かあさんふくろう

  • 偕成社
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本棚登録 : 185
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (30ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784032027402

作品紹介・あらすじ

ふくろうは、とてもおもしろい生きものです。この絵本は、古いりんごの木にすみついたかあさんふくろうが、たまごをうみ、えさをとり、ひなたちを一人前に育てていくようすを、ふくろう一家の一年を通してていねいに描いています。地球上でともに生きる動物たちに関心がある、すべての人へおくる科学絵本の傑作。3歳から。

感想・レビュー・書評

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  • ふくろうが春に卵を産んで雛を巣立たせるまでの1年間を物語にした科学絵本です。
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    でも一言では語りきれないほどの傑作絵本です。
    青とこげ茶と黒だけの色で表現した木版画です。にもかかわらず、実にリアルにふくろうの生態を表現し、卵を温めている時の目、狩りをしている時の目、獲物を狙っている時の鋭い爪、どれをとっても版画なのに何?この生々しさ!とびっくりです。
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    あと書きに#かこさとし 氏のコメントがあります。「私が特に好きな本のひとつ…」と述べられています。正しい姿や生態だけではなく、美しさもある…と。
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    そして訳が本当に素敵なんです。詩情を伴った言い回しにじわじわと引き込まれていくのを感じます。親が子を育てる時の真剣さ、親の覚悟、自分と置き換えながら改めて子育てを考え直してしまいました。
    もちろんふくろうの生態についてはバッチリ知ることができます。
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    編集者であった#マーガレットワイズブラウン のすすめで挿絵の仕事を始めた#イーディスサッチャーハード 夫婦による作品です。#おやすみなさいおつきさま で知られていますね!こちらはまったく別物〜驚きます。
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    チャンスがありましたら是非手にしてみて下さい。
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    #かあさんふくろう
    #イーディスサッチャーハード
    #クレメントハード
    #おびかゆうこ
    #偕成社

  • ふくろうの子育てを流れに沿って紹介し、大人でも楽しめる絵本。
    子供向けだが、登場する動物達や風景など版画で描かれていて、とてもステキな一冊だった。

  • フクロウの子育てを細かく描写。

    「科学的」という評価がされているだけあって、生態が分かりやすい。


    フクロウって毎年子供を産むとは知らなかった。

  • 後書きにて、かこさとし先生も絶賛されているふくろう親子の絵本。
    版画の美しさもさることながら、正しいふくろうの生態も学ぶことができるのがとても素晴らしい。
    科学的でありながら、親子の美しい物語として話が進んでいくのもよい。
    この絵本を読まなかったら、ふくろうが消化しきれなかったモノを黒いかたまえりとして吐き出してるなんて知らなかったろうなぁ。

  • 科学絵本の傑作と紹介されていますがが、素晴らしい絵本でした。かあさんふくろうがたまごを28日間温めてカラスの巣穴で4羽の雛が生まれてから巣立つまでが克明に描かれています。動物好きな皆さんには是非とも読んでもらいたい絵本です。

  • ふくろう好きの子供に借りたが、興味を示さなかったので母のみ読む。ふくろうの子育てから巣立ち迄の1年を描いた科学絵本。

  • K
    3歳10か月

  • 2019/07/02 5年生(2019年度)

  • 動物、鳥の親子のつながりには、いつも感心するわ

  • The Mother Owl
    美しい絵本だ。原著も読みたい。

    ふくろうは鳥の中では捕食者側だけど(だよね?)、実際には生まれた雛がみんな無事に大人になるものなんだろうか?
    この絵本で雛が死んだ話をする必要はないけど、ただちょっと疑問に思った。

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著者プロフィール

(1910-1997)アメリカ、カンザス州生まれ。1939年、クレメント・.ハードと結婚。夫婦で数多くの作品を残した。『かあさんふくろう』(偕成社)、『ライオンのジョニーひとりでおるすばん』(佑学社)など。

「2019年 『きれいずきのマグスおばさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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