「砂漠の狐」ロンメル ヒトラーの将軍の栄光と悲惨 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040822556

作品紹介・あらすじ

ヒトラーの忠実なる“軍人”か、誠実なる“反逆者”か。
第二次世界大戦を動かした男の虚像と実像を暴く。
これまでの俗説を打破する決定版!!

ドイツ国防軍で最も有名な将軍で、第二次世界大戦の際は連合国からナポレオン以来の名将とまで言われた男、ロンメル。
最後はヒトラー暗殺の陰謀に加担したとされ、非業の死を遂げるが、北アフリカ戦線の活躍から名づけられた「砂漠の狐」の名称は広く知られている。
ところが、日本ではとうの昔に否定された40年近く前の説が生きている程、ロンメル研究は遅れていた。

ロンメルは、ヒトラー暗殺計画に気づいていたのか!? 知っていたとしたら、それを支持していたのか!? 最新学説を盛り込んだ一級の評伝!

「日本では【略】、軍事はアカデミズムにおいて扱われない。
一方、「本職」の自衛隊や旧軍人のあいだでも、戦前、みっちりとドイツ語教育を受けた世代が退くにつれ、
第二次世界大戦の欧州方面の歴史に関する研究が紹介されることもなくなってきたのである。
 【略】もちろん、ミリタリー本などでは、多々ロンメルが取り上げられてはいたものの、
それらのほとんどは、1980年代の段階にとどまっており、なかには、
アーヴィングの『狐の足跡』の歪曲を無批判に踏襲するばかりか、誇張して広めるものさえあったのだ。」(「あとがき」より)

感想・レビュー・書評

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  • 「砂漠の狐」といえば、言わずもがなエルヴィン・ロンメル将軍の異名としてあまりにも有名で、寡兵であるにもかかわらず大量の連合軍を相手にアフリカでの砂漠戦で数々の勝利を成し遂げた名将として名高い存在である。
    しかし、ロンメルが寡兵がゆえに苦労した原因としては従来、そもそもアフリカ軍団としてドイツは2個師団しか送り込まなかった、そもそもイタリアの尻拭いの戦いでありイタリア上層部との諍いが絶えなかった、言っても言っても補給が思い通りにならなかったなどが挙げられていたかと思う。
    にもかかわらず戦術的な勝利を続けたロンメル将軍は「名将」の名を欲しいままにしていたわけだが、欧米では逆に作られた「英雄像」ということでロンメル批判ともいうべき言論も展開されていたそうである。
    しかし、近年になって「ロンメル」像の再評価が行われているということであり、本書はそうした最近の知見を筆者の見解とともに論述した内容となっている。

    「砂漠の英雄」として祭り上げられたのは、当時「英雄」を欲していたドイツ国内の事情も大きいとのことである。
    ヒトラーの引き立てに加えて、宣伝相・ゲッペルスの「英雄」としての大喧伝、ロンメル自身の自己アピールの大きさがあったということである。
    ロンメルはプロイセン出でもなく中産階級の出であり、参謀養成の課程も受けたことがなかったため、本来は出生する人物ではなかったということであるが、持ち前の戦術指揮の優れた才能や常に最前線で陣頭指揮を行う姿、それらの結果として成し遂げた功やそれ以外に他人の功まで自分の功として猛烈に自己アピールする自己顕示欲の強さなどが最終的にヒトラーに認められたことにより大出世を遂げたとのことであった。
    (ま、こういう人は今でも少なからずいますね・・・)

    しかし、そうした性格と才能が発揮できるのは戦術レベルの指揮官までであり、戦略レベルの構想や実行、補給など軍司令官レベルに求められる才能としては失格で、常に戦術レベルの有利さを追い求め、司令官が不在となるにもかかわらず陣頭に立ち続け、補給を無視した作戦を実行するということで、それなりの上司からは有能なのは師団長までという烙印を押され続けていたようである。
    (ま、周りのフォローが続く間は良かったのでしょうね。今もいますね・・・)

    そして彼の悲劇は、彼を引き立ててくれたヒトラーとの関係が悪化し、ノルマンディー上陸作戦への対応を見誤り、ヒトラー暗殺計画に関与しようとしていたことなのだろう。
    次第にひどくなるヒトラーの国家戦略についていけなくなり、自らも決定的な戦略的誤りを犯してしまう。
    結局、政略・戦略的な才能が無い分、逆の意味の運命に翻弄されたのでしょうか。
    (今もそんな人が結構いますが、その運命は・・・!?)

