ニュートンに消された男 ロバート・フック (角川ソフィア文庫)
- KADOKAWA (2018年12月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044003906
作品紹介・あらすじ
抹殺されたもう一人の天才。
その業績と実像に迫る!!
「フックの法則」に細胞の「発見」。いまも教科書で誰もが名前を目にする科学者であり、17世紀に時代の寵児として活躍した男、フック。
しかし、彼の肖像画は一枚も残されていない。それは、死後にニュートンが彼を学界から消していったからだ。
なぜニュートンの論敵となったのか? 彼はどんな生涯を送り、どのような研究をしていたのか?
抹殺されたもう一人の天才、その業績と実像に迫る!!
大佛次郎賞を受賞した本格科学評伝。
感想・レビュー・書評
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生物の教科書に細胞を”cell”と呼んだ人として必ず出てくるロバート・フック。
そして、物理学では「フックの法則」の発見者として登場する。
しかし、肖像画も無く、あまりよく知られていない。
彼の生涯や科学への貢献について、フックの研究者だからこそ記すことのできる、貴重な内容が詰まった一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1996年11月発行の文庫化。
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【版元】
著者:中島秀人
定価:1,166円(本体1,080円+税)
発売日:2018年12月22日
判型:文庫判
ページ数:368
ISBN:9784044003906
「フックの法則」に細胞の「発見」。いまも教科書で誰もが名前を目にする科学者であり、17世紀に時代の寵児として活躍した男、フック。しかし、彼の肖像画は一枚も残されていない。それは、死後にニュートンが彼を学界から消していったからだ。
なぜニュートンの論敵となったのか? 彼はどんな生涯を送り、どのような研究をしていたのか?
抹殺されたもう一人の天才、その業績と実像に迫る!!
大佛次郎賞を受賞した本格科学評伝。
https://www.kadokawa.co.jp/product/321712000259/
【目次】
もくじ
序 ワイト島への旅立ち
1 科学者フックの誕生
第1章 ワイト島からオクスフォードへ
第2章 科学者フックの誕生
第3章 王立協会とグレシャム・カレッジ
2 フックの科学的業績
第4章 ミクロの世界の探究
第5章 気体研究への取り組み
第6章 フックの日常生活
第7章 フックの法則
第8章 天文学者フック
第9章 一七世紀のレオナルド――技術改良家としてのフック
3 二人の巨人
第10章 ニュートンの登場――光学論争の始まり
第11章 巨人の肩に乗って――美しき和解?
第12章 落体の軌道についての論争
第13章 『プリンキピア』――決定的破裂
終章 ニュートンに消された男
あとがき――若き日の先端研に捧ぐ
注
索引