俺か、俺以外か。 ローランドという生き方

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046041371

作品紹介・あらすじ

GACKTさん推薦!!
「読めばわかる。ボクがなぜ、コイツを弟と呼ぶのか」

ホスト界の帝王・ローランド、初の著書!
話題の「名言」から浮き彫りになるローランドの素顔を本書で初公開。
至高のプロ意識、唯一無二の存在である理由を、
哲学・美・愛・仕事・人生の多面的な切り口で語る。
ローランドのストイックなまでの生き方は、その名言を楽しむだけでなく、
あらゆる仕事をされている方、これから社会に出ていかれる方の
どちらにも熱く響き、明日への活力になる。
ビジネス・自己啓発書として、読まれる方の人生を変えるかもしれない。
「世の中には2種類の本しかない。ローランドの本か、それ以外か」

感想・レビュー・書評

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  • 【この作品を一言で】
    負けることなんて、恥ずかしいことでも何でもない。一番恥ずべきことは、ダメだった時の言い訳として、全力で頑張らないことだ。



    【感想】
    TV番組に出演しているローランド氏を見て、はじめはイロモノだと思っていた。
    ナルシストで、突飛なキャラをただ演じているだけの人。
    そして正直、「たかがホスト」と下に見ていたのかもしれない。
    だが、違った。
    ある日、この人はブランディングの天才なんだと気づいた。
    Youtubeでローランド氏のインタビューを見ているうちに、この人って本当に凄いモノの考え方をしているという事に気づき、今ではもう心酔するに至っている。
    そんなローランド氏の著書という事で、興味が湧いて即購入、即読了した。

    インタビュー動画と同じくらいの衝撃を受けた1冊。
    内容としては、彼の生い立ちであったり、どうしてホストになりどのように上に昇り詰めていったかというエピソードが書かれていた。
    そして随所に彼の考え方についての記述もあり、その1つ1つに非凡さを感じざるを得なかったな・・・・
    他のホスト達と大きく異なるのは、美しい外見だけではない。
    しっかりとした内面やポリシーを保ち、「張り子の虎」に甘んじていないところが彼の最大の強みなのではなかろうか。

    「魅せ方」の能力の高さと、非現実の空間や存在。
    そして、一言一言に見られるボキャブラリーのセンスの高さ。
    それら全ては、「お客様の為に何ができるか、どうすれば喜ばせられるか」という事に、彼の意識がフォーカスされているからだろう。
    そういったものの全てが、自身やお店の内装のエレガントさに通じているんだろうなと思った

    すごく心に響いた。が、到底マネなんてできない・・・自分はローランドになれない。
    だが、彼のようなカリスマ性を自身でもGETするためには、参考になる箇所も沢山あった。

    ・自分の考えを示すことはあっても、強要することはない
    ・プライドを持ち、エレガントに、美しく
    ・男たるもの、常に心に余裕を持っていたい。

    最後に、本書の最期の章で書かれていた内容について、特に心に響いたので抜粋。
    「負けることなんて、恥ずかしいことでも何でもない。一番恥ずべきことは、ダメだった時の言い訳として、全力で頑張らないことだ。」

    本書は本当にオススメの1冊です。


    【内容まとめ】
    1.俺はなんのために生まれてきたのか?人から必要とされて、脚光を浴び、熱狂させるためだ。

    2.好きな女を大切にすること、喜ばせることが男の幸せだ。
    確かに父親は母親に対して、常に紳士的に振舞っていた。常にレディーファースト。そんな背中を見て育った。

    3.みんながみんなローランドじゃない。
    なりたくてもなれない人もいるし、そもそもなりたくない人もいる。
    自分のペースでのんびりと歩いていくことを望む人もいる。
    それからは、俺自身、自分の考えを示すことはあっても、強要することなど絶対になくなった。

    4.年齢は、どれだけ生きたかは教えてくれても、どう生きたかは教えてくれないだろ?→「若いくせに」と言ってきた先輩に対して。
    年齢でものを見るな。できる奴はできるし、できない奴はいつまで経ってもできない。
    人間、どれだけ生きたかはではない。どう生きたかだ。

