優莉結衣 高校事変 劃篇 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.73
  • (15)
  • (46)
  • (27)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 342
感想 : 38
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041134092

作品紹介・あらすじ

史上最強の女子高生ダークヒロイン、優莉結衣。ホンジュラスで過激派組織と死闘を繰り広げた後、日本への帰国の道筋が不明だった結衣は、北朝鮮にいた。最終決戦を前にそこで何が起きたのか。衝撃の新事実!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いつも通りの奇想天外なハチャメチャさが楽しい。

    北朝鮮に行ってしまった結依はどうやって帰ってくるんだろうと思っていたが、まさかそんな帰り方をするとは!
    危ないよ、と普通の心配をしてしまいました。

    高校事変、完結したと思っていたら3月に新刊発売らしい。楽しみだ。

  • 特別編も面白かった。
    この北朝鮮の特別編(優莉結衣 高校事変 劃篇 )は、シリーズⅫ巻まで読んだ後に読むのがおすすめです。
    北朝鮮でもかなりピンチでしたが立ちはだかる敵を退けて、なんとか日本に・・・

  • 松岡圭祐『優莉結衣 高校事変 劃篇』角川文庫。

    『高校事変』のスピンオフ第2弾。何とホンジュラスからの帰国の過程に、まだ隠し玉があったとは。本編の面白さに比べると少々レベルが落ちるのは仕方ない。

    優莉結衣が巻き起こした北朝鮮でのもう一つの高校事変。平成最大のテロリスト優莉匡太の後継者である架祷斗との最終決戦を前にしたミッシングリングが繋がる。

    ホンジュラスでメキシコの過激派組織ゼッディウムと死闘を繰り広げた優莉結衣は日本への帰国を果たすために北朝鮮に向かう船に忍び込む。

    船が沈没しながらも北朝鮮に渡った結衣は日本人女子高生に扮し、ホンジュラスに行った北朝鮮工作員と間違われ、現地の工作員養成学校に移送される。

    結衣は北朝鮮での高校事変を生き延び、どうやって日本に帰国するのか……

    本体価格800円
    ★★★★

  • 北朝鮮が舞台ということで少し期待して読んだ。前半は北朝鮮から見た日本という点やどのように脱出するのかといった点に『おっ』と思わせてくれる部分もあったが中盤以降はいつも通りの肝心なとこはガチャ押し連打的なゴリ押しで突っ走って自己陶酔して終わりという展開。なるべく目立たないようにと書いた矢先に自分から目立とうとしているとしか思えない行動に出たり、敵対していたクラスメートたちのリーダーに何の脈絡もなしになってたりとワケワカメです。

  • まさか、北朝鮮に行っているとは…

    学校の様子とかがやけにリアルで
    どこからどうやって取材(?)したんだろう。

    ミサイルで脱出って、
    想像の斜め上すぎて笑っちゃいました。

    積読しすぎて、
    本編からだいぶ遅れてから読んだので、
    今後は溜めすぎないように気をつけます。
    ※早速、積読だった伊桜里を読み始めました。

  • 『高校事変』シリーズのスピンオフ作品といえるか。
    荒唐無稽ここに極まれり!の感。
    ホンジュラスを後にした優梨結衣が、日本へ帰る途上に北朝鮮に入国していたとは。
    かの国で、相変わらずの壮絶なバトルを繰り広げた後の帰国の方法が、北朝鮮の弾道ミサイルに乗り込んでとは(ネタバレかもしれないが、他の方のレビューですでに書かれているので)笑。
    荒唐無稽でありながら、決して絵空事に見えないのは、敵味方の銃器などの武器も具体的に固有名詞で描写され、彼女の戦闘シーンも、そのひとつひとつが著者の筆力でリアルさを倍加させているからだろう。
    些細な小事をあげつらうことなく、優梨結衣のスーパープレーを素直に満喫しよう。

  • 2023年1月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ番外編だが、結衣の北朝鮮での戦闘冒険ストーリーで、本編並の仕上り。北朝鮮のミサイル(ロケット?)で日本への帰還を果たすあたりは荒唐無稽なファンタジックさで、とっても痛快。さすが結衣。本編も新刊が出るようで楽しみです。

  • うわあああああああ!なにこれ!!
    くっそ面白かった!!!

    ホンジュラスで行方不明になった結衣ちゃんが日本で姿を表した、北朝鮮の高校の制服を着て。
    そのホンジュラス〜北朝鮮でのお話です。

    もうね!もうスケールでかすぎて!
    どうやって帰ってくるんだろうと思っていたけど、まさかミサイルとは!
    やってくれるよ結衣ちゃん!!
    凛香のちょっとした未熟さも面白く読みましたが、やっぱり結衣ちゃんの隙のない完璧さはもう読んでて惚れ惚れする。
    凛香が妙に人間くさいので、より結衣ちゃんのサイボーグ感というか天才肌が引き立つ劃編でした。
    もちろんどっちの劃編も好き。

    北朝鮮メンバーが結衣ちゃんを恐れながらも徐々に心を寄せていく様が今までの子たちと重なり、結衣ちゃん……………(大号泣)また仲間できたね………海外に…………ちょっとやべぇ国だけど……なんて親心が。笑

    一筋縄ではいかない、二転三転面白い方に転がっていって読み応えしかない!
    北朝鮮って舞台を最大限活かした傑作でした。
    新章が始まるそうなので、いつか北朝鮮メンバーと共闘する話が読みたいなぁと。





    @手持ち本

  • ホンジュラスで勃発した壮絶で凄惨な闘いを生き延びた優莉結衣
    帰国の望みをかけて北朝鮮に向かう貨物船に潜り込むが……

    《これが最後のピースだ!
     結衣は貴方とともにある》──帯のコピー

    飛翔体、総理襲撃、統一協会など時事ネタも取り入れて
    『高校事変』のヒロイン結衣の空白を埋めるスピンオフ作品、2023年1月刊

    「結衣。償いのときがきた」

    本編ではXのホンジュラス事件からXIの本土決戦の間に位置するエピソード

    そして……

     『高校事変 13』
      杠葉瑠那は誰だ──?
      衝撃の新章

    巻末に衝撃の新刊予告
    2023年3月25日発売予定とのこと

  • いつも通り痛快、スッキリ。流石にさいごのあれは、、いや、これで良いのだ。超リアルサッカー映画、「少林サッカー」を彷彿させるリアル感、どっぷり浸かってしまおう!

全38件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松岡圭祐の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×