シスター・ヒロ子の看取りのレッスン

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 22
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040652306

作品紹介・あらすじ

末期がんの母が人生最後の二週間を過ごしたのは、長崎の高台にある聖フランシスコ病院のホスピス病棟だ。悲しい別れの舞台だと思っていたホスピスで、母と私は思いがけず素晴らしい時間を過ごすことができた。特にシスター・ヒロ子の存在はとても大きい。小さな身体でスピーディーに移動し、笑顔とともに発せられる一風変わった言葉の数々に、私たちはどれほど救われたことだろう。もう母と会えなくなる寂しさや悲しみに心を奪われている私にシスターは言った。「死んでいく人は、残される人に向けてたくさんの贈り物をしているの。それに気づくことが逝く人に対してできる最大のことですよ」。シスターの言葉にハッとして顔を上げて気がついたこと。それは、母が残してくれた大きな贈り物の一つは、「シスターとの出会い」だったということを。かけがえのないシスター・ヒロ子との交流は、誰にでもできる慈愛に満ちた看取りのレッスンであり、笑いながら生きていくための優れたレッスンでもあったのだ。

感想・レビュー・書評

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  • シスター・ヒロ子の看取りのレッスン|カトリック真駒内教会公式ホームページ
    https://santamaria-cmc.jp/book/book-4990/

    母と過ごした最後の日々 慈愛に満ちた言葉に救われ 長崎出身フリーライター 小出さん出版 「シスター・ヒロ子の看取りのレッスン」 | 長崎新聞
    https://nordot.app/424733772421022817

    「シスター・ヒロ子の看取りのレッスン」 小出 美樹[エッセイ] - KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/321807000075/

  • 終始おだやかで丁寧にお話は進み、看取られる人の気持ちを想像しながら読んだ。

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著者プロフィール

1964年、長崎県生まれ。長崎市、福岡市などで編集・ライター業に従事。1999年、上京し、出版社勤務ののち、フリーランスの編集・ライターになる。2001年よりイラストを描きはじめ、『小説現代』などにイラスト連載。日本画も描き、随時個展を開催している。共著に『かまくらパン』(港の人刊)がある。鎌倉市在住。

「2018年 『シスター・ヒロ子の看取りのレッスン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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