やまなし (日本の童話名作選)

著者 :
  • 偕成社
3.77
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本棚登録 : 114
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039633309

作品紹介・あらすじ

小さな谷川の底を写した2枚の青い幻燈-耳を澄ますと、小さな2匹の兄弟の蟹の無邪気で可愛らしい会話がすぐそこに、聴こえてくるようではありませんか。水が奏でる青い調べのように、ひとひらの花びらの一瞬の舞いのように、馨しい香りの夢のように、どこまでも透明で淡い幻想が水底で揺れています。宮沢賢治の世界を新進気鋭の遠山繁年がみごとに描いた1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 水の中で、蟹たちの世界で繰り広げられるファンタジー。
    クラムポンって何だろう。
    やまなしって、梨なのね。
    カワセミって、すごいね。
    よくわからないような。。
    こどもたちからいろんな感想が聞こえてきます。でも、しっかりと胸に響く、いつまでの残る不思議さがこのお話にはあるのです。

  • 小学6年生の国語の教科書にも載っています

    5月と11月の二部構成
    蟹の兄弟が川底で話をしています
    クラムボンの話
    クラムボンは笑ったよ
    クラムボンはかぷかぷ笑ったよ
    クラムボンは,,,
    川の底の様子や光の射し込み、魚が泳ぐ様子
    カワセミの嘴の鋭さの表現、初めての擬音語
    不思議な世界に入れる1冊
    題名のやまなしは11月の中で出てきます

    読み聞かせ時間は10分くらいです

  • 「小さな谷川の底を写した2枚の青い幻燈-耳を澄ますと、小さな2匹の兄弟の蟹の無邪気で可愛らしい会話がすぐそこに、聴こえてくるようではありませんか。水が奏でる青い調べのように、ひとひらの花びらの一瞬の舞いのように、馨しい香りの夢のように、どこまでも透明で淡い幻想が水底で揺れています。宮沢賢治の世界を新進気鋭の遠山繁年がみごとに描いた1冊です。」

  • 息子と読んだ。クラムボンよりやまなしが疑問だった私と息子。

  • 宮沢賢治、さすがというしかない。絵本だが、詩のよう。

  • クラムボンってのが印象的。

  • 子供の頃、国語の教科書にもあったお話。
    今、読み返すと、あのころとは、だいぶ違ってみえるなぁ。。。

  • 「坂本和子 朗読選集2 宮澤賢治」
    Disc2 やまなし
    冒頭の蟹の兄弟の会話と、ラストが面白かった。
    「あと2日もすればあの山梨はお酒になるよ」

  • 話も短いので子供に読んであげるのにちょうどいい

  • 美しい話だ

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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