小説・秒速5センチメートルA chain of short stories about their distance (ダ・ヴィンチブックス)
- KADOKAWA/メディアファクトリー (2007年11月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040666488
作品紹介・あらすじ
都内の中学に通う遠野貴樹(たかき)の元に、転校してしまった初恋の相手である篠原明里(あかり)からの手紙が届く。一九九五年の冬の終わり。明里との再会を果たすため、貴樹は次第に強くなる雪の中を明里の待つ岩舟駅へと向かう-。十三歳のふたりの上に永遠と瞬間が交差し、ふりそそぐ(『桜花抄』)。一九九九年、高校三年の何もかもうまくいかない夏。種子島に暮らす澄田花苗(かなえ)は、東京から転校してきた貴樹に宿命的な片想いをしている。サーフィンで波に立てた日に貴樹に告白すること。密やかな決意を胸に、花苗は必死に波に向かう(『コスモナウト』)。仕事を終えた深夜の帰宅路、貴樹は灯りの消えた高層ビルを見上げ思う。そんなに簡単に救いが降ってくるわけはないんだ、と-。東京での大学生活、就職してからの水野理紗(りさ)との出会い、いくつかの喪失とささやかな再生。そしてまた、東京に桜の咲く季節が訪れる(『秒速5センチメートル』)。一人で作ったアニメーション作品『ほしのこえ』で鮮烈なデビューを飾った、映画監督・新海誠の初小説作品。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
映画はイマイチハマらなかった。原作読みたいある
-
17.3.8
映画はあまりつぼじゃなかったけど小説も普通かな。でも小説読んだ上でもう一回映画観たら、前よりは少し楽しめるかもしれないと思った。 -
DVDは、何度も見ました。映像の美しさ、山崎まさよしさんの曲、とっても好きです。今回、ノベライズを読んで見ました。映像だけでは、よくわからなかった部分が納得できて、とっても良かったです。再度、DVDも観ようと思います。
-
映画を、テレビで放映してたのを一度見かけているんだけれど、三編目に入ったところからだったので、よく判らなかったという経緯があって、謎解きのつもりで手にしたというところだったんですが。いいですね。文才もあるんだ、うらやましい限り。文章も、彼のつくる煌びやかな映像と同様、ビビッドな想いを共感させる出来で、私にとってはこういうものこそがエンターテインメントなんですよね。