GOSICK‐ゴシック‐ (角川ビーンズ文庫 79-1)

著者 :
  • 角川書店
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044281168

作品紹介・あらすじ

パイプを片手に、恐るべき頭脳で難事件を解決していく不思議な少女ヴィクトリカ。人形とみまごうほどの美貌をもつ彼女だが、性格は超傍若無人!?真面目で誠実な留学生久城一弥はそんな彼女に日々振り回されっぱなし…。そんな中、とある占い師の死をきっかけに、二人は豪華客船で起こる殺人事件に巻き込まれてしまう。次々と命を落とす乗客達、そして明かされる驚愕の事実とは-!?天才美少女の極上ミステリー、開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 【別レーベルで再読】

    再読で、アニメも見ていて…さすがに読みながら展開知ってる感はあった。ミステリとしても軽めなので、サクサクっと読了。シリーズを読み進めていくための復習といった感じかな。角川文庫で読むとライトすぎる気がするけど、ラノベレーベルで読むと良作に思えるから、何を期待して読むのかは結構重要なのかも。改めて読むと、ちらほらとこれから明らかになっていくだろうポイントもあって、これらのエピソードがいつ語られるのか楽しみ。あとやっぱりイラストは欲しい!

  • 天才的頭脳を持つ傍若無人で謎を秘めた美少女と、お人好しで誠実な少年という王道中の王道なコンビによるミステリはもちろん面白いのです。
    読者に明け透けに情報開示しているように見せて要点を隠す。その手法も鮮やか。
    今更と思わず読んでよかった古びない魅力。

  • 学生時代に友達から富士見ミステリーから出ていたころに借りて読んだことが懐かしくなり、ビーンズから出ているという事で購入・再読。一作目こんな話だったっけ?と、記憶を探りつつ、覚えているシーンで懐かしくなったりしながら完読。GOSICK、久しぶりに読んでもやっぱり面白い。ヴィクトリカの口調が昔好きだったが、やっぱり今でも好きだな。

  • 聖マルグリット学園に通う、真面目な留学生の久城一弥は東洋人ということもあり学園に馴染めず、それを気に留めたセシル先生の計らいにより学園一の変わり者ヴィクトリカの連絡係としてプリントを届けるために今日も大図書館の長い階段を上がっていく。
    セシル先生から聞いたとある事件の話をヴィクトリカとしているとブロワ警部が現れて事件の詳細を聞いてほしいと一弥に頼みながら、ヴィクトリカに聞こえるように話します。するとヴィクトリカは事件を解決してしまいます。
    そして新聞に載ったのは<またもお手柄! ブロワ警部。>一弥はそれに怒り、ブロワに抗議しに行きます。
    その結果、事件解決のあともらったヨットで一緒に遊びに行くことになります。
    大事件に巻き込まれることも知らずに……。

    一弥やヴィクトリカなど登場人物に可愛げがあり、そこに惹かれました。

  • 今頃になって初めて読んだ桜庭一樹作品。かなりライトなミステリ小説で、主人公の片割れが少しだけショタっぽいのが良い。

  • 人はどこまでも残酷になれる。自分が特別だと思った時から、自分より下の人間がいると思った時から。

    安楽椅子探偵かと思いきや、なかなか活動的なお話しでした。
    桜庭一樹さんのお話しの中ではソフトタッチな感じでしょうか。でもやっぱりえげつない描写も多いです、痛みが伝わる感じ。

    ヴィクトリカさんは運動しているのかしら。
    さすがにずっとあそこでジッとしているのは体に悪いどころの話ではない。
    実は階段昇降とかしてるのかも。

  • ドラゴンマガジン掲載時から追っかけてるシリーズ。新刊が出るたびに再読してるので何回目かの再読。最新刊を読めるのはいつになるのか・・・

  • ストーリーが最初の話しから最後まできれいに繋がってて、気持ちよかった。途中までしっかりだまされた…。
    作者さんは男かと思ったけど女の人なのね。
    ストーリーも面白かったけど、なによりあとがきの変な友人たちの話がめっちゃ面白かった

  • キャラや設定がそれなりに凝ってて、シリーズ展開がちょっと楽しみ。

  • 人に歴史ありというか……(悪い意味で
    正直なところ推理小説としては全く楽しめないだろうかと。トリックの内容や事件の見せ方が稚拙すぎる……

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著者プロフィール

1971年島根県生まれ。99年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。著書『少女を埋める』他多数

「2023年 『彼女が言わなかったすべてのこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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