- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040656908
作品紹介・あらすじ
2019年7月26日発売。
息してるだけでうるさいよ!だって生きてるんだから。
高円寺で朝まで語り合った、貧乏だけど楽しかった日々のこと。初恋の女性・マキちゃんに指輪をプレゼントして、耐え難い悲しみに満ちた日のこと。「めざましテレビ」での出演をきっかけに、伝えるという解釈が変わった日のこと。SNSのエゴサーチで怒りに震えた日のこと。そして「もうほとんどの夢が叶った」と言われて嬉しくなった、あの日のこと――。音楽シーンで強烈な個性を放つ4人組ロックバンド・クリープハイプのフロントマンとして、作詞作曲も手掛ける尾崎世界観。これまで『祐介』『苦汁100%』『犬も食わない』などを上梓し、文学界でも脚光を浴びる著者が紡ぐ、無防備なほどにリアルな本心。雑誌『ダ・ヴィンチ』で2018年4号から1年間連載したエッセイに大量の書き下ろしを加えた単行本が、ついに刊行。他人に笑われても「好きなもの」を大事にする著者の強さの裏にひそむ葛藤は、生きづらさを抱えるすべての人に共感をもたらす。お守りのように大事にしていた日々をつづった最新エッセイ。
感想・レビュー・書評
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生きるのめんどくさそうだけど、この日常を嬉しい日々って呼んでるのいいなあ
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【モンクの叫び】
悲しみは伝えるものじゃなくて、自分の内に溜め込むものだろう。そして、そこから溢れるものだと思う。
いいじゃないか、何かに怒っていたって。
何事にも無関心でどれもこれも受け流す方がよっぽど寂しい。怒っているということは、起こっているということだ。何かをはじめるために怒りが必要な時だってある。
【Y字バランスをしながら「共感なんてただの痛み止め」と悟った顔をして、T字路にぶち当たる】
「共感には痛み止めのような作用があって、迷いや後悔を一時的に鎮める作用がありますよね?」でも、「やっぱりそれは一時的なもので、痛みはちゃんとまた自分に返ってきますよね?」だから、「できる限り共感に頼らずに自力で頑張っていきたいですよね?」 -
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尾崎さんのワードセンスが好き
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私が好きな人は、たいがい面倒くさい人だ
ということの確信を深めた。 -
尾崎さんの描く歌詞が好きで、遂に本にまで手を出しました。彼の言葉は痒いところに手が届く。言語化することが難しい感情を、よくもまあ言葉にしてくれる。また救われてしまいました。
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学生(らいすた)ミニコメント
尾崎世界観が紡ぐ、無防備なほどリアルな本心。
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