    5.プライドを持ち、エレガントに、美しく…「人生を懸けて常にカッコよくいたい」と強く思えるのも、俺の才能。
    エレガントであること。洗練されていること。
    俺が常に心がけていることだ。
    カッコいい男でいることがなによりの喜びだし、人生を懸けた一生のテーマだから。
    そのために生きていると言っても、過言ではない。

    6.デブは甘え。普通に生きていたら太らない。
    スタイルがいい人は仕事ができる。なぜなら、自分に厳しく、ストイックで、健康に気を遣っているから。
    一番の理由は、しっかりとトレーニングする時間を捻出するようにスケジュール管理ができているという点である。
    そして、時間の使い方がうまい人は出世する。

    7.そういえば、来週も映画を観に行く約束をしたよ。
    大好きな自分とね!
    一人旅が好きなのも、一人ドライブが好きなのも、大好きな自分とずっと一緒にいられるから。
    I LOVE 自分!

    8.「これ全員、俺が雇ったエキストラ。君と長く一緒にいたいからさ!」→デートからの帰り道、大渋滞している車内でローランドが言った一言。
    男たるもの、常に心に余裕を持っていたい。
    女性に気を遣わせるなんて、野暮なことはしない。
    女性をスマートにエスコートしてこそ、大人の男だ。

    9.自分の人生。一度きりの人生。
    サッカー選手という大きな夢を叶えられず、落胆して一度は生きる目標を失ってしまった。
    けれども人生は続くのだ。立ち上がって自分の足で歩かなくてはいけないわけだ。
    主役である自分がステージを降りてどうするのだ?
    主役は主役らしく、最後まで務め上げるのが主役である!

    10.負けることなんて、恥ずかしいことでも何でもない。
    一番恥ずべきことは、ダメだった時の言い訳として、全力で頑張らないことだ。
    中途半端に取り組んだ結果の敗北は、君に何ももたらしてはくれない。


    【引用】
    俺か、俺以外か


    p18
    俺にとって言葉とは、作品のようなもの。
    言葉を文字にすると、句読点ひとつで相手の受け取り方や印象は全く変わる。
    比喩や言い回しの工夫で、些細な一言がとても味わい深いものになったり。
    言葉ひとつで人生が変わったり、明るい気持ちにも嫌な気持ちにもなる。
    まさに奥深き芸術の世界なのだ。


    p29
    ・中学生の頃、父親とバーにて
    「男に生まれた幸せって何だと思う?」
    「それは、惚れた女に振り回されることだ」
    父親はきっぱりとそう言った。
    好きな女を大切にすること、喜ばせることが男の幸せだ、と。
    確かに父親は母親に対して、常に紳士的に振舞っていた。常にレディーファースト。そんな背中を見て育った。


    p38
    ・俺はなんのために生まれてきたのか?人から必要とされて、脚光を浴び、熱狂させるためだ。
    この業界に入ったばかりの頃は、「なんで日本一を目指さない?」という自分の考えを周りに押しつけて、軋轢を生んだ。
    「やるならナンバーワンを目指す」それが俺の生き方で、それしか知らなかった。

    だけど、みんながみんなローランドじゃない。
    なりたくてもなれない人もいるし、そもそもなりたくない人もいる。
    自分のペースでのんびりと歩いていくことを望む人もいる。

    それからは、俺自身、自分の考えを示すことはあっても、強要することなど絶対になくなった。


    p42
    ・世の中には二種類の男しかいない。俺か、俺以外か。
    歴史的な何かを成し遂げるためには、ある程度エゴイスティックになる必要があるし、自分は特別だと信じる必要がある。
    それには当然ながら、努力や発想の独創性、勇気が必要となるため、「俺以外」として生きる方が何倍も楽だろう。

    でも俺は、どんなに楽で居心地が良かろうと、「俺以外」として人生を歩んでいくのは嫌なんだ。


    p54
    ・100人が100人ダメと言っても、その100人全員が間違えているかもしれないじゃないか
    たとえば、「金銭感覚がおかしい」という言葉。俺には、努力不足の人が開き直っている言葉にしか聞こえないから嫌いだ。
    世の中の割合で言えば、金持ちとそうでない人は、そうでない人のほうが多い。だから多数決を取れば、金持ちでない人が勝るのは必然だ。