    「砂漠の狐」の実像ということで、結構面白かったです。
    ヒトラーが指示した戦争犯罪行為には加担しなかったということなので、それなりに気骨もある人物だったのかもしれません。
    やっぱり後世に名を残す「将軍」ということでいいんでないかな。

  • ヒトラー暗殺計画に加担したと追及され、非業の死を遂げたドイツ国防軍の英雄ロンメル将軍の虚像と実像を、『独ソ戦』の著者・大木毅氏が最新学説から分析された英雄神話の解体新書。 ロンメルは勇猛果敢、師団長としては適格であるが、昇進し、作戦的・戦略的な知識を要求されるにつれ、その能力に限界ありと指摘された。故に危険を冒しても成功をつかむ必要があり、自らの功績を誇張せずにいられなかった。その努力の結果、総統の愛顧を受けて、思いがけぬ高みに昇りつめた。総統暗殺の陰謀に、どの程度関与したのか確たる証拠はないが、服毒自殺を強いられた死顔には、蔑みの表情が深く刻まれていたという。 ヒトラ-に傾倒し、自己顕示欲とナチスの一大プロパガンダに翻弄された、栄光と挫折の己の生涯への蔑みであったかも知れないと、著者は締めくくっている。

  • 『独ソ戦』で第二次世界大戦におけるドイツ軍の東方戦線の惨状を描いた大木毅氏が、主にアフリカ戦線で活躍したドイツ軍の将軍ロンメルについて詳細な資料分析を元にその人物像とともに描き切った力作。順序としては本書が先で、『独ソ戦』が後に書かれたものであり、ロンメルの研究はまあさに著者の専門とするところであり、記述もまるで見てきたかのように細部から臨場感が感じられる。

    本書は、ロンメルがヒトラー暗殺計画に加担をしたとして処刑か自死の選択を迫られて服毒自殺をするところから始まる。読者は、その結論を知った上で果たしてロンメルは本当にヒトラー暗殺に加担をしたのかという謎を持ちながら読み進めるという仕掛けになっている。どこか映画的な手法で、戦場における勇猛果敢な戦いとともに、そこで描写される人物像に引き込まれざるを得ない。何よりロンメルはヒトラーに心酔し、ヒトラーはロンメルを信頼していたのだ。

    ロンメルが軍事参謀としての十分な教育を受ける機会がなかったことが、大局観を持てず、行動力・決断力を含めた戦術面での優秀さに比して、戦略次元での考慮の不足が結果としてアフリカ戦線においても最終的な敗北につながったと指摘する。そこにもヒトラーによる独裁の軍事面での(独ソ戦ではさらに顕著であった)弊害を見ることができる。また、ロンメル自身の病的な功名心からくる組織内での軋轢や戦略上の失敗につながる判断があったことも事実だ。

    そういった欠点を持ちながらも、ロンメルがあの状況においても戦時国際法を踏み外すことなく、軍人としてのフェアネスに忠実であったことを高く評価する。その事実が著者にがロンメルを研究対象として選んだ理由であり、本書が持つ熱量の源になっているのだろう。

    果たして、ロンメルがヒトラー暗殺に加担をしていたのかは、ここでは書かない。まだ読まれていない場合には、楽しみに読み進めてほしい。その謎解きも含めて大変に面白く満足できる本。

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    『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(大木毅)のレビュー
    https://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4004317851

  • 砂漠の狐、ロンメルの伝記です。
    新たに世に出た多くの資料を取り入れ、英雄としてでなく人間としての姿が浮かび上がります。
    記録が少ない故の伝説や神話ではなく、真実を求める研究に今後も期待します。

  •  「砂漠の狐」として名をはせたエルヴィン・ロンメルは良くも悪くも脚色された物語を持つ英雄だと思います。

     プロイセン軍人が幅を利かせた帝政時代にあってはそこから外れたアウトローからキャリアをスタートさせ、第1次大戦では大胆な戦術を駆使して次々と戦果を挙げ、ついにドイツ軍最高の勲章(ブルーマックス勲章)を獲得。
     第2次大戦のフランス戦線において、彼が指揮した師団はその神出鬼没ぶりから「幽霊師団」と恐れられ、アフリカ戦線では常に劣勢な物量下で英国軍と互角以上にわたりあい、ついに元帥に上り詰める。
     戦局が悪化するにつれて何とか講和による戦争終結を目指すものの受け入れられず、最後はロンメルにスポットライトをあてた当人であるヒトラーからの命により自ら毒をあおぐという悲劇によって人生の幕を下ろす・・・。まさに映画や小説のような筋書きです。

     しかし逆に、どこまでが脚色でどこまでが真実なのかがはなはだわかりにくい人物でもあります。
     本書を読むとわかりますが、ロンメルを題材にした著作物は様々な思惑によって彼を持ち上げ、またこき下ろしていることから事実が非常にわかりづらくなっている。
     そんな中にあって本書は「真実のロンメル」を明らかにせんとして書かれた一冊なので大変参考になります(ただし、それがゆえに「夢から覚めてしまう」不安も付きまといます)。

