ひとり時、円居時 暮らしに寄り添う 器と道具

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046043849

作品紹介・あらすじ

京都で知る人ぞ知るこだわりの器と道具の店、『木と根』を夫と共に営む著者が、店舗で扱っているものにこだわらず、長年暮らしの中で愛用している調度を紹介。ひとりで過ごす時、大切な誰かと過ごす時、気に入りの器や道具を選び使うことで、かけがえのない大切な日々を慈しむことができる楽しみを語るエッセイ。

『器や道具は使うからこそ美しい』
林さんはそれを教えてくれました。(香菜子/モデル・イラストレーター)

<構成>
■円居時(まどゐどき) 
日常に寄り添い、記憶の中にそっと残り続ける道具たち
●「たおやかなもてなしの大浅鉢」  ・・・市川孝の青磁鉢
●「気負わず、気取らず、日常使い」  ・・・古物の朱の漆椀
●「食材の色が際立ち卓上が締まる黒漆器」  ・・・富井貴志の菓子器
●「おおらかな『くらわんか碗』で召し上がれ」 ・・・岡田直人の松灰釉高台飯碗
●「注ぐ形が愛らしいゆらぎの器」 ・・・奥平明子の大きなガラス鉢 /他

■ひとり時(ひとりどき)
ひとりご飯
残りものもちょっと豪勢になる。器は卓上の名脇役
●「絵柄を愛でる器と向きあう心地よい時間」 ・・・全日根の絵付け皿
●「トーストはずっとカリッと。パン食さんに使って欲しい皿」 ・・・山口和宏のクルミのプレート
●茶漬けの支度 三景色  /他

ひとりお茶
●「育てるように変化を楽しむ魅力ある土もの」 ・・・高木剛のコーヒー碗
●「葉の揺れを眺めながらほどける時間」 ・・・橋村大作の別注ガラスピッチャー
●中国茶のセット 三種の しつらえ /他

花生け遊び
●「オブジェのように存在感のある漆黒」 ・・・吉田直嗣の筒型花入
●「李朝雑器に通ずる、歪さの美」 ・・・田中茂雄の焼き〆壺 /他

感想・レビュー・書評

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  • 素敵なタイトルだなというタイトルに惹かれた作品。静かで、平和で、時間を大切にする人のタイトルだとピンとくるのだが、暮らしに寄り添ううつわと道具という副題を見るにつけ、おそらく感覚が正しいと思う。
    岡田直人氏の作品など、お店で個展を開いているので繊細、且つ優雅に見える。パンは木のお皿、陶器だと、湿気が出てパンが柔らかくなってしまう。黒をベースに、お皿の全部ではなく一部に盛り付けると非常に美味しく見える。
    オケージョンによって、またひとりなのか、家族との食事なのか、いろいろシナリオはあるけれど、総じてバランスだなと。

  • 思ったよりも文章が少なく、生活にあるうつわの空気を伝える本。さらっと読める。

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著者プロフィール

1990年 京都芸術短期大学卒業。デザイン事務所を経て、夫と共に、京都で器と日用道具の店『木と根』を始める。作家の個展を定期的に開催し、扱う物は、使いやすく丈夫で長く愛用できるものを厳選。その目利きには定評がある。また、自身の経験を要望として作家に伝え、オリジナルの道具を作ることも。2019年に『木と根』の分室『LAKEWALL gallery』もオープン。本書は、初の著書。

「2020年 『ひとり時、円居時 暮らしに寄り添う 器と道具』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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