- Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023318526
感想・レビュー・書評
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・お金は手段であり、自由を勝ち取り自分の人生をなるべく長く謳歌することが目的
・その為には「できるだけ短い時間」で「できるだけ多く」稼ぐ事ためのhowを本書では指南
・肝要は、より多くのお金を、できるだけ早く、より頻繁に稼いで投資に回すこと
・経済的自由への7つの段階
レベル4(安定)6ヶ月分の生活費を貯めてクレジットカードなど悪質な借金を返済したとき
レベル5(柔軟)少なくとも2年分の生活費を投資した時
レベル6(経済的自立)投資からの収入だけでいつまでも生活ができ、働くことは選択肢になる
レベル7 (有り余る富)自分が必要以上のお金を手にしたとき
・お金は本質的には無限、時間は本質的には有限
・期待年間支出の25倍を貯金する=500万円×25=1億2,500万円
・株式市場に投資して年利4%で生活する(=4%ルール)事で、貯金を目減りせずに生活できる
・支出を抑える。その月間支出の12ヶ月×25倍が繰り返し生じる支出の数字影響
・投資を通じて自分の将来のために最初にお金を払うのが常に最善
・フルタイムの仕事で最も大きな福利厚生はリモートワークの導入→お金と時間の直線的な関係が崩れるため、お金を稼ぎたい人には絶好の機会である
・副業をみつけるには、自分のスキルと得意なこと、好きなことのリストを作ってみる
・副業の稼ぎ方は無限にあるが、全ての副業が平等ではない
・お金は無限であることを忘れない
・自分の実質時給の把握
・コスト意識を高める
・%でみる(3ドルのコーヒと4ドルのコーヒの差は1ドルだが、33%の違いとしてみると大きい)
・その商品を買うことと、その金額で本来得られる将来の投資収益、その金額を稼ぐためにどれだけの時間が必要か、そのトレードオフであることを意識する
・お金を貯める最善の方法はシンプルにお金を使わないこと
・いまのフルタイムの勤務を最大限に活用するためには、会社の福利厚生を把握することと、昇給をきっちり要求すること
・昇給を求めるタイミングはパフォーマンスレビューのとき。日時は週末に向けて気分が高揚している金曜日の午前中が人が寛容になる日時である傾向。逆に月曜朝や金曜日の夕方などは避けるべき。
・自分の市場価値の分析をしておく
・スキルは将来の通貨。いつの時代も需要の高いスキルは営業、コミュニケーション、マーケティング、ブランド戦略、デザイン、プログラミング、データ統合などのスキル。
・副業を始めるには情熱のあるものと自分のスキルの棚卸し
・ニッチなターゲットを絞る事でコネクションや評判を得やすい
・ドロップシッピング、ドメイン転売、ブログなどが副業のオーソドックス
・副業の最大の利点は稼ぎならが学べ、マネタイズするスキルを増やす事ができること
・グーグルキーワードプランナーでオンラインでの市場分析をは把握しておく
・きちんとしたホームページはWordPressで1時間もあれば簡単に作成できる
・自分をさらけ出すほど、人脈を広げる可能性は高まる
・投資ポートフォリオの中心は株式・債券・不動産であるべき
・短期投資(5年以内)は現金か債券ファウンド(または株式と債券から構成されるファウンド)、長期投資(30年以上)は株式か債券に資金の大半を投じる。長期投資対象の最良は米国株式市場とグローバル株式市場。
・米国インデックスファウンドに極力投資(5%くらいをグローバルファウンドで分散)、確定拠出年金は極力手数料が安く多くの債券に分散しているファウンドを選ぶ。
・課税口座も基本同じ戦略(インデックス株)だが、リターンの少ない債券にすることで節税の効果がある
・課税口座では売買を繰り返すと税金が増えるため注意
・個別銘柄に投資する場合は、バリュー投資の生みの親でありパフェットの師匠が書いた「賢明なる投資家」を読むといい
・ただし個別銘柄は5%にしておく。インデックスで安定して投資しているのに、それ以上の資金を個別銘柄にあてるのはリスクに見合わない。
