- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784034370803
作品紹介・あらすじ
川と町のあいだの森。くずれた崖の奥底で、黒いたまごから、がろあむしの赤ちゃんが生まれた。がろあむしは、まっくらな世界をかけまわり、小さな生き物たちを食べて大きくなる。ときに襲われてボロボロになりながらも、生きるために走りつづける。
やがて大きくなると、オスと出会い、たまごを産む。しかしある日、がろあむしは燃えるように赤い体とともに、その一生を終える。だれも知らない地下の暗黒世界で、ひとつのドラマが終わったとき、町は――
地下の暗黒世界に広がる宇宙と、そこに生きる小さな虫の大きな一生。そして、おなじ地平で変わりゆく人間たちの社会を濃密に描き出した怪作。『つちはんみょう』で小学館児童出版文化賞を受賞した著者が、取材に約10年を費やした渾身の絵本。
感想・レビュー・書評
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地下に住まう生物の生き様をリアルに伝えてくれる絵本です。目に見えていることだけが全てじゃない。その背後や足元にある世界も等しく貴重であると改めて思わせてくれる絵本です。
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ガロアムシ、名前すら知らなかった。
写真ではこういう絵本は作れない。
絵本の利点が最大限に生かされている。 -
「川と町のあいだの森。くずれた崖の奥底で、黒いたまごから、がろあむしの赤ちゃんが生まれた。がろあむしは、まっくらな世界をかけまわり、小さな生き物たちを食べて大きくなる。ときに襲われてボロボロになりながらも、生きるために走りつづける。
やがて大きくなると、オスと出会い、たまごを産む。しかしある日、がろあむしは燃えるように赤い体とともに、その一生を終える。だれも知らない地下の暗黒世界で、ひとつのドラマが終わったとき、町は――
地下の暗黒世界に広がる宇宙と、そこに生きる小さな虫の大きな一生。そして、おなじ地平で変わりゆく人間たちの社会を濃密に描き出した怪作。『つちはんみょう』で小学館児童出版文化賞を受賞した著者が、取材に約10年を費やした渾身の絵本。」 -
いつも私たちが見ない地下で、こんなに生き物がいて、たくましく生きていることが伝わった本でした。
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地中に住むがろあむしの生態と地上の開発事業を並行して描いた絵本。
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良かった
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息子8歳1か月
息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読みます。作品によってはボリュームたっぷりでも読む。母はサミシイ。
〈親〉
絵が好き ◯
内容が好き ◯◯
〈子〉
読んだ◯
何度も読む(お気に入り) ◯
その他
精巧な絵本図鑑。
がろあむしの一生とあわせて、8年の間の環境の変化も静かに表現している。
小さな虫の壮大な物語。 -
ガロアムシはいっぱい食べるのに、逃げ足が遅いなと思った。