大人のための読書の全技術 (中経の文庫)

著者 :
制作 : 齋藤 孝 
  • KADOKAWA
3.50
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本棚登録 : 877
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046017109

作品紹介・あらすじ

仕事に追われる現代人に必要なのは「読書」。本を読まなければ、いい仕事はできません。大学教授、テレビ出演、執筆と多忙な毎日を送る著者の、最強の読書術を伝授! 「社会人が読んでおくべき50冊」リストつき。

感想・レビュー・書評

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  • 自分はまだ社会人では無いので仕事に生きる読書というのはあまり理解が出来なかった。社会人になる前にもう一度読みたい。
    今回は図書館で借りたが、手元に置いて部分的にでも繰り返し読みたいと思った。速読の技術や、本にそのまま書き込むこと、読書週間の身につけ方など色々と参考になった。

  • 2ヶ月前から読書を始めました。既に社会人になって10年以上経ちますが、今まで恥ずかしいことに隙間時間はスマホのネットニュースやゲームばかりしていて、本を読むという選択肢はありませんでした。
    最近、仕事の幅が広がってきたこともあり、理解力、語彙力、文章力の低さを実感することが多々ありました。そこで、始めるのに遅すぎることはないと思って、積極的に読書量を増やしているところです。
    とりあえず興味をもった本をジャンル問わず手に取って読んでいますが、このままで本当に身になっていくのか?気になり、この本を読んでみました。

    読書の素晴らしさはもとより、社会人の基盤として読書習慣が必須であること、限られた時間でその読書経験を効果的に積み重ねていくコツなど、齋藤先生の説得力のある説明でわかりやすく伝わってきました。
    おすすめの本も、順に読んでいきたいと思います。

  • まわりの人にしっかりしてると思われるには、想像力→理解力→予測力→提案力という複数の力を働かせることが大切。意識しておくと今後に活かせそう。

  • わかりやすかった!全ての考え方に賛成ではないけど伝え方やまとめ方がさすが上手いなという印象。オススメ本は特に参考にしよう〜

  • 読書の有用性。読書が人生のにもたらす変化。そういう概念的な部分はとても心に刺さりました。賛同できる部分も多かったです。
    しかし、それらの科学的な根拠がとても薄い。サンプル数が少ない事案を、堂々と書いていることに違和感を持ちながら読みました。もう少し納得のできる根拠が欲しいと感じました。
    速読、多読、精読など、色々手法は記載されていましたが、正直私には合わないという感想です。
    こういう方法があるのだという勉強にはなりました。
    著者はいわゆる名作と言われる本へのアプローチ方法が独特で、関心し、学びとなりました。
    全体的に実践に使えるものが少ないため、低評価です。
    しかし著者の読書への愛は、尊敬を通り越して、畏怖の念を感じます。私も少しは見習いたいものです。
    しばらく著者の本は手に取らないと思います。

  • 斉藤孝さんの熱い読書エネルギー。
    時々、こんな強いエネルギーをもって自分はよめないよと思いながら斉藤さんの熱に引っ張ってもらいまた読書を続ける気になる。

  • 読書に対するモチベーションがあがる1冊でした。
    著者の読書に対する熱量が強すぎる感はありましたが、それでもまぁやっぱり本は読まないより読んだ方がいいよね、と納得。
    最後のお勧めの本紹介も、自分では手に取らない本が沢山あり、自分の世界を広げるためにも読んでみようかなと思ってメモしました。ボチボチ読んでいけたらいいな。


  • ずっと勉強してきたことが落ち着き、読書を本格的に始めようと思ったが、今まで本を読んでも内容が頭に残らず身になっていないことを感じていた。
    この機会に、まずは読書術から学ぼうと思い、この本を読んだ。

    読書をする上で、目的を設定すること、アウトプットを意識して読むことがいかに重要なことか理解できた。今まで内容を覚えていなかったのも、その本を読む目的など考えずにだらだらと読んで、アウトプットせずに読みっ放しだったからだと分かった。

    今後読書を通じて、言語能力、コミュニケーション能力、コメント力、質問力、雑談力を身に付けられるようにアウトプットする。具体的には、3色ボールペン方式で本そのものを読書ノートにする、ブクログで感想を書く。
    また、5章の「本を読み、メモを習慣づけることで、さらに質問力を向上させる」で、メモの魔力と関連するようなことが書かれていたので読み直そうと思う。


    【留めておきたい部分】
    ・そもそも教養というものは、引用力そのものであると考えています。極端なことを言えば、引用ができない人は教養がないということです。
    →自分のことを言われているようで突き刺さった。教養を身に付けたいと漠然と思ってはいたが、身に付けるべきことが明確になった。

    ・呼吸法:3秒間鼻から吸って、2秒止めて、15秒で口からゆるやかに吐いてください。息を吐いているときに、もっとも集中力が高まります。
    →最近、呼吸を意識することが多くなっていたので実行する。

    ・せっかく、本を読むなら、それによって得たものを自分の人生に幅広く活用していくようにするべきでしょう。
    →まさにその通りだと思った。

    ・「読書するときには、本の内容を後で誰かに説明 するつもりで読むように」
    それを意識して読書することで、インプットの能力はもちろん、アウトプットの能力まで磨かれ、その結果、テキパキと話せるようになるというわけです。
    →そうなりたい。読書量が多い芦田愛菜さんのインタビューを見ると、思考が深く、それを言語化できていることが分かるため、読書を通じてテキパキと話せるようになるというのは納得。

    ・一冊の本を読めば確実に、自分の中に一つの点を持つことができるのです。今すぐ役に立つかどうかはわからないけれど、本を読むこと。そうやって、自分の中にたくさんの点を持つこと。それを続けていれば、必ずやいつの日か、点と点を結ぶことができるはずです。
    →真剣に読書を始めようと思っている気持ちがさらに高まった。ジャンルを問わず色々読んでいきたい。

  • アウトプット力はコミュニケーション力。
    読書によりコメントの構成力を高める。
    メモを習慣づけ、質問力を向上させる。
    読書で新しい概念を仕入れ、提案力を高める。
    ハーバード交渉術、ミッション(交渉の目的、ゴール)ゾーパ(交渉可能な領域、利益のすり合わせ)バトナ(最善の代替え案)、
    経験と言葉を結びつけ、自らを成長させる。

  • 「検索することと"読む"という行為は根本的に違うということを、忘れてはいけません。読むというのは自分自身をつくっていく作業、つまり自己形成に関わっているのに対し、検索するというのは自分の外側にある情報に触れることにすぎないのです。」

    「本で知り得たことを自分に引きつけながら読むことによって、経験と言葉を結びつけ、自分の精神世界を垂直方向へ広げていくことができるのです。」

    2020年は速読と精読を使い分けたいと思いKindleで購読。
    読書のための具体的なスキルについて学ぶ前に、
    ・読書で自らを耕すことがいかに大切か
    ・表面上な知識で終わらせず、それらを生かして学びとせよ
    といった読書の心構えを再認識できる本。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

齋藤孝の作品

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