- Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041013779
作品紹介・あらすじ
保護したものの先住猫になじまないキジトラに猫・人間ともども振り回されたり、失踪猫を捜索したり。いつもにぎやかな事件が絶えないオオシマ家に、運命の時がやってきた――。涙と感動の最終巻!
感想・レビュー・書評
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溢れる大島さんの猫愛。淡々としているけども、猫を預けたり里親に出したりする時の葛藤はストレートに描かれていて共感。自身の病気の事は冷静なのに、猫に対する気持ちは激しい。捨て猫保護、野良猫保護、飼い猫の世話、亡くなった子の思いなど。それぞれの子のキャラが深く描かれていて、綿の国星のようなファンタジィ漫画の土台には猫たちを見つめる眼が、優しさに満ちている眼だから傑作なのですね。
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グーグーを本屋で久々に見つけ最終巻だというので文庫を思わず買ってしまった。随分前読んだ記憶があったので、もうグーグーは生きてないと思ったが生きてたので嬉しかった!庭にくる猫たちを描いていたので、名前がごっちゃになり何回もページを目繰り返しながらよんだ。大島さんの猫に対する愛情の深さ。私も猫好きだけど、多頭飼いは無理だな。なんか読んでて、玉柏の実家を思い出したよ。猫が猫を呼ぶんだよな。うちも猫屋敷になりつつあるもん。
いきなり、最終章…いやな予感…題名はアイラブグーグー。まさか⁇2011年震災の後の4月21日。グーグー永眠。読みながら涙が止まらなかった。他所んちの猫なのに。この本が大好きでグーグーも大好きだったので辛い。猫の死の場面を読むと、どうしてもパセリと重なるし、今いる二匹のニャンコ達の死を思うと、たまらない。
グーグーは15歳と8ヶ月生きた。猫の寿命としては長生きしたし幸せだったよな。でも一つ思うのは、大島さんの愛情を独り占めしたかったんじゃないかな?それとも沢山の猫達に囲まれて幸せだったかな。読めて良かった。 -
1巻や2巻を読んでいるときは、常に心のどこかでサバの話と比べていた。正直言ってサバのほうが好きだなあ、ああいうのをまた書いてくれたらいいのになと思いながら読んでいたと思う。
こうして読み終えると、同じ猫話と言っても、グーグーはサバとはかなり違う作品で、非常にストレートだ。大島先生はもうファンタジーは描かないのだろうか。 -
とうとうグーグーが・・・
グーグーに限らず
大島弓子が描く猫達は
人間に媚びることなく
自分を持っている
んるる
も
シャー
も
どれもが愛しい~
昔から猫に出逢えば
“ミャ~~”と話しかけてきた
犬派を自認してきた私だけど
“グーグーだって猫である”を読んでから
猫もいいな~と思うようになった
今なら道端で出逢った野良ちゃんを
家に連れて帰る自信がある~ -
ついに完結。私も子供の頃に飼っていた猫との別れを思い出した。グーグーが最後に肉球で握り返してくるシーンに涙。映画は見ていないけれど、今秋WOWOWでドラマ化されるそうなので、こちらは見ようと思う。