     読み終えての感想ですが、本書は非常に親切な構成でとても分かりやすいです。
     文章は簡潔にして明快です。
     章立てとしては、ロンメルの生い立ちから軍人としてキャリアを築いていく流れを時系列で説明しています。
     その中で意外な事実も多々記されています(まさかあのロンメルがルチー(後の婦人)に黙って愛人との間に子をもうけ、しかもその子を公然と養っていたとは・・・!)
     また各所で説明されるロンメルの人物評ですが、実際に彼と関わりを持った人物たちの証言が公平に取り上げられ、そこか浮かび上がる人物像として説明されているのでとても客観性が高いと感じます(当然証言者の思惑やバックボーンについても言及されています)。
     それと同時に、巷のロンメル戦記の中では邪魔者として彼の足を引っ張ったかのように描かれている人物たちや、ロンメルに苦も無く蹴散らされたかのように描かれる将領たちの実際の姿も客観性を持って補足されているので、読んでいて感心します。
     くわえて具体的な戦闘状況の文章描写とともに戦局図や地図が挿絵として豊富に掲載されているのも助かります。

     本書を読んで浮かび上がってくるロンメル像は、大胆かつ勇敢な天才戦術家としての(馴染みのある)姿とともに、実際以上に自分を大きく見せたがる自惚れ屋、そして大きな戦略的見地を欠き、己が戦術の完遂のためには部下の命を顧みない非情な姿、です。
     本書を読むとわかりますが、彼の指揮下で幾人もの師団長レベルの将領が戦死し、また捕虜になっています。この人数ははっきり言って異常です。あの血みどろの独ソ戦にあっても初期の時点ではアフリカ戦線よりましだったのではないか、と思わせるレベルです(師団長レベルがそうなのですから、下士官レベルは言わずもがな、です)。これだけを見ても、ロンメルの指揮には重大な問題をはらんでいたことが見て取れます。
     個人的に彼の行動は、第1次大戦でのルーデンドルフや、もっとさかのぼって北伐における魏延の行動とかぶって見えました。

     ちょっぴり夢から覚めて、真実のロンメル像を垣間見たい方におすすめの一冊だと思います。

  • 「独ソ戦」著者によるロンメル評。
    最近hoi4 にハマりww2を勉強し始めたため購入。
    サクサク読めたし入門本として最適だと思う。

    ロンメルがドイツ国防軍の中でもアウトロー的経歴の持ち主だった事を重視し、故に勇猛大胆、独断専行な戦術家として大成し、上級将官としての教育を受けなかったことから補給軽視、戦略的視野が弱い指揮官であったと分析している。

    またアウトサイダーであったため、軍部で昇進するためにも功名心とその誇示には病的であったとも。


    そんなロンメルの評価は現代に至るまで未だ定まらない。
    ロンメルの活躍はナチスにより過度に喧伝されており、また彼が最後までヒトラーへの忠誠心を持ち続けたかも曖昧なこともあり、ナチスの忠実な一員かドイツ国防軍の良心の一人か、今日まで上振れと下振れを繰り返しているからだ。


    ただしロンメルが度々戦場で見せた騎士道精神だけはいつの時代も変わらず評価されていると、この本は締めている。

  • 第二次世界大戦に興味がない人でも、本書で主題として取り上げているロンメルという名前を聞いたことがあるという人は多いだろう。ナチスドイツの軍人としてアフリカ戦線で活躍した彼は、ドイツの軍人としては過去から現在にかけて最も有名な軍人の1人だと思う。 本書はそのロンメルについて、その伝説と事実を切り分けた上で、軍人としての評価をすることを目的とした1冊だ。

    最初に告白しておくと、自分は別にロンメルに対して特別な思いがあるわけでもないし、彼の伝記を読んだことがあるわけでもない。 ただ戦略と戦術の究極的な活用は求められる戦場において、卓越した能力を見せたのであれば、一度は詳しく知っておきたいと思ったのだ。

    結論から先に言えば、本書におけるロンメルの評価は「勇敢にして偉大な戦術家ではあったが、戦略家としては凡庸であり師団長以上の素質はなかった」ということになる。 この評価は決して著者だけのものではなく、現代におけるロンメルの一般的な評価と言えるらしい。 本書では何故にそのような評価になったのか、そして彼がそのように評価される軍人になったのはどのような理由なのかを丁寧に解きほぐしていく。 また決して主題ではないと言え、そのプロセスの最終章としてロンメルがヒトラーの暗殺に関わっていたのかと言う疑問に対しても著者なりの回答を提示する。


