- Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046022714
作品紹介・あらすじ
メルカリ、ドンキホーテホールディングス、イオングループなど27の勝ち組企業のケーススタディに基づく、
大前流「儲けの仕組み」がこの一冊に網羅! 圧倒的なボリュームで大前流「戦略的思考」の本質に迫る。
書き下ろし「大前式『21世紀のビジネスモデル』の描き方」も収録。
「みなさんにも、ここで取り上げている27のケースに対して、
『もし自分がこの会社の社長だったら、抱えている問題に対してどう取り組むか』
『この会社のトップなら、この会社の事業に対してどのような意思決定を下すか』
を自分なりに考えるトレーニングをしてほしいのです」(本書より)。
※本書は、書籍シリーズ「BBTリアルタイム・オンライン・ケーススタディ(大前研一のケーススタディ)」として発行されたケーススタディを収録にあたり改題、加筆、新編集したエッセンシャル版です。
感想・レビュー・書評
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『勝ち組企業のビジネスモデル』大前研一著
1.購読動機
著者大前研一さん、そして合計30社近くの企業分析と生き残り作戦を勉強できるからです。
2.本書のポイント
差別化が図りづらい時代に、生き残る原則は2つという。
①ソリューションファースト。
②顧客自身と契約、把握していること。
①②の事例でキーエンスをあげています。
営業利益率50%の彼らは、製造部門を内包しません。抱えこんでいません。
また、直接営業、代理店契約ではないため、顧客対応が早く、正確です。
3.本書の構成
この冒頭の理論のあとに、約30企業の展開があります。
どの企業分析にも共通は事実の整理です。
①外的環境
市場自体
競合、代替
②内的環境
事業成長率、利益率
製品の強み ユニークセルプロポジション
これを閲覧するだけでも、現況の整理の重要性がわかります。
3.視点の圧巻さ
VAIO
京急電鉄、京急不動産
ミズノ
この三社の結論、大前さんの示唆は、どこで戦うのか? いえ、どこで戦ってはいけないのか?が非常に理解できる事例です。
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27の企業について「自分がもしこの企業の経営者だったら、会社をどう経営するか?」について、
有名コンサルタントの大前研一氏が自身の考えを述べている本。
(厳密に言うと、おそらく大前氏の取り巻きのブレーンがプランを練り、大前氏が監修をしていると思われる。)
大前氏の考えを読む前に、ざっと自分なりにどうするのか考えてから読むとさらに理解が深まります。
27ものケーススタディーがあるので、膨大な分量ですが、
それぞれ固有の経営環境に置かれている各企業が、どのようにして生き残っていくべきなのかを知ることは、
自信の所属している企業がどのように生き残るかにも横展開しやすいような気がする。
(少なくとも、コンサルタントはそのようなところでこれまで付加価値を出してきたのだろう。)
なので、自社と同じ業界だけでなく、自社と境遇が似ている
企業を探し、読み込むとより得るものがあるような気がします。
読むの大変だけど、一読の価値はあります。 -
1つ1つのビジネスモデルを効率良く深いところまで理解するというよりは、どの会社が何をやっているのかがザクッと分かるようにもなっており、それを前提に読み進めるのであればお勧め。
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様々な業界の事例が27記載されており、それぞれに対する作者の戦略が分かりやすく紹介されています。分厚い本ですが、読みやすく参考になりました!
興味があるところだけ読むのも良いと思います。 -
各勝ち組企業の戦略、動向が大変分かりやすい。
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勉強になった。いろんな切り口からの検討。
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いろんな会社の現況や戦略が知れて良い。提言の部分は参考程度に。
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2,900円。著者の高度な思考に触れ、手法を学び、その上、ケーススタディ27本読める。
自動販売機でジュースやコーラに混じって金塊が120円で売ってたら買いますよね? -
この本を通じて戦略立案の練習ができる。
・同じお題が与えられたら、自分はどう考えるのか?どういう情報を集めるのか?
・もし同じ情報を集めたとしたら、どのように統合的に解釈するのか?