速さのちがう時計: 花の詩画集

著者 :
  • 偕成社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039635402

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    えいざんすみれ

      花が小さくk
     見える日
    私のこころも
     小さいと思う

    花が大きく
     見える日
     私のこころは
      広いと思う




    とらのお


      スターになった気分でしたよ
     山道で歌ったら
    木漏れ日のスポットライトに
     谷川の生伴奏です

    〝虎尾草”という
            白い花が
      ペンライトのように
           ゆれていました



    さざえ

    果物や野菜は
      描いてから
           食べる。

    貝は
     食べてから
        殻を描く

    得をしていると
        つくづく思う



    あけび

    猿の群のようjに
    枝にぶら下がり
    木の実を食った
    すり傷だらけの少年たちは
    どこへ行ってしまったのだろう
    アケビが口を開いたというのに




    木の枝

    使いみちもなく
    放り出された木の枝
    しかしその陰で
    寒さをしのぐ虫がいた
    拾い上げて
    枝にする人がいた

  • ぼちぼちやりましょ。

  • タイトルが好きです。
    カラーじゃないのが残念。

  • 新聞連載されたらしいペン画中心。随筆もなかなか面白い。

  • やっぱりカラーのほうがいいね。

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著者プロフィール

詩人・画家。群馬県勢多郡東村に生まれる。群馬大学教育学部体育科卒業。中学校の教諭になるがクラブ活動の指導中頸髄を損傷、手足の自由を失う。入院中、口に筆をくわえて文や絵を書き始める。1979年、前橋で最初の作品展を開く。1981年から雑誌や新聞に詩画作品や、エッセイの連載をはじめ、1982年、高崎で「花の詩画展」開催以後、全国各地で大きな感動を呼ぶ。1991年、村立富弘美術館開館。ニューヨーク(97年)、ホノルル(00年)、サンフランシスコ、ロサンジェルス(01年)、ワルシャワ国立博物館(04年)で「花の詩画展」を開催。05年、(新)富弘美術館新館開館。群馬県名誉県民。

「2019年 『女声合唱組曲 神様ありがとう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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