テスタメントシュピーゲル 1 (角川スニーカー文庫 う 1-1-1)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 385
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (543ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044729097

作品紹介・あらすじ

西暦2016年、国際都市ミリオポリス。憲兵大隊に所属する涼月、陽炎、夕霧は今日もささやかな休息を寸断され、テロリスト集団と対峙していた。機械化された肉体を武器に重犯罪者と戦う"特甲児童"、だがその心にはいまだ癒えぬ痛みがある。単純に見えた事件の奥に過去へと繋がる断片を見出し、独自の調査へ乗り出す少女達。公安高機動隊の鳳、乙、雛らも巻き込み、事態は重大な局面へ…。「シュピーゲル・シリーズ」待望の新章突入。

感想・レビュー・書評

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  • なんて救いのない展開。

    最後の最後に一筋の光明が見えたのかしら。次巻を待ち侘びることにします。

  • 152:また、圧倒的なものを……! シュピーゲルシリーズは決して「ライト」ノベルではないと思うのだけど。続きが楽しみです。

  • ブギーポップシリーズにドハマリしたブロガーがラノベで唯一ブギーポップよりも面白いと書いていた作品

  • シリーズが統合しての最終シリーズですが、この巻ではほぼMPB側の視点で描かれてます。前シリーズと比べて、吹雪がすごく前に出てくるようになった印象です。しかしみんな精神的に追い込まれていくので、読んでいてなかなかつらい。

  • 2が出るということで再読。初読の時にレビューするのを失念していた。改めて読んでもこれはすごい。二つの背景を同じくする物語の夫々の事件と登場人物たちを繋ぎ、大きな物語を語る作者の力量はなみなみならない。歴史もので大成した作者に、これの続編を書いていただくのは当分、ないのだろうなと思っていたが、再開いただき、非常にありがたいが、できることなら早めの続巻をお願いしたい。

  • [2013.11.08]

  • 続きはー!続きはいつでるんですかー!

  • 1巻だけど、次が出ない。
     
     正にジェットコースター!!
      次々と発生する事件、それに謎解き。
       息つく間を与えない展開。
     堪能しました。

     しかし、これまでの伏線を、前シリーズから考えて、この話を始めているのだろうか。素晴らしい。それとも途中からつないだのか。それはそれで凄い話になるが。

     これまでの話が全てつながっていく。

     全てがバッドエンドへと向かっていく、その最後に希望の光。

  • 持ちあげて落として、持ちあげて落として・・・・・
    こんなに二転三転するラノベを読んだことが無い。
    いや、もう従来のラノベの領域に無い、あるいはかつてのラノベの領域に戻ったのか。

    オイレン視点なので、ケルベルスメンバーの話が中心になってます。
    なんというかもう・・・・涼月の可愛さMAX巻ですね。
    オイレン4巻では不屈のガッツを見せつけたカッコイイ涼月ですが、このテスタメントでは吹雪とのカップル感がすごい。
    あと黒天使ピクリーンはヤバイですね。
    「あっ、何か聞こえる♪」
    「みんなを素敵に抱きしめるために降臨!」
    などというとんでもない台詞が涼月の口から放たれます。
    ・・・たのむ、どこの会社でもいいからこのシーンだけでもアニメ化を・・・

    しかしそんな面白イベントも無かったかの様に、終盤一気に暗闇のどん底です。
    涼月、陽炎、夕霧。
    三者三様の絶望。
    しかし、最後の最後で我らが小隊長、我らが突撃手・・・・

    あとは読んでお楽しみください。

  • いよいよシュピーゲルシリーズの最終章がスタート。
    相変わらずの厳しい展開。
    勝利、救済、解明が待ち遠しい。
    次が楽しみです。

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著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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