- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784030141506
感想・レビュー・書評
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過去に何の気なしに図書館で借りて、タイトルも作者名も気にせず返却してしまったのですが、その後長いこと気になって居て。
喫茶店の床に川が流れてて素敵なんだよ! と言うことしか記憶しておらず、ずっと再読したかったのです。それで色々ネット検索してみて、これなんじゃないかなぁ──と借りてみたら、ビンゴ!!
とにかく何故忘れて居たのかと言うくらい、本当に素敵。
こんな文章が書きたい! と思わせてくれます。
良い感じの幻想具合なのです。言葉選びがひとつひとつ洒落てますし、響きが気持ち良い。そして、ファンタジー過ぎないと言いますか、ところどころに現実の匂いが残っているのがまたいい塩梅なのです。
これは買って手元に置きたい。
『木苺通信』も予約しました。
『青い羊の丘』も気になるのですが、図書館にはない模様。どこかで見つかるかしら。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
竹下文子さん、「おてつだいねこ」のシリーズが大好きです。夫君は「ツバメのたび」「わたり鳥」などの画家(絵本作家)鈴木まもる氏なんですね。お二人の絵本も沢山刊行されていますね(^-^) 竹下文子さんの「風町通信!!」、1986.11発行です。この作品はファンタジーでしょうか・・・。私にはちょっと合わない感じがしました。
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画像がないのが残念。大好きな話。「―その町へ行くのに特別な切符や旅券はいらない。」凄く行ってみたいと思いました。
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どうもこの町には妙な連中が棲んでいて、町ぐるみで私のぼんやりした隙をねらっているのらしい。その町はどこか不思議で、ぼんやりして歩いているとカラスの婚礼に出会ったり、白いハンカチが空にそまっていたり。飛行服の男の子が飛んできたり。大事件ではないけど予想外の事件が起きる風町に行ってみたくなります。