- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041007457
作品紹介・あらすじ
人と化生のあいだに生まれた安倍晴明。陰陽師として類い希なる力を持っていた彼には貴族から依頼がたえない。ある日、賀茂祭を見に行った晴明は、外つ国からきた、化け物と鉢合わせするが――!?
感想・レビュー・書評
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言葉、文章、台詞、単語、イロイロあるけど、どれも好み。
私の読者の目的、ストーリーに関係なく、素敵な文章に出会うこと、絵画のような、映画のような、舞台のような。色彩を伴い、音を奏で、立体となる、そんな文章。
この本にもたくさん詰まってた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
言葉も難しくなくて読みやすかった
鬼人意外と簡単にやられちゃったかな?という印象です。十二神将たちとのやり取りの量が多かったからなのかもしれませんが…
狐のお面の表紙、好きです -
晴明が十二天将に使役したきっかけと経緯。
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十二神将を従える過程ずっと読みたかったので、若き晴明のお話、興味深く読みました。この後も色んな経験を積んで、そして、あのようなじい様になったんだなぁっと。
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2014.6.14
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(自称?)親友?斎とか師匠の賀茂忠行との関係や、橘家の姫君との馴初めとか。
安部晴明を取り巻く環境が窺える文章もありますが、
この小説の大部分は、十二神将とのやり取りでした。
十二神将というからには十二柱いる訳で、
晴明が一柱づつ四苦八苦しながら対峙して式に下していきます。
その際に突きつけられる問いを通して自分自身を見つめ直します。
最後には目的の化け物と対峙して一応の決着はつきますが、
全体を通して序章のような感触を得ました。
十二神将という式神を得て、晴明の活躍はここから始まる・・・
といった余韻を、読み終えた後に感じました。
実際、続編も既に出ているみたいですね。
化け物の正体については、
陰陽師ものとして読んでいて私的にはちょっと意外でした。
橘家の姫君とのその後も気になる。 -
十二神将を式に下すのがメインだけど、若かりし頃の二人の関係が興味深い。
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敵のオチが…ちょっとがっかり。
さらーっと読めたけどそれだけで終わっちゃったなぁ。尻切れトンボなような。
彼女の首のあれはそのままで終わり?なのか。
少年~の方を読んだことがないから、読んでれば感想もまた違ったのかも。