- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041109922
作品紹介・あらすじ
トトの存在が、私の日々の、あるいは私のしあわせ感の、基点になったのだと思う。(あとがきより)
集合住宅から一軒家に引っ越しをした角田さん。
外猫とのはじめての遭遇と脱走事件、虫取り事件にハゲ事件。
アクシデントは絶えないが、猫との暮らしそのものには、パンデミックのなかでも変わらない単調さがある。
ごはんを用意したりおやつをあげたり、腹に乗せたり顔マッサージをしたり。
猫との静かな日常のくり返しがずっと続いていくことを、全世界の全ての猫の幸福を願ってやまない、愛情あふれるエッセイ集。
感想・レビュー・書評
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ときどき"ネコ"みたいな事をするトトが愛らしい。
写真がいっぱいで、トトだけでなく角田さんちの庭にやって来る外猫の"とら"や"トラ男"も写っている。
トトが角田さんちに来たときはマンションで、部屋と空と鳥しか見たことがなかった。
一軒家に引っ越して、庭やいろんな虫や外猫やタヌキなど、今まで知らなかった世界を見るようになる。
そしてある日、一瞬の隙をついてトトが初めて家の外に出て行ってしまう。
「どうしよう、どうしよう」いろんな悪いことが脳裏を巡る。
たいへんなことになったとパニックになった角田さん。
どうなったかはレビューには書かない。読んでのお楽しみ♪
「猫が30歳まで生きる日 治せなかった病気に打ち克つタンパク質「AIM」の発見」の著者である宮崎徹さん。
角田さんは、猫の腎臓病の治療薬を研究している宮崎徹先生に研究支援の寄付金を送っている。
予想以上に寄付金が集まったようで、宮崎先生は東大を退職し、猫の腎臓病研究に専門的に取り組んでいることが書かれていた。
猫を愛する人々の力は凄いと感じた。
角田さん曰く、「今日と同じような明日が来るのがいい。それはトトがいつまでも当たり前のようにここにいるということ。」
この気持ち、わかります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本文は猫飼いあるあると可愛い写真。
あとがきがとても良かった。
『一匹の猫と出会うと、人は全世界の猫の幸福を願うようになる、と私は思っている。』
本当にその通り!
うちに猫が来てから野良猫のことも良く考えるようになった。
自分ちの猫だけじゃなく、猫みんなの幸せを願うようになった。そう思わされるのは猫の持つ不思議な力なんだと思う。
私は猫にたくさんのことを教えてもらっている。 -
外猫とのはじめての遭遇と脱走事件、
虫取り事件にハゲ事件
アクシデントは絶えないが
猫との暮らしそのものには
コロナ禍のなか 穏やかな日常ですね
叱られてるトトちゃんの写真
最高です
先生も下にかかれてますが
ほんまに 早く終わんないかなぁって
顔ですよね 笑える -
角田さんとトトの距離感が大好きです。
孫になったり子供になったりしない。
大切な猫として接しておられる。
トトの他に家にやってくるとら男やとらちゃんと角田さんのやり取りも微笑ましい。
猫の習性、明るい部屋では眠れないとか腎臓病になりやすいなどの習性や腎臓病になりやすいこともわかった。
そして腎臓病から猫を救うべく、研究を続けられている人がおられることなど、勉強になる。
そしてトト。
すごい!!
トトすごい‼️
すごい猫ちゃん‼️
猫はみな、すごい。
だって、みんなを夢中にできるから。
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前作が大好きだったので、この続編も楽しみにしていました。結果、相変わらず猫愛に溢れていて最高でした!
トトちゃん可愛いな、うちの子とちょっと似てるな、と思いながら読み進めました。
窓際に置いてある絨毯がギャッベだったのと、キャットタワーが前から欲しかった商品だったのが羨ましかったです(笑)ガリガリボウル、うちの子も使ってくれるかなぁ…ダメかなぁ(猫飼いあるあるの思考)
とにかく、楽しい一冊でした♪ -
T図書館本
トトちゃんにまつわるエッセイ。
猫好きあるある。
虫とってきたり、生ハム禁止令だったり、
同じだわ〜と、深く共感。
何よりもうちの猫とトトちゃんがそっくりで嬉しくもあり。 -
トト、可愛すぎる!ネコ好きは人のネコまで好きになる、角田氏の言うとおり!
途中の写真がまたブサイクだったり、美しかったり。
終始穏やかそうなトトの雄叫びや病気ストレスなどタメになりつつ笑える。
またネコは未来を憂えることができないらしいと聞き、始めて自分に言い聞かせながら外出先から気にしてもしないようにする、愛深き角田氏。家の人って言い方のかわいい。コロナ禍の時にも触れ、2人揃っているのを喜ぶトトもとてもかわいい。
全てが可愛い1冊!