USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? (角川文庫)
- KADOKAWA (2016年4月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041041925
作品紹介・あらすじ
お金がないならアイデアを振り絞れ! 後ろ向きコースター、ゾンビの大量放出、絶対生還できないアトラクション・・・斬新な戦略でV字回復活したUSJの軌跡をキーマンが綴る
感想・レビュー・書評
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UFJのマーケターが明かす誰にでもできるアイデア発想法とは? ケーススタディとしては大変興味深く、当時の状況で自分ならどのような戦略を立案・実行するかを妄想しながら楽しく読めた。一度は行ってみようか…。
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森岡さんの実践マーケティング3部作の1冊目、USJをV字回復させた裏側を生々しく伝えてくれた。読者としてもそれを読むことで、ワクワクしてすぐでも作者から伝授されたフレームワーク、アイデアの呼ぶ方法を仕事、生活の中に実践していきたい。
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ユニバーサル・スタジオ・ジャパンUSJが苦しい時期にアイデアを絞り出しV字回復した奇跡を語った一冊。USJ宣伝本だが、面白い。
USJに行ってみたくなる。 -
メモ
•ピンチをチャンスにかえる
•お金がなくてもアイデアで乗り切る
•アイデアのために情報をストックする
•3段ロケットで資金を稼ぐ -
大きな目標に向かって取り組む話。
自分がやる気を出したい時にまた読もう。 -
いや〜面白かった!
ハリウッド映画のテーマパークとして2001年に大阪に誕生したユニバーサル・スタジオ・ジャパン。初年度こそ年間1100万人を集めたが、それ以降は集客が伸びず、2009年度は700万人台にまで減ってしまった。このピンチをどう乗り越えるのか?お金がないならアイデアを振り絞れ!後ろ向きコースター、ゾンビの大量放出、絶対生還できないアトラクション…斬新な企画を次々打ち出し、USJはV字回復していく。
2010年に入社した凄腕マーケターの森岡氏がその全てを語る一冊。
めちゃくちゃ面白かった!
マーケティングに携わる人には超オススメ。
マーケティングの真髄に触れることができると思う。
そして、文庫版のあとがきでさらに痺れる。
この本自体がハリーポッターを大成功させるためのアイデアの一つ、マーケティングの苦肉の策だったなんて。
(なんとなく実感してたけど…だってUSJいきたいし!)
この人凄いわ。
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マーケティングの端くれとして、向上したい、何かヒントを!とすがる思いで読んだ。著者も言っている通り、マーケティングの論理を説いた本ではなく、とてもベーシックな考え方を教えてくれる。そして、熱。根気。難しい論理や数値でない。
以下学び。
・強いアイデアを生み出すには?何を必死に考えれば良いかわかっていること。①良いアイデアとはどんな条件を満たすものか?②それら条件を組み合わせて良いアイデアを探すにあたって着眼点をどこに定めて頭脳をフル回転させるべきなのか?...これはどこにタカラ宝が埋まっているか、に予想をつける着眼点。
・考えるべきアイデアの必要条件を導き出す方法は①目的②戦略(必要条件)③戦術(アイデア)の順で考える
・数学的フレームワークでは、”足して100になる”仮説を立てて検証する。(畑のどこかに宝が埋まっているのに、やみくもに掘っていくでなく、A, B半分に分けて、まずAから掘っていく。AになければBになる という考え方
・世界のどこかに似た問題に直面した人がいるのではないか?re-apply
・アイデアは考え抜く。淡白な人にはアイデアの神様は降りてこない。 -
ジリ貧だったUSJを起死回生させたマーケター森岡氏。なにしろマーケターという言葉すら知らなかった私は、利益云々とは対極にありそうな仕事をしているものですから、ビジネスの話に疎いのです。しかしこういった話が常にそうであるように、何もビジネスだけに限った話ではありません。変化を起こさないのは無難。でもときには変化を起こす必要性がある。こだわりを持つのは悪いことではないけれど、こだわるポイントをまちがえていないか。人にあれこれ言う前にまずは自分自身でやってみろ。『夢をかなえるゾウ』と併せて参考にしようかしらん。
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とても面白かった!あまりビジネス書は得意ではないため、難しくないことを願っていたが現代小説のようで入り込んで読んでしまった。
後ろ向きで走るジェットコースターは期間限定で出た時からずっと乗りたいと思っていて昨年ついにUSJデビューし乗った。想像以上だった。
本書にもなんどもでてくるが、パークに溢れる"ライブ"感がTDLとは違う良さを引き立てていると思う。アトモスも多いし、パレードも生歌で感動した。
今年もまたUSJに行く予定を立てたので筆者のアイデアを体感するのが楽しみである。