳が冴えわたる4つの集中

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046048592

作品紹介・あらすじ

「4つの集中」(4 Focus)を使いこなせば
脳のポテンシャルが引き出され
記憶力・思考力・発想力・創造力が最大化!

「メールに対応していたら、集中力が切れてしまった」
「途切れた集中を元に戻すのに時間がかかる」
「勉強しなければならないのに、やる気が起きない」
集中力について、多くの人がこうした悩みを抱えています。

しかし、集中状態の作り方に「法則性」があることは
あまり知られていません。
その仕組みを知れば、誰でも何歳からでも
集中力を育むことができます。

決して勉強が得意な学生ではなかった著者が
アメリカの名門大UCLAに入学し、飛び級で卒業できたのは
「4 Focus」を使いこなすことができたから。

多くの人が1種類しか使っていない「集中」には
実は4つのモードがあるのです。

本書には、今日からすぐに実践できる
科学的で効果的なトレーニング&ワークも満載しています。

1つに頼らず、4つのモードを行き来して
最高のパフォーマンスを手にしましょう!

感想・レビュー・書評

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  • 内向きか外向きか、広くか狭くか、
    と言うに軸で4つの集中モードを提言。
    外狭の「入門集中」は明確なタスクを効率よく。
    外広の「俯瞰集中」は経験で得た知識に基づく気づき。
    内狭の「記銘集中」は自分との対話と予測。
    内広の「自在集中」はマインドワンダリング。
    なるほど、こんな考え方もあるのかと新鮮で面白い。
    特に自在集中については
    「参加中の会議も気にならないくらい空想の世界に集中」
    と表現できるという点に目からウロコ。

    また集中力を維持する「エナジーシステム」も解説。
    ドキドキのノルアドレナリン。
    ワクワクのドーパミン。
    ドーパミン分泌を助けるβエンドルフィン。
    ドーパミン型集中に「ノルアドレナリンの風を送る」
    ことで集中力はMAXに。

    その他多くの内容は、前著の「BRAIN DRIVEN」と重複。
    それでも表現が上手なんだろうな。
    勉強になりつつ、とても面白く読めた。

  • 脳科学の観点から集中力の引き出し方を解説

    デフォルト・モード・ネットワーク 無意識
    セントラルエグゼクティブネットワーク 自発的
    サリエンスネットワーク ネットワーク切替

    セントラルエグゼクティブネットワーク
    →記憶ドリブン
    →デフォルト・モード・ネットワーク

    ポジティブな場面をノートに書いていく

    脳が自然と受け取る情報は1000分の1

    Use it or Lose it

    経験によって後天的に神経細胞と神経細胞の繋がりが強化される仕組みが備わっている

    心理的安全性かないと集中力を発揮できない

    息を吸っているときは交感神経が優位、吐いているときは副交感神経が優位

    心理的安全性を得られる行為を影響の強さと近づきやすさでマッピングする

    記銘集中(内に狭く)
    入門集中(外に狭く)
    俯瞰集中(外に広く)
    自在集中(内に広く)

    集中力のエナジーシステム
     ドーパミン
     βエンドルフィン
     ノルアドレナリン

    目的のものを手に入れた瞬間より、過程の方がドーパミンが出る。

    有酸素運動をするとβエンドルフィンが出る

  • ◎4FOCUS 脳が冴え渡る4つの集中

    Q.仕事に対して集中して取り組むためには?
    A.ポジティブに捉える&集中するルーティンを作る

    ◉ポジティブでいるために
    ポジティブな出来事を書く
    なぜそうなったのか理由を書く

    ◉心理的安全性を作る
    うまくいった場所と時間、やり方を結びつけていく
    ex)モヤモヤしていたがベランダに出たらスッキリした

    ◉イメージトレーニング
    自分の理想の姿を思い描くことで、行動に現れる

    ◉神経物質
    「今、自分の中でドーパミンが出ている」と認識することが大事
    ルーティンを作る(音楽・ポーズ・呼吸など)

  • 読み終わって自身に変化が生まれた事。
     ・記憶力の定着を身に染みて感じる。
     ・3つの脳内物質の発生を意識的に感じる。
     ・他人がイチイチ一言余計なのは、デフォルト
      モード・ネットワークの影響なのだなと割り
      切れるようになった。
     ・今自分の脳がどんなシステムが働いて、感じて
      考えているのかを理解できるようになった。
     ・脳の使用率8%→10%くらいな気持ちの持ちよう。

    ーーーーーーーーーーー
    気になっている人・これから読む人へ
     覚えた方がいい専門用語は3-4-3で10個くらい。
     あれなんだっけ?くらいな気持ちで読み進めて
     中盤で今アレが機能してるのか!って意識して
     また前のページ戻って専門用語を思い出す(見つける)
     と、一気に頭に入ってくる上に、自身の成長が楽しく
     なってドーパミンドバドバでます。
     僕は2日間で読みましたが、これがオススメかも。
     1日目1〜2章まで、2日目3〜4章を読みつつ1〜2章
     の専門用語を思い出しながら意味を予想する。

  • 集中できる環境づくり

    集中するための外部環境と、身体と脳を含めた内部環境を整えるための考え方。メタ認知と心理的安全性、集中の4つのモードの使い分けと集中を持続させる2つのエナジーシステムを理解せよ。

    ■概要
    ・集中には4つのモードがある
      - 外向き(自分以外)or内向き(自分以外)
      - 広く(発散)or狭く(収斂)
    一般に外向き×狭くが集中と呼ばれるが、それ以外も大切。特に内向きに狭く(内省や自分との対話)や、焦点を絞らない(広く)、何となく自分の中から湧き出るアイデアが出ることもある。

