すみせごの贄 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041138632

感想・レビュー・書評

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  • 野崎と比嘉姉妹が登場し、ますます面白さが増した。不気味で怖いながらもサラッと読めた。短編集なのに読み応えもあった。

  • 今回は比嘉姉妹よりも野崎さんの話が多かったですね。

    やや民俗学っぽく、三流実話怪談雑誌ふうなのが、面白かった。

  • もはや安定の比嘉姉妹シリーズ。短編集はさらっと読めながらも、どろっとした不気味さが後に残るのが良い。今回は「戸栗魅姫の仕事」がいろいろ仕込んであって面白く、切ない展開はこの中では異色。そしてタイトルのすみせご。またまた登場の某人物が活躍(?)というサプライズ的な話が結構良かった。ああそういう話?と思ったところで引っ繰り返して嫌な感じで終わるの、意地悪でニヤついた。

  • 比嘉姉妹の短編もあり。
    真琴がいると思いきや…の回は前作の既視感ですぐに分かってしまった。
    なんかモヤモヤしたモノが出てくる話が多い。
    コミカライズする様です。
    ちょっとキャラの作画が私のイメージと違う…

  • 【収録作品】たなわれしょうき/戸栗魅姫の仕事/火曜夕方の客/くろがねのわざ/とこよだけ/すみせごの贄

    比嘉姉妹シリーズ短編集第3弾。

    理不尽だが、一方で理由があるようでもあり。
    見えないものを恐れる気持ちをもっていたほうがいいと思う。

  • 短編集
    比嘉姉妹シリーズも含む
    一気読み
    正体がわからなくて怖い
    だけどおもしろい

  • 「戸栗魅姫の仕事」、「火曜夕方の客」が特に面白かった。 著者が関西出身だからか、関西地方が舞台になっている作品も多く、関西人としてはより、リアリティを感じ楽しめる。

  • 比嘉姉妹シリーズ短編集四作目。今作は正直どの話も魅力的には感じず,どの話も面白くないわけではないけど,面白いわけでもないといった感じ
    辻村先生が度々,短編集に登場するが,このキャラクターの何が良いのか理解できない。強いていうなら「火曜夕方の客」は切なくて良かった。

  • 短編集という事で、非常に読みやすかった。
    ホラーに他の要素を足したり、独特の読後感を持たせる作風を手軽に楽しめて、とても良かった。

  • 昔から伝わる怖い話みたいなのが大好きなので、今作も楽しく読めました。短編で物足りないかと思いましたが、気軽に色々な作品が読めて良かったです。

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著者プロフィール

1979年、大阪府生まれ。東京都在住。幼少時より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂を敬愛する。2015年に「ぼぎわんが、来る」(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回ホラー小説大賞<大賞>を受賞しデビュー。2019年、「学校は死の匂い」(角川ホラー文庫『などらきの首』所収)で、第72回日本推理作家協会賞【短編部門】受賞。他の著作に『ずうのめ人形』『などらきの首』『ひとんち』『予言の島』などがある。巧妙な語り口と物語構成が高く評価されており、新たなホラーブームを巻き起こす旗手として期待されている。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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