「AV男優」という職業 セックス・サイボーグたちの真実

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 70
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041103883

作品紹介・あらすじ

生誕30周年を迎えたアダルトビデオは、現在年間売上約550億円、月間販売タイトル推定4500本。それに出演する現役AV女優は推定で1万人といわれている。一方、それを陰で支えるAV男優はわずか70人しかいない…。70人だけが知る世界。

感想・レビュー・書評

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  • 性というテーマについて、明るみにしたコンテンツに登場する男優という職業。子供や家族に胸を張れず、人生を犠牲にした生き方。自分自身の好悪、感情を通してしか、彼らを語れない。人間にとって、性とは、どのように付き合うべきものなのか。家族と語り合えない気まずさは一体何故か。ポップな語り合いから、考えさせられた。

  • 黒田氏の「受け入れるのが1番ラク」って言葉と
    森林氏の「ネガティブなマイナス感情から
    わき起こる気持ちでつきあっていくとつづかない。体は重要ですけど、体を合わせたから
    相手を奪われたとは思えない。って言葉が
    すごく響いた。

  • AV男優のインタビューを軸に、業界の内情、自分の経験、作品の実態、仕事としてのセックスとプライベートとしてのそれ、対手たるAV女優の実相などを描く。彼ら曰く、「女性は心体とも百人百様。のみならず、一人の中にも複数の顔が同居していて、時・場所によりその顔が変貌する。結果、女性は実のところ、男性には解らない」らしい。同感。

  •  こっわ。
     生半可な体力と精力と精神力じゃ成り立たないぞ、この職業。
     そして不思議なことに、まったくエロさを感じない。アスリートのインタビュー聞いているみたいである。

  • プロというのは、なんでも凄いな・・・。
    ホント、世の中、未知なことばかりです。。。
    いろいろ勉強になりました。
    ウ○○を食べると、お腹壊すとか・・・いや、食べませんけどねwww

  • 撮影内容に合わせて射精するプロ中のプロたちのインタビューと内幕を記した本。
    面白いのは男優がそれぞれ仕事の捉え方を異なって考えていること。
    ジャンルは違うが料理人と同じで家庭料理とは違った料理をお客様に提供し続けていく求道さは似ている気もする。

  • 女優の本のほうがおもしろいな。

  • AV女優に関する本てのはほぼ100%面白いので読んでみたけど、拍子抜け。食い詰めたからとか、借金で、とかじゃなくて、「何となく」ばっか。あまりにも真面目で、仕事に対する姿勢を読んでるとサラリーマンと勘違いするくらい。10000人はいるというAV女優が次々に「消費」されるのに、70人しかいない(これは眉唾)プロの男優は(例えば病気を持ってないなど)安定した人しか選ばれない。このアンバランスは面白いけど、それ以外にはAV女優の変遷みたいに階層化を映す鏡になってる訳じゃないし、ドラマもない。唯一面白かったのは「恋愛」や「セックス」についての感じ方(みんなばらばらだけど)。なんだかな、でした。

  • AV男優という職業の過酷さは特筆に値する。
    世の中に70人くらいしかいないというのも納得できる。
    一方でこれほど場数を踏んだプロにおいても、女性観、セックス観がまちまちというのはある意味当然であるが、興味深くもある。

  • おもしろかった。
    AV男優という、男性にとってある意味夢の様な職業に付いている人たちの取材を元に書かれた本。
    加藤鷹をはじめ、多くのAV男優が自分の職業や女性に対してどういった感情を持っているのかをおもしろくまとめてある。
    知らないものを知りたいという欲求を満たしてくれる良書。

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著者プロフィール

1966年、神奈川県生まれ。離婚後、初小説「ハワイッサー」で角川NEXT賞受賞。現在、小説、児童書、ノンフィクションなど幅広い執筆活動を行っている。

「2014年 『「AV男優」という職業 セックス・サイボーグたちの真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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