太平洋戦争 日本の敗因1 日米開戦 勝算なし (角川文庫 ん 3-12)
- KADOKAWA (1995年5月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041954126
作品紹介・あらすじ
軍事物資の大半を海外に頼る日本にとって、戦争遂行の生命線であったはずの「太平洋シーレーン」確保。根本から崩れ去っていった戦争計画と、「合理的全体計画」を持てない、日本の決定的弱点をさらす!
感想・レビュー・書評
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負けるべくして負けたことがとても分かりやすく、日米双方の観点から書かれている。
身の丈に合わない目的(戦略)と、それに陶酔し実行が伴わない机上の空論に終止する組織という構造は、今の企業においても非常に似通っている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主に戦略物資獲得・輸送の観点から、太平洋戦争敗戦の原因を探る。
獲得しても日本までの輸送が滞った。
島国日本が海上護衛を軽視した結末がよくわかる。
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借りた本
日本の戦争失敗について、輸入経路を断つ戦法について、
日本とアメリカの資料を比較しながら丁寧な取材から導いている。
内向きな指導者による弊害はいつの世でも同じこと。
どこかの会社の偉いさんに見せたいね。
反省だけならサルでもできる。
ここから何を学んでどう行動するかだ。 -
新書文庫
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感想は最終巻に記載。
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日米開戦勝算なし
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大バカどもが巨大な組織を統べると、その末端にとんでもない厄災がもたらされる、そういった様がよく分かります。この本が批判するところの行動様式は、現代日本の大組織に、共通する部分が多く見られるのだと思います。倫理的な問題を別にしても、日本が決して戦争をしていけない国であることが、よく分かると思います。