ホーンテッド・キャンパス 夏と花火と百物語 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 348
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041075272

作品紹介・あらすじ

この世で最もリア充なイベント、それでは、好きな女子との花火大会!…のはずが、その会場でオカ研メンバーたちと百物語をすることになった森司。ラストはどんでん返しも待っている、大人気シリーズ最新刊!

感想・レビュー・書評

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  • えーと、これでもう14作目なのね。なのにいまだにこの状態のラブコメ部分、いったいどうしてくれよう(笑)。いやいや、微笑ましいし見てて楽しいけどね。本人たちも……この状態でいいのか?
    今回も怖い話が盛りだくさん。百物語の話も小品だけれど、いちいちぞくぞくさせられます。なるほど、奇妙でおちのない話、というのは気持ち悪いだけに案外と恐怖感も強く感じられるものかも。怖い窓の話が一番嫌だなあ。あれでその家にまつわる因縁などがあったりしたら、さほど怖くはないのかもしれないのに。
    「金泥の瞳」が一番怖かったかも。能面、ってだけですでに怖い! しかし生きてても死んでても、度を越えた人間の情念ってどうしようもないものだなあ。怖いというより哀しくなるかも。

  • 3話からなる短編集。
    シリーズ第14弾。

    とくにこれといった感想なし。

  • 叙述トリックみたいな驚きの本書
    おまえって〇〇・・・Σ(・□・;)



  • 突然いつもと違う文体で始まったモノだから驚いた。よもや鈴木くん視点かと思ったがどうやら今回初出の登場人物視点だったようだ。百物語形式だがよくまぁこんなに出てくるモノだと思う。櫛木先生の作品は家族絡みのものが多く今回も例に漏れず。

    懲悪物というか悪役に裁きが降る話がいつにも増して多かった気がする。
    まぁアレだけオカルト絡みの事件を解決してれば有名にもなろうよ。

    そして森司と灘はもういい加減くっついてくれ

  • ほんとね、毎回同じような感想書いてる気がするけど、ほのぼの日常パートとドロドロ事件パートの落差がすごい。でも大好きです。

  • 主人公たちを特別に描きすぎていて他の登場人物から浮きすぎている気がする。前はとても好きなシリーズだったけど、間を空けて追いかけ始めたら印象が変わったかも。

  • 百物語、ドールハウス、お面。

    このメンバーで百物語? と思ったら、目的は別。
    しかも二段階になっていて、さらにびっくり、という。
    ドールハウスは、こういう人いるな~と。
    よくよく考えれば分かるのですが、そこに至るまでに
    気付かない自分も恐ろしいものがあります。
    しかし、隠していたものをどうやって…の説明はないので
    そこは怖い話?w

    お面が一番怖いやもしれません。
    人間の妄執というか、信念というか…。
    自分の子はまた別、ですから。

  • 第一話。夏と花火と百物語。
    やられた~( ´△`)森司とこよみちゃんの言動に注目しすぎた。p97あたりで物語がひっくりかえる。こういう流れの話は好き(*^^*)
    第二話。ウィッチハント。
    心理的な話はきついな。この話で印象的なのはp200『泣いてんじゃねーよ、ガキ』の場面。もらい泣きしてしまった。凌平くんと陶子ちゃんのエピソードは良かった。
    第三話。金泥の瞳。
    命に関わる霊現象はハラハラするし怖い。能面は好きなんだけどなぁ(´- `*)この話に登場する能面は、手放しても鍵をかけた物置に閉まっても手元に戻ってきちゃう。自分の身に起きたらどうしたものか…。
    表紙のマガジンラックに「月刊シティスケープ」が!花火が本物みたいにきれいでまぶしい♪気だるそうなこよみちゃんも可愛い♡

  • 最初の百物語から怖い話でした。まあ、短くて怖くならずに良かったが。
    「ウィッチハント」もオカルトとは別の意味で怖い話でした。でも、ここで登場するジオラマは見てみたかったな。
    最後の「金泥の瞳」が一番怖い。あまりネタバレしたくないので、扱っている物自体がちょっと不気味なので、怖さが倍増。美術館や博物館で見る分には良いのだが、自宅でそれもうす暗い部屋ではあまり見たくないです。
    お約束のラブコメ二人組はあいも変わらず。だが、少し進展ありか?
    次作にラブコメの続きは期待。

  • 2019.8.15 読了

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。著作には「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ、『侵蝕 壊される家族の記録』、『瑕死物件 209号室のアオイ』(角川ホラー文庫)、『虎を追う』(光文社文庫)、『死刑にいたる病』(ハヤカワ文庫JA)、『鵜頭川村事件』(文春文庫)、『虜囚の犬』(KADOKAWA)、『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(ハルキ文庫)など多数。

「2023年 『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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