- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044181055
作品紹介・あらすじ
天竺へと近づいてきた三蔵一行の前に濃密な闇をまとう鬼神たちが立ちふさがった。圧倒的な陰の気を放つその存在に、三蔵は気を呑みこまれ生気を失ってしまう!彼女が死の淵で見た鬼神の真意とは…。三蔵の錫杖が鳴り響き、悟空の如意棒が唸りをあげる!!より劇的に、より痛快に生まれ変わった中華冒険活劇「西遊記」完結。
感想・レビュー・書評
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この2冊を読むと、菩薩は衆生を救うために修行し続けている、というのを思い出す。
ゲームのノベライズらしくゲームは主人公を男女選べるらしかったが、こちらは女の子で、それがよかった。
五行説や神々がらみで好きな設定てんこ盛りw
一人を犠牲にして全てが救われてもその一人が救われなければ救いとは言えない という考えが好きだ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
PSゲーム「西遊記」のノベライズ。こちらは下巻。
神将の言葉、八鬼衆の狙い、鬼神の望み、三蔵の出生など、全ての謎が解ける。
その謎も無理なく納得できるもので、正直どこからゲームオリジナルの設定で、どこからが著者様の後付けなのか分からないほど。
隠れた名作です。 -
ご存知西遊記にインド神話もブレンドして、男装の少女三蔵は神将を我が身に降ろし、悟空八戒悟浄に竜王の娘や桜の化身も引き連れて、巨大な敵と相見える。
血湧き肉躍る痛快冒険活劇。キャラクターの魅力も相まって実に楽しい。娯楽小説の極みです。 -
PSゲームノベライズ版。地怪篇に続く下巻。
5人の仲間と共に神将を探しながら天竺を目指す三蔵だが、行く手には強大な敵・鬼神が立ちふさがる。三蔵の出自の謎や、鬼神たちの真相が明らかになり、物語はクライマックスに向かっていく。地怪篇にくらべ、シリアス展開・ほろり多め。特に鬼神たちとの連戦がほんとうに熱い! -
下巻。
天竺に着いても話は終わらない。その先に、もっと強大な敵がいて……。
途中、泣く三蔵に、隠さず見せる悟空の心の奥が凄く素敵で、こんな悟空であることがいいなと思う。
ラスト、ある意味で本当に理想だなあ。 -
三蔵法師が女性だったり、原作に無い仲間が二人増えたり、その他色々設定のある話ですがこれがなかなか面白い。ゲームのノベライズですが軽すぎるわけではないです。