    多ければ正しいとは限らない。
    自分の価値観というものを大切にする。


    p58
    ・年齢は、どれだけ生きたかは教えてくれても、どう生きたかは教えてくれないだろ?
    →「若いくせに」と言ってきた先輩に対して。

    年齢でものを見るな。できる奴はできるし、できない奴はいつまで経ってもできない。

    人間、どれだけ生きたかはではない。
    どう生きたかだ。


    p72
    ・プライドを持ち、エレガントに、美しく…「人生を懸けて常にカッコよくいたい」と強く思えるのも、俺の才能。
    小さい頃、俺はゴッドファーザーの映画に心奪われていた。
    主人公はイタリア系アメリカ人マフィア、ドン・ヴィトー・コルレオーネ。家族を愛し、部下からの信頼も厚い。なによりも、洗練された物腰と着こなしに、釘づけになった。
    「洗練されたエレガントな男はかっこいい」
    小さい俺の胸に、それは深く刻み込まれた。

    エレガントであること。
    洗練されていること。
    俺が常に心がけていることだ。
    カッコ悪く勝つぐらいなら、美しく負けることを選ぶ。

    カッコいい男でいることがなによりの喜びだし、人生を懸けた一生のテーマだから。
    そのために生きていると言っても、過言ではない。


    p76
    ・デブは甘え。普通に生きていたら太らない。
    日々、体形の維持には細心の注意を払って生きている。だらしない身体になっていく自分は許せない。
    どれだけ過密なスケジュールであろうと、ジムでトレーニングする時間はどうにかして捻出する。
    自己愛が強いことは元々だが、好きな自分でいたい、理想とする自分でいたい、そして自分のことを嫌いになりたくないという気持ちも、自己愛と同じくらい強いのだ。

    スタイルがいい人は仕事ができる。
    なぜなら、自分に厳しく、ストイックで、健康に気を遣っているから。
    一番の理由は、しっかりとトレーニングする時間を捻出するようにスケジュール管理ができているという点である。
    そして、時間の使い方がうまい人は出世する。


    p89
    ・俺はローランドだからね。コンビニには手を染めないよ。
    自分の言葉や立ち居振る舞いから、極力「生活感というものを削ぎ落とす」ということを意図的にやっている。

    ホストとは、夢を魅せる仕事だ。
    そんな立場の人間に生活感があったら、夢なんて魅せられるわけがない。
    感覚として、ディズニーランドと同じだ。ディズニーランドは夢を魅せるということに関して、本当に徹底されている。


    p115
    ・「俺も(ローランドのことが)好きだよ!」
    もちろん、お客様のことは大切にしている。
    好きだという気持ちは嘘ではない。
    お客様を幸せにするために、日々100%の努力をしている。
    ちなみに「免責事項」として、「俺のことを本気で好きになっちゃダメだよ」とお客様にハッキリと伝えている。そういった関係性を望まれると、100%幸せにすることを約束できないからだ。

    そういえば、来週も映画を観に行く約束をしたよ。
    大好きな自分とね!
    一人旅が好きなのも、一人ドライブが好きなのも、大好きな自分とずっと一緒にいられるから。
    I LOVE 自分!


    p122
    ・「これ全員、俺が雇ったエキストラ。君と長く一緒にいたいからさ!」
    →デートからの帰り道、大渋滞している車内でローランドが言った一言。

    渋滞というのは、もうしょうがないものだ。
    どれだけイライラしようが、到着時間はさほど変わらない。それに、密室でイライラした人間といることほど苦痛なことはない。
    そんな時こそ、気の利いた一言で、ひと笑いでも提供してあげるのが男の器量ってもんだ。

    女の子の笑顔を見ると、俺まで嬉しくなる。
    なんてったって、女が喜ぶと書いて「嬉しい」だからね!
    渋滞だって悪くない。ゆっくりと話す時間だと思えばいい。そんな時こそ、今までの生い立ちや人生観をとことん話せるかもしれない。

