天と地の守り人〈第1部〉 (偕成社ワンダーランド)

著者 :
  • 偕成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035403203

作品紹介・あらすじ

天と地の守り人「第1部」はロタ王国が舞台。行方不明の新ヨゴ皇国皇太子チャグムを救出すべくバルサは一人ロタ王国へとむかう…『天と地の守り人』三部作の第一巻。

感想・レビュー・書評

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  • やっとバルサとチャグムが合流した。
    カンバルで何が起こるか。
    タンダは、無事でいてくれるか?
    つまらないTVより余程面白い。

  • この最後でチャグムとバルサが出会うという場面である。これから更なる冒険が始まるという予告である。

  • バルサが登場すると物語がぐっと引き締まる気がします。彼女の生き方とか考え方とか話し方がそうさせるのだろうな、と思うのですが。海に飛び込んだ後のチャグムはやっぱり苦労ばかり。良く生きているなと思いますが、そこに彼の賢さと度胸を見ることができて「逞しくなったなぁ」としみじみ。精霊の守り人の頃がちょっと懐かしかったりも。敵だらけの中で手を差しのべてくれる人の温かさを感じつつ、バルサとチャグムの再会シーンはどの巻でも目頭が熱くなり・・・。新ヨゴの帝って案外愚かだったと驚きながら次へ。

  •  図書館で借りました。これ本当にジュニア向け?
     バルサは戦うときにはいつもどこか傷つく。ギリギリのところで命のやりとりをしていたという経験と、自分の体を秤にかけてそうするのだろうけど、タンダにしてみればやりきれないこと。今回は逆の立場に立ってみてようやくわかったってことかな?
     チャグムの心の動きにも無理が無く、一見理想主義の甘い幻想を苦しみもがきながら求めていくところが‥いい。
     繰り返し読むべきお話。

  • 前作で海に飛び込んだチャグム。今作では行方不明となっており、バルサが追う。
    チャグムは助かりましたが、海育ちでもない皇太子が夜の海に飛び込んで助かるものなのか…

    痕跡からチャグムの成長を感じながら後を追い、終盤でやっと再会を果たした。
    護衛が殺されてチャグムもあわやな所でバルサが追いつく。戦闘になった時にチャグムが短槍を投げてバルサを助ける所は、長く離れていたけれど2人の関係性は変わらずなのだと感じた。
    身長もバルサをぬいたらしく、心身共に成長したんだなぁ。

    「殺してほしいなやってやろう。-そうでないなら自分の負債を他人に預けるのは、やめな。」ヒュウゴが矢傷をおい小舟で逃げて時に「仇を取るなら今だ」と言われて、バルサが返した台詞だが、バルサの姉御!って感じで印象深い。

    さて自作は2人でカンバルへ。バルサが一緒だと心強い!

  • 「チャグムをさがす者」
    生死を知る者は数多くいる。
    逃げ出すという賭け事には成功したのだろうが、その後の行動があまりにも無謀だったのか何をしたのだろうか。
    作戦の一つが決壊しつつある中、死んだ者として闇の中で暗躍することは不可能ではないか。

    「味方のなかの敵、敵のなかの味方」
    遂に掴めた道筋は閉ざされ。
    誰を信じるか誰を疑うか選ぶのは自分だが、この様な状況で自分の身を守りながら繋ぐのは中々に至難の業だろ。
    全てを知ったうえで単独行動を選んだのだろうが、それが危険な事も気付いているのだろう。

    「吹雪のなかで」
    追っては待ってはくれない。
    どれだけ必死に皆が生存できる道を訴えても、国自体が鎖国し滅ぶことを選んでしまっている以上難しいだろう。
    負の道を選び民も巻き込み進んでいる今、真実を知る者が民に現れたら内戦が始まりそうだ。

    「雪の峰へ」
    再会の時は命をかけた中で。
    こんなタイミングで再び出会う事を望んでなどいないだろうが、生きて出会えただけで幸せな事かもしれないな。
    自身のことよりも他人の生死を気にするのは、流石とは思うがあまりにも優しすぎるかもな。

  • バルサとチャグムが出会うシーンに感動した。

  • 遂に、バルサとチャグムが合流した。これからの展開が楽しみ。願わくば、彼女らと仲間が生き残れますように

  • 中断したくない読みごたえ~!シリーズの集大成感半端ないー!

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著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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