天の瞳 成長編I (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043520312

作品紹介・あらすじ

倫太郎が通う中学校で4名の少年が検挙された。校舎の窓ガラスを割った疑いらしい。きちんとした対応をとれない学校に対し、教師への違和感は爆発する。そんな中、倫太郎たち、教師、あんちゃんらが一堂に会する。

感想・レビュー・書評

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  • 中身が多かった
    いい場面がたくさんあった

    エリ坊の結構を通して、
    教員、生徒たちで学校の在り方についてのかなり踏み込んだ話し合いになる。
    また、教師と保護者の話し合いでも、
    建前がどう進んでいくかが描かれる。
    そして、おんちゃんが話す学校では教えてくれない世界、シュウちゃんとおばあさん、
    それぞれの人間同士のしっかりした結びつき、あり様を見ることができる。
    不良についても、1人の人間なんやという姿勢を失わない。
    不良行為を学校においては、善悪で切ることの怖さ、一緒に何かやることで当たり前に付き合うことで、
    辛い思いをして不良行為を続ける子を作らないという姿勢、現実と考えとのギリギリのせめぎ合いで探していく、見失わないとする姿勢を感じた。
    中学の難しさも感じた。

  • 今までよりちょっと説教くさい感はあったけれど、男女平等、PTAなど、考えさせられることの多い内容だった。

  • ストーリー物と言う事を知らずに読んだのでキャラクターが誰なのか一切分からなかったので内容がよく理解できなかった。
    過去の話をされても予備知識がなかったのでイマイチ楽しめなかったので、今度は1から通して読みたいです

  • 主人公の倫太郎が幼少期から成長する姿を色々な人との関わりを通して描かれている。人との関わりの中で成長すること、人との繋がりの大切さを実感する。連作ものだが、是非読んで欲しい。
    (選定年度:2016~)

  • やんちゃな主人公倫太郎やその友だち、彼らを取り巻く大人たちを通して、大人は子どもにどう向き合ったらよいのかを教えてくれます。人間としての必読書!といっても過言ではありません。

  • 倫太郎の学校で起こる様々なできごと。
    そのことに対して彼らはどう向かうのか。

    感性豊かな彼らの考え方には大人も頭が上がらない。

  • まどみちおさんの詩が引用されていた。子供に読んでいる絵本が書いてあった。

  • こども達は先生を選ぶことはできません。先生も生身の人間だけど、こどもの将来に、大きな影響を与えることは確か。こどもにとって、身近な大人って、親と先生くらい。親や教師以外の大人と関わりがあるかどうかも、とてもだいじなことなのかも。

  • 幼年編1 参照のこと

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著者プロフィール

1974年に発表した『兎の眼』が大ベストセラーに。1979年、同作品で第一回路傍の石文学賞を受賞。生涯を通じて、子どもの可能性を信じた作品を生み出し続けた。代表作に『太陽の子』『天の瞳』シリーズなど。2006年没。

「2009年 『天の瞳 最終話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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