トラッシュ (MF文庫ダ・ヴィンチ)
- KADOKAWA/メディアファクトリー (2013年12月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040661759
作品紹介・あらすじ
ゴミを拾って暮らす少年ラファエルは、ある日小さな鍵を拾う。その鍵は、国家を揺るがす秘密を握っていた!せまる警察の手をすり抜け、少年は仲間たちとともに知恵をはたらかせながら、真実へと近づいていく。スリルと感動に満ちた物語。
感想・レビュー・書評
-
もっとドキュメンタリー的なものかと思ったら様々な語り手が、この過酷な世界の奇跡を、少しずつ語り打ち明け解き明かしていく、エンタメ性もあり、フィリピンのストリートチルドレンや日本にも似た闇な部分を知ることもできて、スリリングな物語だったり予想外の面白さ、収穫!
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文体(訳し方)が金城一紀を想起させる。
内容も少し。
物語は三人の子供を中心に複数の人間によって語られる。
それにより、謎の提示、解決が行われることもある。
読者を焦らし、ページをめくらせるという効果もある。
―こういう語り部が変わる話、好き。 -
期待値なっしんぐな感じで読み始めたら意外とスルスル読めた。まあ読後に考えたら特に意表をついた展開は無かったんだけど何となく応援しちゃうのよねー。
-
H27/2/1
-
映画をきっかけに
ここには真実と生きる希望があるそれを読むことができてよかったとおもう -
【作品紹介】
ゴミを拾って暮らす少年ラファエルは、ある日小さな鍵を拾う。その鍵は、国家を揺るがす秘密を握っていた!せまる警察の手をすり抜け、少年は仲間たちとともに知恵をはたらかせながら、真実へと近づいていく。スリルと感動に満ちた物語。
【感想】
すっきり読める一作。作品の内容はともかく、世の中には恵まれない子供が沢山いて、どうしても自分の子供と照らし合わせてしまう。優しく、そして愛情をを持って厳しく育てなければと改めて感じてしまう作品。
映画化されるようなので、どんな映画になるのか、非常に興味がある。 -
貧しさとは何か。生き抜くための嘘。
映画化したらみたいと思う。 -
凄く読みやすくて、先が常に気になっていくストーリー展開と子供たち3人とそれを支える大人の魅力的なキャラクターに惹かれました。
心に残ったセリフがありました。
「人は永遠には待てない。出口が見えないのは、つらいものだ。いつまでも、ドアをたたきつづけることなどできないだろう?」
2014.5.6了読