    ・それに至るまでの心理的安全性
     呼吸法(フィジカル)から自分を変える 

    ・集中を持続させるエナジーシステム
    ドーパミン、βエンドルフィン、ノルアドレナリンを上手く使い分ける。ノルアドレナリンはコルチゾール分泌によりストレスも感じるので、長続きしない。βエンドルフィンは慣れが来てしまうので、より五感に訴える刺激で自分を高めよう。
    (百聞は一見にしかず、百見は一体験にしかず)
    筆者もUCLAを直接見たからβエンドルフィンが極限まで出たとのこと。

    ■感想
    相変わらず読みやすい文章、分かりやすい言葉とキャッチーな絵柄で頭に入りやすい。さすがneuron fires〜がベースにある人、読者の脳内で関連づけて頭に残りやすい様にしてくれている。

  • 集中の方向:内側or外側
    集中の広さ:狭くor広く

    入門集中:外に狭く
     ゴールが明確なもの シンプルタスク 人の話を理解
    記銘集中:内に狭く
     記憶に定着させる。自己との対話
     課題解決、振り返り
    俯瞰集中:外に広く
     ざっくり理解する、瞬時に判断
     過去の経験が蓄積されているもの
    自在集中:内に広く
     ぼーっとしている、自由に思考
     内観、散歩、シャワー、お皿洗い、運転中など
     創造性が発揮される

  • セントラル、デフォルト、セリエンス

  • 何か目標に向けてることで、集中できる。
    自分のとっての幸せに気づける人が幸せになれる。
    行動してチャンスの表面積を広げる
    ノルアドレナリン先行の集中は持続性が短い。ドーパミンを追加注入。ドーパミンを分泌を助ける作業は、βエンドルフィンが促す。
    瞑想していても、雑念(ワンダリング)発生しても受け入れる。
    四つの集中を使う
    入門集中・・・インプット勉強
    記名集中・・・自分との対話 予習が大事予測機能は働かせる 入門集中で取り入れた情報を呼び起こす作業 なんのためにやるかよく考える。
    俯瞰集中・・・体が勝手に反応する 閃きを得る
    自在集中・・・自在集中では、自分の内側から湧き出る思いに気づく 瞑想・絵を眺める

    脳は使えば使うほどに、成長する。これからは、4つの集中を意識して、自分の楽しいことを探しながら旅します。

  • 外に広く、内に広く、集中したい。


  • ★結論
    自身のドーパミン源(モチベータ)を探索、発見し、活かす事で、無限の集中力を手に入れる。また、ストレスを味方につける事で更なる相乗効果を狙え。

    ★集中力を司る、脳の種類
    ①凛とした脳→自制され、落ち着いた脳
    ②燃える脳→質の高い集中、短期一点集中

    ★凛とした脳
    ・凛とした脳には、心理的安全性が必須
    →ストレスを感じた前頭前野は、論理的な処理が出来なくなる。

    ★激しく燃える脳
    ・激しく燃える脳には、ドーパミンドリブンの集中が必要
    →ドーパミン×ノルアドレナリン=超集中
    (持続モチベーション、激しく燃える脳)

    ★心理的危険性の原因
    →物事に対する曖昧さが、心理的危険性を助長する。
    ・心理的安全性を保つ
    ①ストレスの対処法をストックする。
    →対処法をストックしておくことで、ストレスを解消するだけでは無く、ストレスに強い自分を作れる。
    ②自律神経を操る

    ★4つの集中力
    ①入門集中(外に狭く)
     →試験勉強、面接など
    ②記銘集中(内に狭く)
     →自己分析、過去を思い出す時など
    ③俯瞰集中(外に広く)
     →バスケのPG、バイトリーダ、デリなど
    ④自在集中(内に広く)
     →白昼夢、デリバリー、散歩など

    ★リノリーバル学習
    →新たな情報と、自分の記憶を結びつける学習方法。新たな情報を、自分の経験として受け取るため、脳の定着率が激的に上がる。
    ・具体的なアクション
    重要と感じる情報があったら、本と目を閉じて、自分の記憶や経験と結びつける。それかメモる。

    ★集中力を高める神経伝達物質
    ①ドーパミン
    →seek.want.like、報酬予測で分泌される
    ②βエンドルフィン
    →ドーパミンとセット。ドーパミン分泌促進
    ③ノルアドレナリン
    →危機を感じると分泌される。
    コルチゾール分泌を促すため、過剰に分泌されると、心理的危険性が高まる

    ★βエンドルフィントレーニング
    ・運動
    →運動をする事で、体にストレスがかかる。そのホメオスタシスとして、βエンドルフィンが分泌される。use it lose it の法則から、運動を繰り返すことで、βエンドルフィンの回路が強化されていく。


    同著者のブレインドリブンを読みやすくした感じ。
    その分浅くなってるけど。

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著者プロフィール

青砥瑞人(あおと・みずと)
株式会社DAncing Einstein代表。日本の高校を中退。米国大学UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の脳神経科学学部を飛び級卒業。脳の知見を、医学だけでなく人の成長に応用し、かつAIの技術も活用する、NeuroEdTechとNeuroHRTechという新しい分野を開拓。同分野において、幾つもの特許を取得する脳神経発明家。新技術も活用し、ドーパミン(DA)が溢れてワクワクが止まらない新しい学び体験と教育・共育をデザインすべく、株式会社DAncing Einsteinを2014年に創設し、Founder CEOも務め、学校、企業、学生、先生、社会人、などの垣根を超えた人の成長とウェルビーイングのデザインに携わっている。著書に『Brain Driven』(ディスカバー21)『HAPPY STRESS』(SBクリエィティブ)『4 Focus』(KADOKAWA)などがある。

「2021年 『最新の脳研究でわかった! 自律する子の育て方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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