・投資は自動化と手動の両軸で回していく。自動化はなるへく限界まで投資額を引き上げ、手動でボーナスや副業資金を追加していく。
・タイミングは誰にも分からないため、タイミングを見計らうのは単なる時間の浪費に過ぎない
・不動産は他人のお金で運用しレバレッジ(頭金と住宅ローンで大金を借りる)を効かせられる意味では株式よりも優良な投資である
・物件価格の1%が家賃収入になるのであれば購入検討しても良い(2,000万円の物件で20万円の家賃収入)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1.50歳で1億円貯めてFIする。
2.著者は5年でFIREするという驚異の実績を持っています。口座には2.26ドルしかなく、明日の生活も危うくなっている中でFIREの決意をしました。
そこからは、金融についての知識を必死に学び、自己防衛できるための策を練った結果がFIREです。舞台がアメリカなので、社会保険制度などが大きく異なるため、共感を生みづらい本になっています。しかし、「貯蓄・投資・支出」の三原則は変わりません。ボリュームがかなりあるので大変ですが、FIREしたい方には必読書です。
3.アメリカ人らしい強気な言い方だなと思いました。ただ、FIREするならこのくらいの覚悟がないといけないとも思いました。今まで読んだ本は、支出についてここまで明確に言ってくれることはありませんでしたし、本書ではツールを紹介してくれているのですが、私の場合は家計簿をつけているので、日頃そんなことしてないよという方にはツールを有効活用したほうがいいのではないかと思いました。
FIRE関連の本を合計で4冊読んだので、これからの自分には何が必要なのかはほとんど理解できました。自分のポートフォリオを再度見直し、株式比率を高めていきたいと思いました。 -
【よくない世界で生きている】
著者がアメリカ人ですので、そこを加味して参考にする必要はありますが、FIREのための情報を網羅しています。
「労働者から足を洗う必要がある」というような表現があったと思います。
まるでよくないことをしていて、早くそこから抜け出さないとダメになってしまうといっているような表現方法になっています。
なるほどです。 -
アメリカをベースとした話になっていることもあり、国内で実践するにあたっての具体論ではないが、金融リテラシーを高めるためのベースとなるコンセプトをわかりやすく理解できる。ある程度、金融リテラシーがある人にとっては、どれもあたりまえに近い話なので新しい発見はないが、基本的なことがわかりやすくまとまっている。まずはじめに、金持ち父さんを読もう、みたいな定石があるかもですが、今時は、こちらの書籍の方がはじめの一冊としてすんなり入っていきやすいかも、と思ったり。良書だと思いました。
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なるほど、日本でFIREが難しいわけだ。
昨年くらいから日本のネット界隈でも話題になるFIREムーブメントですが、日本では「収入の大半を投資に回して、働かずとも生活できる費用を貯める」こととして紹介されることが多い。
しかし、いくら低コストインデックスファンドの複利効果を期待したとしても、投資金額が倍になるには10年かかる。
資金を10年で貯めるにしても、年に1000万円くらいは貯める必要がある。
「収入の大半を投資に回す」だけではとても達成できない。
だが、本書を読めば、それが(間違ってはいないが)FIREムーブメントの正しい解釈ではないことがわかる。
本書によれば、「副業とかもガンガンして、そもそもの収入を増やした上で、その大半を投資に回して〜〜」ということだ。
いやー、スッキリした。
本書の肝は、「時間を徹底的に味方につける」ということだ。
副業なりするのも1週間のうちの休日や、日々の隙間時間を徹底的に活用して、本業とは別に収入源を得ることをエッセンスとしている。
また、投資の複利効果を高めるために、より早期に投資を開始することを重要としている。
それもこれも、働かなくてはいけない期間を早期に脱して、自分が望んだ人生を早く迎えるためである。