    男たるもの、常に心に余裕を持っていたい。
    女性に気を遣わせるなんて、野暮なことはしない。
    女性をスマートにエスコートしてこそ、大人の男だ。


    p129
    人の気持ちには価値がある。
    そして、人の心や愛は、決して金だけでは買えない。

    金とは、決して何かを買うためだけにあるのではない。
    金で買えないものの本当の素晴らしさに気づくために、金というものが存在しているのだ。


    p131
    ・仕事道具に愛情を持てない奴は、仕事に愛情がない奴。そういう奴は嫌いだ。
    俺はこのホストという仕事にとてつもない愛情を感じている。
    そして、「仕事道具への愛情=仕事への愛情」だと思う。

    靴は毎日無心になって磨く。
    ホストの一番の仕事道具である携帯画面が少しでも割れたら、すぐ修理に行く。
    スーツは常にクリーニングに出す。
    タバコは吸わないが、ライターはデュポンをずっと大切に使い、ボールペンはモンブランだ。

    それだけ仕事道具にこだわっているのも全部、この仕事を愛しているからだ。


    p145
    ・寝てません。まぶたの裏見てただけです。
    まぶたという目の一番近くに存在しているにも拘らず、誰も目に留めてくれない、そんな悲しき存在であるまぶた。

    絶体絶命のピンチを救える力が、底知れない力がユーモアにはある。


    p157
    ・売れないときは、堂々と売れ残ってやる。
    勿論、調子が悪くても最大限の努力は惜しまない。
    だが、お客様が来てくれないからと言って、いつものスタンスを崩し自らディスカウントして叩き売りをする、バーゲンセールを開催するというのは、自分の美学に反する。
    余裕のなさを前面にさらけ出し、必死にねだったり自分自身をセール品にするなんて、全然美しくない!!

    一番いいものが一番売れるわけではない。
    街を見渡せば、ロールスロイスよりもプリウスが走っているじゃないか。
    売れなかろうと、堂々とショーウィンドウの中に佇んでいるからこそ、ロールスロイスなのだ。

    ローランドはいかなる時も自分をディスカウントしない。
    売れないんじゃない、みんなが買えないだけだ!
    無様に勝つくらいなら、美しく負ける。
    まぁ俺は、美しく勝つんだけど。


    p165
    ・「病みはしないね、悩みはするけれど」
    俺は、「病む」ということは絶対にしないと決めている。
    「病む」というのは、その場を傍観し、ただ嘆いているだけの状態である。何の生産性もなく、無駄な時間なのだ。

    「どうしたらもう失敗しない?」
    「どうしたらうまくいく?」
    「何が原因?」
    「解決方法は?」
    こう考える方が、よほど生産性のある時間となる。

    どうしたらその状況を解決できるのかという方向に、考えをシフトチェンジする癖をつけてみること。
    眺めてたって、何も変わらないんだ。
    人生成功したければ、やるかやらないかじゃない。やるか、やるかだ。


    p172
    ・自分の人生、自分が主役。
    サッカー選手という大きな夢を叶えられず、落胆して一度は生きる目標を失ってしまった。
    けれども人生は続くのだ。
    立ち上がって自分の足で歩かなくてはいけないわけだ。
    傷心が癒えるまで、誰かが代わりに2年ほど自分の人生を生きてくれる、なんてことはできない。
    その事に気付かなければ、危うく自分の人生をエキストラとして生きるところだった。

    自分の人生。一度きりの人生。
    主役である自分がステージを降りてどうするのだ?
    主役は主役らしく、最後まで務め上げるのが主役である!


    p182
    ・「貴方は親からもらった大事な髪を、殆どなくしているじゃありませんか?」
    →金髪にするのは親からもらった髪を粗末にする行為だ!と親戚に小言を言われて。

    もし人に対して憤りを感じても、声を荒げて伝えるのは紳士として少々不躾だ。
    なによりも、そんな事をすれば場の雰囲気が悪くなる。

    どんなときも余裕を忘れず、ユーモアを大切にすることを忘れるな。
    相手を罵り不毛な口喧嘩を勃発させるより、相手を抑止する一言をサラッと言えるのがデキる男だ。
    そして、笑いがあれば、大抵のことはうまくいくものだ。


    p186
    負けることなんて、恥ずかしいことでも何でもない。
    一番恥ずべきことは、ダメだった時の言い訳として、全力で頑張らないことだ。
    中途半端に取り組んだ結果の敗北は、君に何ももたらしてはくれない。

