日本エリートはズレている (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 75
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040821016

作品紹介・あらすじ

外国に対し、「日本のマネばかり」「石油が出るだけのラッキーな国」と上から目線を続ける日本の”グローバルエリート”。中国、韓国、そしてドバイでさまざまな外国人と交流を持つ現役外交官が本気で警鐘を鳴らす。

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F開架:319.1A/Mi13n//K

  • 各国の外交官を務めた著者が日本人の特にエリートに警鐘を鳴らす一冊。

    中国・韓国・UAEとの比較文化論が面白く、またエリートでなくとも色々と身につまされる部分があった。

  • 中等とインドの意識の違いの解説に長けている。やっぱりJapan as 1stは終わったし、周りはもっと頑張っていることを自覚し努力する気になる点で良書

  • 読了。エリートが書いたエリート批判?勉強になる。面白かった。内田樹、佐藤優がこの本を読んだ感想があれば、知りたいと思った。

  • 日本エリートはズレている。道上尚史先生の著書。内容自体は正論なのかなと思えるところも多かったけれど、全体的に上から目線で解説、お説教されているような印象が残りました。会話でもそうだけれど、例え同じ内容であったとしても、話し手の言葉遣いや話し方、態度で、聞き手の印象は大きく変わるもの。「日本エリートはずれているけれど、自分はずれていない」、そのように主張していると読み手に取られてしまったしたらは、せっかくの内容が少しもったいないように思います。

  • 経歴自慢が鼻につくが、主張したいことは明確に伝わってくる。

  • 本当は『日本はズレている』としたかったんじゃないかと思います。
    でも、そうしてしまうと、批判が大きいことが想定されるので、批判を避けるために、『日本エリートはズレている』としたのだと思います。

    日本は、いい意味でガラパゴス化している部分もあるとは思うのですが、近年の世界全体の動きの中では、悪い意味でガラパゴス化している部分が多いのかもしれません。

    ちなみに、先日、極楽湯に行った際、大型テレビを見ると、LG製でした。
    本書の内容を実感した出来事でした。

  • Yotsuya

  • 日本の国力が落ちている現状を認識する必要がある。日本は田舎のネズミ。世界との関係性についての現実認識の弱さ。

  • 著者は現ドバイ総領事で韓国(2回)、中国の在外公館勤務を経られた外交官。過去のご著書『日本外交官、韓国奮闘記』は二度読み返した記憶があり、その著者がこの書名で何を書かれているか興味あり手にしてみた。
    立場は民間企業のサラリーマンで著者とは比ぶべくもないながら、私自身も中国で3年、韓国で8年半、そして4年半の日本を挟み米国で2年半勤務・住んでみている身として、著者の指摘には大いにうなずかされ、共感せざるを得ない。私は気になるところや共感するところがあるとページの端を折る癖があるのだが、この本はかなり折り目だらけになってしまった。
    外交官らしく普段冷静な筆致の著者らしからぬ熱い表現を日本人・日本企業にぶつけていらっしゃる箇所もあり少し驚いたが、それだけ外交官という立場から見た(本当はもっと出来るはずの)日本人・日本企業に対するもどかしさ、やるせなさの表れであり、エールの裏返しだろう。
    さて、私はどう行動を変えようか…

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著者プロフィール

1958年大阪生れ。東京大学法学部卒。ソウル大学研修後ハーバード大学修士。韓国で5回計12年勤務し、外務省きっての韓国通。在中国大使館公使、在韓国大使館総括公使、在ドバイ総領事、在釜山総領事、日中韓協力事務局長の後、現在駐ミクロネシア連邦大使。『日本外交官、韓国奮闘記』『外交官が見た、中国人の対日観』(共に文春新書)など日本で3冊、韓国で2冊の著書あり。中韓両国で公使を務めた外交官第一号。新聞・雑誌寄稿、大学講演等、対外発信に努力。

「2022年 『韓国の変化 日本の選択』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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