    本書を通読して感じるのは、戦術家と戦略家と言うのは決して同じ素養を求められるものではないし、戦略家は多くの学びと経験から生まれてくるのだと言う当たり前の事実だ。 漫画や小説ではしばし天才的な戦略家というのが登場してくるが、残念ながら現実の世界においてはそのような期待をする事はもはやできない。もちろん素養がないものが優れた戦略家になる事は決してないと言えるが、複雑な事象を大局的な観点からコントロールするためには、座学での学びと実際での経験を融合させることが不可欠なのだ。

    本書によれば、プロイセンとその後のドイツにおいてメインストリームを歩んだわけではないロンメルは、そのような学びを提供される機会がなかったらしい。 また彼は、その生来の性格上、いわゆるデスクワークが好きではなかったようだし、戦場において後方から指揮を取ることも好まなかった。さらに 現在の軍事活動においては不可欠となる補給についてもあまり注意を払う事はなかったらしい。数十万人やそれ以上の軍人の生殺与奪を握る人間としては、著者が言うように失格なのだろう。

    一方でそのような欠点、例えば常に前線で指揮をすることを好むであるとか、独断専行や果敢な判断と言うのは戦場の現場において指揮を行う戦術家にとっては好ましい性質となる。 本社では、彼のそのような特質により特に彼のキャリアの前半で多くの戦果を勝ちとったことが丁寧に説明されている。


    本書は新書という形をとっているが、戦場に関する記述についてはあまり図表がなく、事前知識を必要とする部分が多くある。またロンメルの一生を描くと言う性質上、彼が関わった多くの人間が次々登場しては去っていくために、 人間の名前を覚えるのでも一苦労だった。 そういった意味ではわかりやすい戦場の英雄端や紋切り型の軍人に対する評価を期待する人には、あまり本書を向いてるとは言えない。 丁寧な記述を口にせず、紋切り型ではない人物評価を読みたいという硬派な読者向けの一冊に仕上がっていると思うし、 戦争や軍事史に関する本と言うのは本来はこうあるべきなのだと思う。

  • 昔読んだ戦車の本で、砂漠の名将的に取り上げられていた覚えがある。

    戦後、敵であった英国からも名将と称えら得ていたのが、いやアイツは功名心の塊でろくでなしやで的な批判があり、その批判も批判するための捏造だって証拠が上がったり。

    少なくともそういう研究対象になる、有数の軍人ではあったわけだ。

    生まれやその他の要因で軍の出世の主流には乗れず、上がっていくためにはアピールが必要だった。コンプレックスの塊もあったのかな。
    それでまあ、それを実現するための才能に恵まれていたわけだ。あり得ないような戦果をあげて、ヒトラーにも気に入られて、ぐいぐいとのしあがっていった。

    ところが戦術面では極めて優秀であったのが、戦略とか作戦とかになると、全く弱いという面が、偉くなってから露呈する。

    大日本帝國陸海軍とか、日本プロ野球とかみたいなもんか。

    最後は破滅。

    もっとも戦場において、非人道的な行為には一切背を向けていたのは事実らしい。戦争自体が非人道的ではあるが。

    戦後長年経っても、研究者を魅了する人物なんだろうな。

    沢山の戦闘が詳しく書かれているが、そこは興味ある人向け。

  • ドイツでアウトサイダーとして社会に出てから軍で目覚ましい活躍を重ね、出世していき、伝説的な将軍となったロンメル。

    ヒトラーに重用されたこと、運の良さ

    ナチスにうまく利用もされた。私見だが名前の響き、顔の良さも宣伝のために好都合だったのではないか?

    読了120分

  • こういう近代戦の戦記を本で読んだのは初めてかもしれない。
    歴史フィクションでカッコよく描かれている将軍という存在が、現実の戦争においてどういうものなのかについて、よりクリアに見えてきた。

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著者プロフィール

現代史家。1961年東京生まれ。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてボン大学に留学。千葉大学その他の非常勤講師、防衛省防衛研究所講師、国立昭和館運営専門委員等を経て、著述業。『独ソ戦』(岩波新書)で新書大賞2020大賞を受賞。主な著書に『「砂漠の狐」ロンメル』『戦車将軍グデーリアン』『「太平洋の巨鷲」山本五十六』『日独伊三国同盟』(角川新書)、『ドイツ軍攻防史』(作品社)、訳書に『「砂漠の狐」回想録』『マンシュタイン元帥自伝』(以上、作品社)など多数。

「2023年 『歴史・戦史・現代史 実証主義に依拠して』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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