鏡地獄 (角川ホラー文庫 24-4 江戸川乱歩怪奇幻想傑作選)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041053218

感想・レビュー・書評

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  • 独特の、生々しく気色悪い世界を描く江戸川乱歩の作品集です。夏にはいいかもしれないですね。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • エログロの世界。

  • 人間椅子は何回読んでもゾーッとする。

    もう題名どーりの話なんだけど、乱歩独特の節があり、優しく、静かに、ゆったり、話しかけてくるんだけど。
    よく聞いたらはちゃめちゃに怖いっていうね。

    もう、なんていうか暴力的に怖いのよ。

    精神がボコボコにされます。笑笑

    普通の人なら!でも、とても常識人な雰囲気でとても優しく語りかけるからその恐ろしさがワンテンポ遅れてやってくるところが乱歩のすごいとこだよなぁ。

    さーーーって読み終えたら、あー長年の恋かな。くらいで終わりそうだけど、よくよく考えたら、、、
    ひー!!!!!!!っていうね。
    最後の短編も、え?これなに?って思いながら読んでると。読み終わって数時間後くらいに。

    え、なんか、え?あれって、めでたしだよね?

    っていう不安にめっちゃかられる。

    そう言う意味で、江戸川乱歩は読後数日の衝撃ったらないのかもしれないし、こんなに読み終わったあとにひきづる作家って。なかなかいないよなぁ。

    と。思う。

  • 人間椅子、芋虫、面白い
    江戸川乱歩の世界観が味わえる

  • 乱歩作品の中の、猟奇怪奇幻想ものを集めた短編集。
    ずっと読みたいと思っていた「パノラマ島奇談」と「陰獣」が一冊に入ってるなんてお得な一冊!やっと読めてうれしい。
    「パノラマ島奇談」映像で見てみたい。めくるめく原色の世界にくらくら。海中トンネルの描写なんか、大きい海洋生物恐怖症の私には鳥肌ものでした。あと、無意味に巨大な機械が回り続ける機械国とかも、怖すぎる…。
    「陰獣」作中の平田一郎が乱歩自身=平井太郎を彷彿とさせ、他の乱歩作品のネタが沢山出てくるところがまさに乱歩作品ボスラッシュという感じで面白かった。そして予想外の結末。一粒で二度も三度も美味しい作品だった。
    他には「踊る一寸法師」もお気に入り。狂気に満ちたラストの情景が恐ろしすぎて夢に出そう。
    どの作品もぞくぞくするような妖しさ恐ろしさ満載で、満足。

  • 一番怖いのは人間かも。「パノラマ島奇談」の世界に心惹かれた。

  • 江戸川乱歩、初読み。

    「人間椅子」って、こんな物語やったんか…個人的には二段オチじゃない方が良かった。最初のオチで終わらせといて欲しかった。
    「芋虫」…悲しい話やった…。
    「踊る一寸法師」も面白かった!緑さん、やるな!
    「パノラマ島奇談」は入り込めんかった。読むの疲れた。
    「陰獣」も終わり方がどうも…アカンかったなぁ。

    この中で一番印象深いのは「芋虫」

    2013.07/02 読了。

  • 芋虫で少し泣いた。

  • 2012/12/31

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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