    成功するかしないかなんて心配するな。
    まずはひとつのことをとにかく全力でやること。ぶつかってほしい。
    成功すれば万々歳。もし夢破れても、その経験は貴方に反骨心という最高のパートナーをプレゼントしてくれる。


    p205
    「ローランドが下を向くのは、出勤時に靴を履く時だけさ」


    p209
    「天は二物を与えないなんて嘘に決まってる。俺はもらいすぎて困ってるから。返却先知らないか?」


    p211
    「前だけ見るのは人生だけだぜ」
    →後輩に運転指導をし、「ルームミラーで後方確認をしっかりするように」と言った後に続く言葉。


    p215
    「自分の大事なものぐらい、自分の力で守りたいからさ」
    →iPhoneカバーを付けないというポリシーについて聞かれて。ちなみに、あまりにもすぐ落として割れるので、今現在は付けている。


    p217
    「出演料はサービスしとくよ」
    →夢に出てきました!と言ってきたファンに対して。「その代わり、夢に出すなら主演で頼むな」というセリフがあとに続く。


    p221
    「ソファという展望台から、数えきれない人の人生というものを見てきましたからね」


    p224
    Q:1日のタイムスケジュールは?
    A:自身のコンディション確認のため、毎朝起きたら30分は鏡の前に立つ。そこから朝食を食べ、音楽を流しながらストレッチし、ジムワークを必ず1時間。シャワーを浴びて読書。そこから仕事に入る。


    Q:ローランドが考える男らしさって何?
    A:仕事への真摯な気持ちと責任感を持っているか。そして、辛い時に頑張れるか。
    いいときに頑張れる人はたくさんいるが、苦しい時、辛い時こそ男の真の姿が見えてくると思う。

  • 言葉ひとつで人生が変わったり、明るい気持ちにも嫌な気持ちにもなったりする

    相手の事を考えないで発言した言葉に
    若い頃は気付く視点もなく
    必要性も分からなかった

    だけど、言葉には力はがある
    発する言葉には責任が生じる

    俺は人の決めた人生は歩めない
    自分の人生の舵を人に譲って
    責任を放棄した先にあるのは幸せだろうか?

    この人生の主人公である自分の生き方を
    他人のせいだ、会社のせいだ、国のせいだ
    言ったところで
    自分の物語は一歩も進まない

    自分の言動は
    自分の意思でのみコントロールする事ができる
    あなたの意思を他人が操る魔法何て存在しない

    今の自分を環境を生き方を変えたいと思っても
    変えようと行動しない人は
    結局変わる意思がない人間だ

    思い通りにいかない事を周りのせいにする人間は
    結局それがその人の限界だと思う


    自分なりの哲学を大切に
    そして、自分のことを大切に

    100人が100人正しいと思っていても
    間違っているかもしれない

    多ければ正しいとは限らない

    人間どれだけ生きたかではない
    どう生きたか


    本当の好きとは、説明できない好きである
    説明しようと思っても説明できないけれど、なぜだか、心から惹かれてしょうがないもの
    なにか迷ったら直感を信じる

    条件付きの好きは、本当の好きではない


    本心を隠して気を遣い人付き合いをする
    恋人に嫌われないように取り繕う
    周りが違うから自分の気持ちに嘘をつく

    人付き合いで相手の気持ちに合わせることは必要だろう
    しかし自分の気持ちにまで嘘をついたら
    この世の中全てが嘘になる気がする

    スタイルがいい人は仕事ができる
    なぜなら生活習慣を管理し時間を管理できるから


    愛情形成と経験が人を作る

    ‪どんなにベタベタな手で触られても‬
    ‪髪の毛ぐちゃぐちゃにされても‬
    ‪引っ張って体の上に乗られても‬
    ‪嫌な気持ちしないどころか‬
    ‪可愛いと思うんだから‬
    ‪子どもは偉大‬

