- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784032324808
感想・レビュー・書評
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男の子が池の畔を歩いています。もうすっかり日がくれて、空には月が輝いています。「ああ、やっと着いたよ。お爺ちゃんのいえ」・・・遠くからは夜汽車の汽笛。リリリ、リリリ、虫が鳴いています。 池に浮かぶハスの葉にはカエルがいます「パシャ!」・・・ “古池や 蛙飛びこむ 水の音” 松尾芭蕉の世界をイメ-ジして描かれた<たむらしげる>サンの夏の夜の夢音。
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現代版の「古池や 蛙飛びこむ 水の音」を表現した感じの絵本。
イメージがとてもひろがります。 -
夜の静けさのなかでの、音の存在感。
生命があり、躍動感があり、静けさがある。
悠然と泳ぐコイ、カエル、ホタル、フクロウの攻防、ドラマがある。 -
思い出を絵にする、素晴らしい。
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古池や 蛙飛びこむ 水の音
この句がもとになったのかな?
ほとんど文字のない絵の中の世界。
でも音や絵の中から物語が伝わってくる。
心を落ち着かせたい時に読みたい本。 -
国際子ども図書館の展示会「平成を彩った絵本作家たち」で紹介されていたことから借りてみた。
タイトル通り夜の音に焦点を当てた絵本。線のはっきりしたきれいな絵も印象的。 -
少年の目に祖父の家が映り、祖父がおいしいカレーで出迎えるまでの僅かな時間。そのなかに世界の全てを絵としておとしこんだらきっとこんな感じ。
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図書館にて借りた。
静かでうるさい?!夜の音。
都会に疲れたら
田舎に聞きにおいでよ。
そんな感じがする。 -
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視点(絵の構図)が面白い。
巻末の説明を読むと、著者が松尾芭蕉の俳句「古池や 蛙飛びこむ 水の音」から表現してこの本を描いたとのこと。