オリジン 上 (角川文庫)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041056004

作品紹介・あらすじ

スペインのビルバオ、マドリード、バルセロナを舞台に、ラングドンの前に最強の敵が立ちはだかる! 鍵を握るのは、人類最大の謎“我々はどこから来たのか、どこへ行くのか”――。
全世界で2億部突破のベストセラー作家、ダン・ブラウンの最高傑作が満を持して日本上陸!!

感想・レビュー・書評

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  • 事実 この小説に登場する芸術作品、建築物、場所、科学、宗教団体は、すべて現実のものである。

    と書かれていたので、絵画や建物の写真をスマホで探し、脳内でトム・ハンクス再現映像を創りながら読んでいるところ。上巻を終えたが、宗教を覆すような科学の発見がなんなのかまだ全く出てこない!気になる!早く続きを読まねば。

    六本木ヒルズで見たことのある蜘蛛がママンという芸術作品だったということを知り、なんだか嬉しくなる。自分の経験や知識が繋がったり深まったりするのは快感。日本人の霧の彫刻もあるというグッゲンハイム美術館にいつか行ってみたい

  • ラングドンシリーズ。
    ハーバード大学で教授を務める宗教象徴学者ラングドンは、元教え子の科学者で無神論者のエドモンド・カーシュのプレゼンに招待され、スペイン・グッゲンハイム美術館を訪れていた。カーシュは人類最大の謎である「人類の起源と運命」について解き明かす映像を発表するという。しかし、発表直前にカーシュは額を撃ち抜かれて絶命した。実行犯は元スペイン海軍の退役提督アビラ。グッゲンハイム美術館館長でスペイン王太子の婚約者でもあるアンブラは、王太子の秘書と名乗る人物から、アビラの入館を許可するように伝言を受けていた。王太子がカーシュ殺害に関わっている可能性があり、ラングドンとアンブラは、カーシュの残した人工知能ウィンストンの力を借りて謎に迫る。

    上巻の時点で面白い。「われわれはどこから来て、どこへ行くのか」。人間の脳にとってはどんなあり得ないような答えでも、無いよりかはマシで、これを納得させるための超自然的なものとして神を作り出した。しかし、カーシュが言っていたように、その神が、その答えが宗教によって違う。更には一つの唯一を信じるキリスト教やユダヤ教、イスラム教などの宗教では、他の価値観や神を教義上認められないために、文化圏での争いが起き、それが戦争へと繋がって行く。誰よりも平和を、秩序を求めているにも関わらず、これを追い求めると「混沌」に成り果てる。こういうのを見ると、日本の「八百万の神」の考え方は宗教上の平和に最も近いのではなかろうか?

  • お久しぶりですラングドン教授。思わず一気読み。
    ヒュー・グラントとかエルサとか相変わらず楽しませてくれる。

  • ダンブラウンの小説は宗教と科学の対立と共存模索が主なテーマ。
    どちらも完全否定は出来ないというのが天使と悪魔を読んだ感想だが、オリジンは宗教側が科学に歩み寄ったという感想。
    オリジンではAIが出て来る。
    かなり高度なAIで、近い未来には出現しているかもしれないとワクワクがとまらなかった。
    ここで書かれたAIは感情表現は学習したが実際には感情を持っていない。
    全てはプログラム実行の為の合理的な判断で、そこに倫理観は無い。

    たまたま読了翌日に見たニュース。
    https://www.newsweekjapan.jp/stories/technology/2022/09/googleai.php
    これが事実なら小説よりも先を行っている。

  • ラングドンの巻き込まれがひどい。

  • ロバート・ラングドン教授シリーズの第5作め。
    もう毎回このパターンでいくのでしょう。
    最初に身近な人物から命題が与えられ、それを公表されると不利益を被る組織にラングドンさんは狙われて美女とともに逃走、逃げ回る過程で律儀な誰かが残した暗号を解きながら破壊的行為を行った相手を追いつめていく。

    毎度のこと大袈裟な設定&人物描写はイマイチだけど、命題や謎解きが多くの人の興味を引く宗教や団体に絡むものだし、もう『水戸黄門』的に読むことにしました。
    今回はスペインが舞台で命題は「われわれはどこから来たのか。われわれはどこへ行くのか。」というゴーギャンの絵のタイトルみたいなヤツ。
    知的好奇心を刺激してくれるという意味で期待して☆4つ。

  • ロバート・ラングドンシリーズ。
    ラングドンの教え子、かつ友人である天才科学者・未来学者のカーシュが、おそらく宗教界に激震を与えると思われる新たな科学的発見を大々的に発表する!というところから始まる。
    新たな発見とは何なのか、発表させまいとする宗教界の重鎮たち、発表の会場となったグッゲンハイム美術館、そしてスペイン王宮。
    多くの人たちの思惑が入り乱れ、さらにカーシュが発明した超有能なAI・ウィンストンも加わって、これからいよいよ物事が大きく動き出す、といったところ。
    早く続きを読まなくちゃ。

  •  私の大好物な演出のオンパレードをありがとうございます(笑) カーシュのプレゼンのシーンなど、非常に細かい演出までこだわって描写されているので、これは映像化すると映えそうです。
     これまでのところ、宗教や歴史や美術関連の蘊蓄がこのシリーズとしては少なめなので、そちらが目的の読者には物足りないかもしれませんが……SF好きの私からすると、ウィンストンの大活躍ぶりが嬉しくてしかたありません///

     そしてやはりこのシリーズとしては珍しく、これまでのところ、ラングドンがさほど東奔西走させられていませんね(笑) いやしかし、ここからが本番か……頑張れ教授、今回もきっとムチャにもほどがあるだろう旅程に負けるな教授!

     ここまで大風呂敷を広げて勿体つけてしまうと、カーシュの重大発表の全貌が明らかになったときに拍子抜けしてしまわないか、と、見当違いな心配をしつつ、中巻に続きます。

  • 少しSFチック?

  • *オリジン 上 ・ 中 ・ 下:ダン・ブラウン(著)

    詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。
    http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1976.html

    友人に勧められて読んでみます。
    『ダ・ヴィンチ・コードを超える一気読み本! 』 だそうです。

    そのまますぐに、映画にできそうな詳細な描写、情景がありありと目に浮かびます。

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著者プロフィール

1964年ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。2003年刊行のラングドンシリーズ二作目「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たす。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある。

「2019年 『オリジン 上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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