柳生忍法帖 上 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)
- KADOKAWA (2012年3月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041002049
作品紹介・あらすじ
会津大名、加藤明成は淫虐の魔王ともいうべき暗君だった。諌言の末、主家を見限った堀主水は妖異凄絶の武術を持つ会津七本槍を差し向けられ、一族郎党を惨殺されてしまう。唯一生き残ったのは、かよわき7人の女。父や夫の仇討ちを誓う女たちは、剣豪・柳生十兵衛の助けを借り、命懸けの特訓を始める。奔放無頼な十兵衛も陰ながら援護し、悪鬼のごとき敵を討ち果たすべく凄絶な闘いを挑む!十兵衛三部作の記念すべき第一作。
感想・レビュー・書評
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おもしろすぎて1日で読んだ。最近山田風太郎にハマっているのだが、どの本もハズレがなく本当にこの人は天才かもしれないと思うこの頃…
甲賀忍法帖よりもかなりグロく残酷なシーンがあるが、その分復讐に燃える女性たちを応援したくなる。下巻も期待!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
河出文庫の巻末にやたら山田風太郎の紹介があったので読んでみました。昭和の娯楽小説。
うーん、あんまり好みではないかな?松本清張を読んだ時みたい。
もしくは最近のジャンプ。能力バトル。
巻末の著者インタビューが1番よかったです。
1962年の記事。漢字をあえてカタカナにするところに時代を感じる。この文化いつなくなったんだろ。オリーブもこんなですよね。可愛いと思うけど。
最近、読んだことない作者を選んでは、うーん、微妙、を繰り返している。すごい!天才!最高!って思わなくなってきたのは歳のせいか、勘が鈍ってるのか、もともと好きな作者読めばいいのではないかということなのか。
好みの問題ですが。
シュペルヴィエルを読んだ時みたいな感動はないな、最近。更級日記はびっくりしたかも。 -
宝塚歌劇の舞台の原作という事で読みましたが。没頭して読んでしまいましたー面白い!長編だけれど、映画を見ているかのように通して読んでしまいました。
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月村了衛が山田風太郎受賞記念の「はじめて山田風太郎作品を読む人におすすめ5冊」の企画で筆頭に挙げていたので購入。実際に読むまで1年半積んでたことを後悔するおもしろさ。なるほどこれが月村作品のエンタメ精神の源流なのかと得心。めちゃくちゃ強い人(柳生十兵衛)をいかにして苦戦させるか(物語を盛り上げるか)というところで設定のうまさが光る。
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加藤(嘉明)家二代明成是淫虐的暴君,也將忠臣堀主水等一家殺戮,甚至在東慶寺大開殺戒殺掉其家妻女,為首的正是明成的走狗會津七本槍。住持義母千姬(天樹院)拜託澤庵禪師,禪師找了十兵衛來為七位女性特訓(而復仇就交給這幾位女性,十兵衛說好不出手),一行人以澤庵的品川萬松寺為據點進行特訓,十兵衛並且策畫了一連串的計畫,將七本槍一個一個除掉。七本槍和明成一直無法得知十兵衛的真面目,故事七轉八折,將這些暴徒玩弄在掌心之中非常有趣。最後明成受不了恐懼決定回會津,十兵衛一行人也跟著北上。但在北上過程,女人們漸漸因為對十兵衛的戀心而開始產生裂痕...
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とりあえず忍法帖の一つも読んでおこう、と入手。あまりの十兵衛の強さに笑ってしまう。一応、史実の下敷きはあるがそんなことは些事におもわせる偉大な活躍である。ターゲットの直接撃破禁止のルール付きのハンデバトル。
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怖ろしやー。
電車で夢中になって読んでたら、
降りる駅すっとばしてもーた。
もーすばらしく面白い。
文句なくアクション活劇の横綱。
ページをめくる手が止まらん。 -
加藤家の凄惨たる非道さも七人の女性たちの魅力もおゆらの切なさも十兵衛のかっこよさも全てよくまとまっていて、読み応えのある作品だった。