究極のドラッカー (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041100851

作品紹介・あらすじ

独自の手法でドラッカー経営学をわかりやすく解説!ドラッカー経営学の本質を突く入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 「もしドラ」で有名になり、ドラッカーに興味を持った。
    そこで実際にドラッカーの著作を読んでみようと思ったところ、著作も多く、何を読んでいいのかわからない
    ならばと、ドラッカーの解説系の本を読もうとするも、いわゆる「超訳」的なドラッカーの格言+著者の意見というものばかりで、ドラッカーを理解するには至らない

    その点、本書ではドラッカーの著作そのものをベースにして、「組織」「マネージャー」「イノベーション」「自己実現」の4つの分野を中心に解説している
    そのため、この本を読めば、ドラッカー経営学の全体像とその本質を理解して、組織とは何か、マネジメントとは何か、仕事を通して人間が幸せになるとはどういうことか理解できます(と「まえがき」に書いてあります)。

    なお、キンドル版は目次で飛ぶ機能がないので読むのが大変だった(当時)
    こういう本は、「本」で買うべきと痛感する。

  • ドラッカーのマネジメントを読んだが、内容について補足したかったので、本書を購入。ドラッカーの考え方をわかりやすく説明しており、解釈に役立った。人間が、それぞれの強みを活かした成果を達成する組織が、ドラッカーのいう良い組織だと考える。

  • 研修でドラッカーを習ったので、読んでみようと購入。
    目からうろこ。あぁ、だからかってことがたくさんあった。迷った時に読むといいかも。別に経営者じゃなくてもいいし、リーダーでなくてもいい。
    働くことについて、うだうだ考える前に読むといい。
    なんだかんだいったって、この国の社会ではなく、この世界の構造なのである。人間の、ね。

  • 人間は機械と異なり、仕事量はすぐに何百倍にも拡大することが出来る。
    そんな人間を中心に考えた、人間がいかに幸せになれるかやどうすればうまく効率を上げられるかに焦点を当てた組織マネジメントを学べる。
    人間本位であるゆえに、感覚的な部分にもしっかり領分を与えるところが良い。
    さらに、企業の3つ目の目的として「社会に貢献すること」を挙げている。これは、自己中心的な合理化を戒める意味でドラッカーの素晴らしいところであると思う。

  • ドラッカーの解説本。ドラッカー本は読んだことがないのでこの本がどの程度噛み砕いて解説されているかわからないが、まだ難しい・・・。一度読んだだけでは理解できないことが多い。

    ただ、心に響く言葉はいくつかあったので、ドラッカーに興味を持てる内容だった。

  • 「マネジメント」を中心に、ドラッカーの理論をまとめた1冊。以前読んだ本の内容を思い出すことができたのはよかったかも。

    ドラッカー理論の根底には、人が社会でいかに幸せに働くことができるかという問いかけがある。多くのビジネス書や経営理論との違いがそこにあり、また、日本で特に人気が高い理由でもあると思う。

  • ドラッカー入門書として高く評価します。

    ・マネジメント理論を貫くドラッカーの人間観、思想、哲学を丁重に扱っている
    ・マネジメント理論が体系的・統合的・正確に解説されている
    ・言葉は平易で、文章の組み立ても読みやすく仕上がっている
    ・ドラッカーを深く知りたい人にむけて、読むべき書籍を順番にオススメしている

    ドラッカーへの敬意と読者への配慮が感じられる良書でした。
    特にドラッカーの理論をたとえ話や解説で交えつつ、元の意味を崩さないように正確さを保とうとする姿勢に好感を持てます。

    後書きでも少し触れられていますが、昨今のドラッカー本の氾濫に対する危惧と歯がゆさから、そうした姿勢を取られているのかもしれません。

    また、著者はドラッカーの授業を実際に受けていらっしゃるので、その小話も必見です。

  • ドラッカーの解説書。ドラッカーの本は読みにくいので、この本を読んで良かった。わかりやすく解説してくれている。

  • ドラッカー入門の最適新書

    本書を知ったきっかけは國貞さんの代表作
    「財務三表一体理解法」
    自他共に認める國貞さんの物事を構造化して、
    全体像(森と木)を分かりやすく伝える力が最大限に集約されていた。

    ドラッカーの言葉はなにより共感性が高い点が魅力だと初めて学べた。

    その原点にあるのがドラッカーの最大の興味である「人間の幸せ」である。

    ドラッカーの言葉は以下2点のように本質を突く。
    ・論理的に整理された本質
    ・論理では分からないがだれもが納得する本質

    社会や企業を生き物として見る前提を持っていた先見には圧倒された。

    企業の目的は顧客を創造すること。
    基本機能は
    マーケティングとイノベーション
    前者は、顧客、市場を知り我が事のように理解すること、ポジションをとること。
    後者は、利益につながる事業機会を生み出すこと。

    マネジメントとは、、、
    ・組織の目標と成果に責任を持つ
    ・働く人に成果をあげさせる
    ・仕事の生産性を高める
    どれも本質であり原則(圧倒的…)

    組織の一人一人が「仕事そのもの」に意識が向いていることが前提(肉料理の美味しさの本質の例えが明快…圧倒的…)

    企業の真髄に迫る各種ドラッカーの教えだが、
    原著ではさらに難題である非営利組織や教育のあり方にも訴求している点、非常に興味深い。

    今自分が悩んでいることの大半はドラッカーにより、道すじが示されているように思う。

  • 12/6/20 津田沼丸善

    12/6/11

    ドラ実 高森氏が持っていた


    パーセプション

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著者プロフィール

ボナ・ヴィータ コーポレーション
1961年生まれ。83年東北大学工学部機械工学科卒業後、神戸製鋼入社。海外プラント輸出、人事、企画、海外事業計画に従事。96年米国ピーター・ドラッカー経営大学院にてMBA取得。2001年、経営コンサルティング会社を設立して独立。中小企業を中心に、企業の経営企画、人事、会計財務面をサポートしている

「2022年 『ドラッカーが教えてくれる「マネジメントの本質」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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