風と木の歌: 童話集 (偕成社文庫 3262)

著者 :
  • 偕成社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036526208

感想・レビュー・書評

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  • ああ、いいですね。どのお話も、とても好きです。やさしい、悲しい、温かい、こころに染み入る、どこか幻想的な、お話。作者の安房直子さんは、とても心が綺麗な方だったのだと思いました。

    • nejidonさん
      りまのさん。
      ああ、それは良かったです!
      とてもホッとしました。
      猫丸さんのようにおススメに慣れてないから、いつも心配してしまいます。...
      りまのさん。
      ああ、それは良かったです!
      とてもホッとしました。
      猫丸さんのようにおススメに慣れてないから、いつも心配してしまいます。
      どうだったかな、気に入ってくれたかなって。
      こんな作品を書いた人がいたんだって思うと胸がキュンとなりますよね。
      ありがとうございました!
      2020/12/24
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      りまのさん
      猫の心を捕らえて離さない安房直子。惜しいコトに夭逝してもう新しい作品とは出会えません。。。残された作品を大事に読んでゆきたい、、...
      りまのさん
      猫の心を捕らえて離さない安房直子。惜しいコトに夭逝してもう新しい作品とは出会えません。。。残された作品を大事に読んでゆきたい、、、
      2020/12/24
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      nejidonさん
      猫は図々しいんです!
      nejidonさん
      猫は図々しいんです!
      2020/12/24
  • 教訓を押し付けてこない感じが残す余韻に、物語の中の人生を考えさせられる。
    何度読んでも味わい深い8話。

    読書嫌いの息子氏、夏休み図書の「ぼくのあいぼうはカモノハシ」を楽しく読んでいたようなので、追撃に買ったもう一冊。結局、僕が先に読む事に。

  • 悲しく静かな美しさ

    風と木の歌 / 財団法人大阪国際児童文学館 子どもの本100選
    http://www.iiclo.or.jp/100books/1946/htm/frame072.htm

    風と木の歌 | 偕成社 | 児童書出版社
    https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784036526208

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      ジブリ様、pdfで読めるようにしてくださって感謝しております。。。

      65号(2021年11月28日発行)本棚より
      図書閲覧室 トライホーク...
      ジブリ様、pdfで読めるようにしてくださって感謝しております。。。

      65号(2021年11月28日発行)本棚より
      図書閲覧室 トライホークス - 三鷹の森ジブリ美術館
      https://www.ghibli-museum.jp/trih/
      2021/12/19
  • 基本図書、図書館になかったので購入して読んだ。

    短編集。
    きつねの窓、さんしょっ子、空色のゆりいす、もぐらのほったふかい井戸、鳥、あまつぶさんとやさしい女の子、夕日の国、だれも知らない時間。

    蜂飼耳さんの解説「体の底に残る響き」がよかった。
    そう、さびしい、でも、きれいなんですよね。
    低空飛行なの。
    どれも初めて読むおはなしでした。
    どうも、あまんきみこさんとまざってしまうのですが。
    こういうおはなしを読むと、私もおはなしを書いてみたいなぁと思います。

  • 小3の頃に図書室で、この児童文学の短編集に出会いすっかり魅了されました。日常とつながる幻想的な世界は、人生の悲しみを伴いながらも読後は温かく、瑞々しい気持ちにさせてくれる物語です。

  • どの作品も死の匂いがただよい、異世界の光景が浮かぶ。

  • 安房さんすごいなぁ。飛躍が自由だ。そしてやっぱり優しくて寂しいんだな。
    良いところも悪いところも、だから良いとか、だから悪いとか、そう言うのは言わずに、ひっくるめてちゃんと描かれているのが好き。
    またしてもカメはこわかった。

  • 購入日:2010/06/18
    読了日:2010/06/19
    本屋でたまたま見ていたら「きつねの窓」という話が…。
    扉絵もききょう…。
    これは…まさか…。
    本文を読んでみると、確かに、あのNHKの人形劇でやっている、「きつねの窓」!
    あの話って、そんな最近の人の話だったんだ…。
    昔話だと思っていた…。

    好きだったのは、「さんしょっ子」。
    さんしょっ子がくすねていたお手玉の中のあずきで男の子の家がまた繁盛して、さんしょっ子はいなくなってしまったけれど、サンショウの木がすりこぎになって男の子の元に残ったということ。
    し、しんみり……。

  • [ 内容 ]
    ききょう畑のそめもの屋で、指をそめてもらったぼく。
    こぎつねのいうとおりに、指で窓をつくるともう二度とあえないと思っていた女の子の姿が見えたのです。
    教科書でおなじみの「きつねの窓」ほか「さんしょっ子」「鳥」「空色のゆりいす」「夕日の国」など珠玉の短編八編。
    安房直子第一短編集『風と木の歌』完全収録。
    小学上級から。

    [ 目次 ]


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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • とても不思議な体験ができるお話ばかり。小6教科書「きつねの窓」もはいっています。幻想と現実のあいだを漂うような、不思議な世界にはいりこむと、心のおくまでお話がしみわたってきます。大人でも、子どもでも、楽しめます。不思議怖いストーリーの好きな方にはとってもおススメ。私は大好きです。

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著者プロフィール

安房直子(あわ・なおこ)
1943年、東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。在学中より山室静氏に師事、「目白児童文学」「海賊」を中心に、かずかずの美しい物語を発表。『さんしょっ子』第3回日本児童文学者協会新人賞、『北風のわすれたハンカチ』第19回サンケイ児童出版文化賞推薦、『風と木の歌』第22回小学館文学賞、『遠い野ばらの村』第20回野間児童文芸賞、『山の童話 風のローラースケート』第3回新見南吉児童文学賞、『花豆の煮えるまで―小夜の物語』赤い鳥文学賞特別賞、受賞作多数。1993年永眠。

「2022年 『春の窓 安房直子ファンタジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安房直子の作品

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