- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043944859
作品紹介・あらすじ
女神の僕たる神鳥リシク、その翼から生まれたテナリシカ大陸の西に位置する大帝国・ルトヴィア。辺鄙な山村で平凡に暮らしていた少女カリエは、ある日突然さらわれ、ある高貴な人の身体わりにされた。礼儀作法から武術まで、過酷な訓練の日々、冷徹な教育係エディアルド、宮廷をゆるがす謀略-カリエは持ち前の負けん気と行動力ですべてを乗り越えてゆく。ただひたすら、生きるために-魂ゆさぶる大河少女小説開幕。
感想・レビュー・書評
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「革命前夜」で気になった須賀しのぶを読んでみようとこちらに手を出したのだが、読み終わってみてはじめて全25巻の大作の冒頭にすぎなかったことに気がつく。
近年大量に生まれた異世界ファンタジーものの一つといえばそうで、10年前に角川で復刊、そして最近になってマンガ化と今頃わざわざとりあげられるのもわかる。ただ歴史に翻弄される主人公のアップダウンはハンパなく、彼女をおそう運命の追い込みの厳しさは相当なもので、近年の王道作品にみられがちな、ぬるい俺TUEEE的な異世界チートものとは一線を画する。むしろ貴種流離譚的な構成は、より伝統的な神話的物語として受け入れられるものだろう。
僕にとっては全くうもれていた存在で、こんなに長くて面白い作品がこれからずっと読めるかと思うと幸せ。コバルトから角川に入ったことで、僕のような男性の新たな読者を得ることになるだろう。 -
再読。『流血女神伝』というものすごいタイトルのシリーズ。
読み進めたら内容もすごい。少女ものだけど、あんまり子供にはおすすめできない。
おすすめする人をかなり選ぶ、、、。
だけどものすごく面白い、、、。
初めてこれに出会ったときの興奮よ。
再読やっぱり面白くてテンションだだ上がる。
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ストーリーとしてはありがちだけど、面白くて読みやすい一冊。
こう表現して良いか分からないけど、この作者の本はどれもわたしの厨二心に突き刺さります。 -
奥付で、これが世に名高い流血女神伝か!となりました。世間知らずだった少女が大きな運命に飲み込まれ、強く逞しくなっていく、これぞ少女小説。大長編の序盤だけどもう絶対面白い。
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子供向けな感じかな。
ストーリーが、男装に帝位争いと結構シンプルなので、映像化とかしやすそうな感じ。 -
皇子の影武者に仕立て上げられていく少女の物語。
あの氷室冴子さんと彩雲国物語の間ぐらいに書かれたのでしょうか。
感想は下巻で。 -
また1つ、好みのファンタジー小説を見つけてしまった。詳細は下巻にて。