    ‪子どもには寂しい思いさせたくないと思う

    どんな状況であれ自分の周りの人は笑顔にした方が相手も自分も幸せ
    間違いない

    環境が、悪いなら
    環境自体を変えてやれ


    人の気持ちには価値がある
    金で買えないものの本当の素晴らしさに
    気付くために、金が存在している

    人は恐怖でもお金でも縛られない
    縛れるのは魅力

    簡単に手に入るものより
    手に入りにくいものの方が価値がある

    みんなに優しい人は二流だ
    なぜなら人並みだから

    目標を見失う
    夢が叶わない
    恋が実らない
    生きていれば思い通りに行かない事がある
    いや
    思い通りに行く方が稀である

    けれども
    人生は続くのだ

    目的も意味がなくても生き続けるのが人生だ

    意味が見出せないからって
    代わりに人生を歩んでくれる人はいない

    主役は死ぬまでずっと自分1人だ

    自分の事は責任持って自分で決めよう

    「これやれ、あれやれ、それやるな」
    言われた通りの奴隷となった瞬間
    主人公じゃなくなる


    頑張って最高の結果を出したり
    なにか大きな成功を摑むと
    不思議とそんな人達にも
    心からありがとうと思える

    人を恨む暇があったら
    過去を悔やむ暇があったら
    まず、めちゃくちゃ頑張ったらいいと思う

    成功したら万々歳
    失敗したって成長させてくれるし
    気持ちも引き締めてくれる

    全力出して向き合ったら
    全力で諦めもつく

    人生先が見えないのが不安?
    むしろ決まってしまった人生を歩むのは退屈だ
    人生はどうにだって自分で描いて決めたらいい

    去るもの
    追い越す。

  • 自分に自信を持つ、自分自身に嘘をつかない、そのようなマインドを持つことは大事。あらゆる人生の選択をする上での基準となる。そのマインドがないと常に回りや流行に流される人生となってしまう。

  • 美しい男の生き方が学べます。

    いうことがいちいち独創的でスマートでエレガントでユーモアなんですこの人。

    この本のなかで好きな言葉をいくつか挙げます。
    気に入ったものがあれば買う価値アリです。

    ・好きな自分でいたい、理想とする自分でいたい、自分のことを嫌いになりたくないという気持ちも、自己愛と同じぐらい強い
    ・人を恨む暇があったら、まず、めちゃくちゃ頑張ったらいい と思うんだ。
    なにかを成し遂げたら、そんな負の感情どこかへ行ってしまう
    ・人を恨んだり、過去を嘆いたりしてる人達は、きっと努力が足りない
    ・寝てないです。まぶたの裏見てました。
    ・スキンヘッドがヘアトリートメントしに来るぐらい馬鹿げてる。

    控えめに言って最高です。

  • 率直にこんな人が実在するんだ、と思った。
    なんていうか、漫画のキャラにいそうな感じ。
    決してディスっているわけではない。
    単にローランドのように、異常なまでに自己愛が強くて、自分の考えに確固たる信念を持っていて、ポジティブ思考で自信家。こんな人に出会った事がないからだ。
    いくつものはっとする名言が載っていて、新たな発見がたくさん出来て良かった。

    私的、クスッと笑えるような場面もあったので、笑いのセンスも兼ね備えてるなんて、ローランド様様だなと尊敬してばかりでした。

    ローランドがローランドであるように、私も私でありたいなと切実に思った。誰かのマネをするでもなく、言われるがままの道を歩むでもなく、、、。

  • ローランドという生き方はとにかく何事にも全力ですね。世界観も大多数の人々と違ってる気がして、自分の意思を貫く姿は素敵だなぁと思いました。
    普通なら弱気になってしまうような場面でも、独特な思考と強い意思があるから、強くて、真似したいくらいにカッコイイ。その1頁1頁は私にとって新しい思考の連続でした。自分に自信をもって前向きであることがなにより大切だと気づかされました。そして、そうできない時の対処法も書いてあり、参考にもなりました。素敵な本に感謝したいです。

