シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と金の繭 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 359
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006375

作品紹介・あらすじ

妖精ラファルに剣で貫かれ、命を失いかけた銀砂糖師のアン。エリルの力で命を救われるも、アンは砂糖菓子を作ろうとして、感覚を失っていることに気づく。エリルの力は、命の代償に大事な能力を奪うものだったのだ!アンは一から修業し直すため、シャルとミスリルと共に、ペイジ工房へ向かうけれど-。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ通巻11巻、砂糖林檎編2巻。
    公式本紹介がネタバレしてるから、書いちゃうけど、以下、前の巻まで読んでない人には特にネタバレ。

    前巻でラファルにやられて死にかけたアンが、エリルによって救われるものの、なんと砂糖菓子を作る能力がなくなっているという、とんでもないスタート。しかも、シャルへの思いを死にかけた状態で伝えたので、色々モンモンとする様子が胸がきゅーんとして、30年以上前に戻ったような楽しみもありました。ああ、恋って素晴らしい。若返るわ。
    アンに優しいペイジ工房でのお話なので、安心して楽しめます。お嬢ブリジットも久しぶりの登場。サブタイトルが最後にきらめく展開でした。
    あとがきにあった、初稿ではシャルがアンに○○しすぎた話、読んでみたかったです。

  • アンが助かったが、いろいろとまずい状態。ラファルとエリルの行方も探せず、、、ドキドキな展開。

  • またまた試練のアン。
    ブリジットさん、いいな。

  • 失ったものを取り戻すためにペイジ工房に行ったアンが今まで自分が意識していなかったことを自覚して成長する巻。
    自分にも得になるからとはいえ根気よく付き合ってくれるコリンズさん。
    2人にわかってはいたけれど成し遂げられなかった想いを託すグレンさん。
    気になっていたブリジットさんの気持ちも描かれていました。

  • あ、すみません。
    面白すぎて一気読みしてました。

    たぶん、3日前くらいに……

    金の繭って、素敵だなぁ。
    そのおかげでブリジットとオーランドは歩み寄れたはず。

    (あらすじ読み返した)
    前巻で、アンが死にかけてたのでしたよ!
    助かってよかった。
    命の代償は大きかったけども、命に比べれば。
    そして大きかった代償も、バネにして。

  • 代償は大きいけど、取り返せるし、取り返すための努力もできるところが素敵

  • 最初の銀砂糖の木を捜しあてたアン。それを狙っていたラファルによって、彼女は刺されてしまう。ラファルの意志に反したエリルはアンを助けることに。だが、その反面で彼女は銀砂糖師として重要なものを失ってしまい…

  • エリルの力で命が救われたアンとミスリル。助かった代償に大事な能力を失ってしまいました。

    ミスリルのように妖精本来の力を失ってしまったら取り戻すことはできないけど、アンのように後から身につけた能力は再度取り戻すことができると・・・。なかなかそんな風には思えないのに、アンはほんとに前向きだなぁと。

    そして最後は新たな局面が。
    ほんとまた次巻が気になるところで終わっちゃいました。

  • ついに二人は恋人に!甘々②になるかと思いきや、
    お子様なアンと鈍いシャルだからその心配はなく、
    まぁいい感じになりました。
    キースが公正すぎてかわいそうなくらいですが。
    アンが命を救われたときに失うのは絶対に銀砂糖を
    作る技術だと思っていたけど、
    あきらめずにまた①からやり直すとは思わなかったです。
    ガッツがあります。

  • アンの、そしてブリジットとオーランドのもどかしさと、切なさがたまらなかったです。
    がんばれアン!ってそればっかり思っていました。
    アン、ブリジットそれぞれの恋の行方に期待してます。
    そして、三川さんは本当に引っ張るのが上手い。
    次の巻すごく気になります。
    とはいえ既に手に入れているので、最近読書はペースゆっくりですが、すぐに続き読もうと思います

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著者プロフィール

広島県出身。第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー。温かく優しい読後感が持ち味で、登場人物の繊細な心理描写も高く評価されている。他著に「封鬼花伝」シリーズ、「箱入り王女の災難」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ、『ここは神楽坂西洋館』『仙文閣の稀書目録』などがある。

「2021年 『転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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