銀の竜騎士団 黒の皇子とウサギの誘惑 (角川ビーンズ文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年7月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041004074
作品紹介・あらすじ
王女シエラVS猛禽系皇子。食うか食われるかの恋の駆け引き!!黒竜隊隊長スメラギと同じ顔をした帝国の皇子アルシェイド。そのせいで、スメラギは密偵容疑をかけられ拘束される。しかも、シエラは冷徹で強引なアルシェイドの手を扇で払い「私と婚礼を求めるならば、ひとりの異性として夢中にさせてくださらない?」と言ってしまい!?「おもしろい」と笑う百戦錬磨なアルシェイドに、なりたて次期女王は立ち向かえるの!?-。
感想・レビュー・書評
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王女のたまご編というだけあって、確かにルーシェの未熟さが際立っていた気がする。決めるところは決めてくれてたので、全然ダメってわけじゃないですけど。
思うに、トップの人が必ずしも誰よりも優秀である必要はなくて、優秀な人達を纏めて、使うことにさえ秀でていればいいんですよね。その時に使う武器は、シリスみたいに思考を働かせて望む結果を引き寄せようとする頭脳であったり、信頼という互いの人間性をぶつけた上で築き上げる関係の力であったり、要するにその人のために動く人間がいればいい。より多くの人間を動かすことが出来るのが、王様ってことで。目指すところはそこだと、思うんだけどなぁ。最終的に優秀な人が自分の味方にいればいいんですよね。その人が自分のために働いてくれればいい。そういう意味では、自身が優秀になろうとしてるルーシェは、的外れとは言わないけど、ちょっと視点を変えてもいいんじゃないかと思う。素直で真面目なんでしょうね。私は別に凡庸だっていいって開き直れたら、もう少し楽になれると思うんだけどなぁ。信頼出来る人が下した判断が間違いじゃないって信じることが出来れば、それはもう十分に上に立つ人の資質を持ってるって言えるよ。ルーシェには、そういう方向の方が向いてると思うんだけどなぁ。
長々と書いたけど、ルーシェには隊長と二人三脚で頑張っていってほしいです。隊長ももう少し言葉を伝えられたら、ルーシェの不安も今よりかは減ると思うんだけどねぇ(笑) -
物語の構成がお上手だなぁと。一難も去らないうちにまた一難。問題が山積みでシリーズは続くw
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構想は最初からあるのかな?
次に引っ張るの、うまいよね!! -
王女というよりはシリス vs 相手の国みたいな感じがしますが。