- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040705057
感想・レビュー・書評
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個人的には蔓紋がとてもきれいだと思った。
ダークファンタジーのようだった。
どうやっても救いのない物語なのに2人が幸せになることを願ってしまった。
自分たちの信仰している、当たり前だと思っているものが実は偽りのものだったなんて信じられない。
最大幸福の最小犠牲だとは分かっていても、あの掟はさすがにひどいと思う。
ラッカウスとシースティが一緒に幸せになれる未来があったらよかったのに。
クスターとイーファがその後、どの様な人生を送るのかが気になる。
ボカロ曲で言うのならsasakure.UKさんの「idと人類模型」のようだし、他のラノベなら古橋秀之さんの「冬の巨人」のようだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
少年と無垢な少女の純愛物語。この一言に尽きます。おばちゃんにはちっと甘すぎたかも。しかしさくっとよめました。読後感も悪くなかった。当初の舞台設定は細部まで描かれてたので、続き物?(続編あり?)と思いましたが途中からちゃんと一巻読み切りになってました。主人公のラッカウスとシースティの純愛と柱に、ミルドの過去の巫女への思慕、クスターとイーファのこれからの恋を絡ませた砂糖菓子のような一冊でした。
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ネタとしてはファンタジーあるある展開だけど、ほどよく著者らしさが出ていて良かった。主人公がどうしようもない中で選択を迫られるまでの運びがうまい。ところで、富士見Lだと、こういうラストはありなのか。MFとかスニーカーとかだとちょっと考えられない気がする(個人的主観に基づく推測)。
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ラッカウスがどうにも子供過ぎる。
今やりたいことだけを、周りの事も未来の事も考えずにやってしまうので、イライラする。結果誰も幸せになってないし。もうちょっと上手く立ち回って建設的な未来を掴んで欲しかったな。 -
読んでも読んでも物語が進展する感じがないと思ったらいきなり終わった感じ。終わり方にはいい意味でも悪い意味でも度肝を抜かれた。