  • Amazonの読み放題で薦められた。
    そうでなければ、誰がカネ出して読むかこんなもん。
    いや、そう思っていました、読み始めるまでは。

    いやー、そりゃモテるだろうな。
    頭の回転は速い。面白い。そしてこのさわやかな自己肯定感、これってひとことで言うと育ちがよい、ってことでは。
    ホストという業界に対する(微妙に嫉妬も入り混じった)偏見すら是正されてしまった。
    これがつくられたものだとしたら、それはそれですごいプロフェッショナリズム。

    誰かに説教したい、という薄暗い欲望から書かれたその辺の自己啓発書読むくらいならこっち読んだ方がずっとよい。

  • 抑鬱なときに読むと、気が晴れる。

  • 著者は、誰かにこの哲学を押しつけようなんて、まったく思っていないだろう。
    なぜなら「俺か、俺以外か。」、つまり「自分は自分、他者は他者」だからだ。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    「俺か、俺以外か。」というインパクトのあるタイトルに惹かれて、手に取りました。

    一見、「何イキってるんだよ」「この自己チューが!」と言いたくなりそうなタイトルですが、内容を読むとむしろ著者は「みんな、それぞれの考えがあっていい。自分なりの哲学を大切に、そして、自分のことを大切に。」(41ページ)というスタンスをとっています。
    だから「俺か、俺以外か。」というタイトルなのです。

    この本で述べられているのは、あくまでも著者の考える哲学であり、それを紹介しているにすぎません。
    ましてや、それを人に押しつけようなどという意図はみじんも感じられません。
    本書を読み終えて思ったのは、森博嗣さんのエッセイ「ツンドラモンスーン」でも述べられていたように、「ただこういう考え方をする人も、この世の中にはいるのだな」ということでした。

    ローランドさんは自分と他者の境界線をくっきりと持っています。
    自分と他者がちがう人間で、自分はどういう考え方感じ方をする人間なのか、知っています。
    だからこそ、他者を自分とは別の考え方をもった人間として思いやれるし、自分の人生を生ききるために日々全力を出しきっていけるのだなと感じました。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    著者の哲学のなかで一番好きなのは、この言葉です。

    「年齢は、どれだけ生きたかは教えてくれても、どう生きたかは教えてくれないだろ?」(58ページ)

    年功序列制度が現在進行形で幅をきかせているせいでしょうが、日本は年齢が上の人は敬わなければならない、という風潮がとてつもなく強いです。
    しかし年齢を重ねていても、尊敬できない人に敬意は払えないですよね。
    逆に言えば、若くても自分の人生を毎日一生懸命生きている人は、すごく素敵だなと思います。
    尊敬できるかどうかは年齢では決まらないし、自分も年齢の上にあぐらをかいていてはいけないのだな、と気をひきしめました。

    ちなみにこの本を小6の息子にも勧めてみたところ、とても気に入り、特に気になる言葉のところを何度か読み直していました。

    自分の人生を生きるために、すこしパンチの効いたユーモアのある哲学を知りたい方へ、オススメな1冊です。

  • 年末特番、「ローランド先生」に感動して手に取りました。笑

    ホスト界の帝王、ローランドの名言集。彼のポリシーや人生観、対人スキルを知ることができます。
    特番でも、いわゆるマウントを取るような上からの名言ではなく、ユーモアを交えて周りの人全てを楽しませる人間性に驚きましたが、この本でもさらに深く読むことができます。

    *気に入った名言
    「たくさん嘘をついてきたけれど、自分に嘘をついたことはないね。一度も」
    「この部屋が汚いの?それとも俺が綺麗すぎるから汚く見えるだけ?」

    ……はぁー。好き。笑 週一で読み返していきたいです。

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著者プロフィール

1992年7月27日生まれ。東京都出身。ホスト、実業家。株式会社 ROLAND GROUP HD代表取締役社長。高校卒業後、大学をすぐに中退し、18歳で歌舞伎町のホストとなる。歌舞伎町の売上記録を更新し続け、26歳で起業。自身がオーナーを務めるホストクラブ「THE CLUB」を立ち上げ独立。現在は実業家として脱毛サロン、美容室、アパレルブランド経営などの傍ら、TVや雑誌などメディアでも幅広く活躍中。初の著書『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』(KADOKAWA)は、30万部超えのベストセラー。

「2021年 『君か、君以外か。 君へ贈るローランドの言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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