「私にとっての経済的自由とは、経済的自立、つまり投資からの収益だけで生活でき、二度と働かなくていいほど十分なお金を手にする状態に到達することだった」
Amazonのレビューでは「日本ではそのまま応用できない」ことで低評価としているものもあるが、詳細な実例を通じて、エッセンスを理解することが重要。
邦訳された最初のFIREムーブメントの解説本です。
早期リタイアしたい人はもちろん、世界の流れを知りたい人にもお勧めできる一冊。 -
アメリカ人の貯蓄増額計画
目的を定めて精力的に計画を進めている様子 -
FIREとは経済的自立を実現し、早期リタイアすること
本書はFIREについて説明している本で、本邦初らしい
なお、自分としては既にFIRE本を何冊か読了済
FIREについては何パターンかあるが、本書は「お金を稼ぐ能力は無限、時間は有限。節約は限度があるが、収入には限度はない」というスタンスで、本業・副業・不動産投資や金融投資で収入を増やすという考え方がメインかな
基本的なスタンスは参考になるが、あくまで著者の経験に基づくもので、アメリカ国内での税金とかサービスとかの解説だったり、対象が20代なのに会社に賃上げ要求するとか、不動産価値はかならず上がるとか、日本向けでない部分も結構多い
また、副業で稼ぐとかはあまり個人的に向かずに難しい
あと個人的には収入は増減リスクが大きい(今回のコロナ不況のように)が、固定費を中心とした節約は増減リスクが小さいと思っているので、本書の方策はちょっと合わないかな
【参考になった点】
・できるだけ多くのお金を稼ぐ方策
①目標把握
②所持金計算
③お金に対する考え方を改める
④影響の大きなものにts有中
⑤本業の仕事をハック
⑥副業をする
⑦投資をする
・資金を持続させる可能性を高める方法
①年間支出の25倍以上を貯蓄
②投資収益の取崩しはできるだけ先延ばし(それ以外の本業・副業等から利用する)
③リタイヤ時には1年分の生活費を確保
④投資収益に手をつけたらなるべく節約
⑤投資元本にはなるべく手をつけない
・株・債権ともインデックスファンドだけで十分
・支出を減らし、もっとお金を稼ぎ、税金を最小限に抑えて、できるだけ投資に回す
・FIREするために継続的にすること
①毎日5分:純資産を確認、数日間の支出確認
②毎週10分:副収入・不総所得を確認
③毎月1時間:貯蓄実績の見直し、貯蓄率+1%、CF分析・予測
④毎四半期1時間:進捗確認、リバランシング
⑤毎年3時間:自動積立・支払い・サブスクを確認・見直し、税コストの最適化
・FIREの目的は、本当にやりたかったこと、心から意味があると思えることを実行するために、貴重な人生を取り戻すこと
【内容:アマゾンから転記】
本邦初!ミレニアル世代に広がる
FIRE(早期リタイア)の指南書
FIRE【ファイア】とは、Financial Independence(経済的自立)と
Retire Early(早期リタイア)の頭字語。
雇われ仕事をすることなく不労所得だけで毎年の生活費を賄えるよう
貯蓄と節約に励み、できるだけ早くリタイアしようとする考え方で、
欧米を中心にミレニアル世代に広がっている。
著者グラント・サバティエは、貯金わずか2.26ドルの状態から、
たった5年で純資産125万ドルを超え、30歳で経済的自立に到達。
それまでの過程を通して彼が気づいたのは、
お金や仕事、リタイアに関する従来の考え方のほとんどが
間違っている、不完全、もしくは時代遅れだったということだ。
本書は決して単なるアドバイスリストではない。
できるだけ早く思い通りの人生を送るための、
成功が約束されているロードマップだ。 -
「2.26ドルを5年で125万ドルに増やした具体的手段」というセールスキャッチコピーだが、肝心のそれは再現性が低く(株式投機の領域)、再現性が高い部分はブログを集めたような内容。好意的に見れば網羅的に収集されているが体系的ではない。章末のまとめだけ読めば十分。
空前のFIREブームに後押しされて雨後の竹の子状態の関連書籍のなかではそこまで酷い本ではないが、クリスティー・シェン氏の『FIRE』のほうが数段上のおすすめである。 -
経済的自立をする為に何をすべきかを、実際に30代の若さで自立を達成した著者がまとめた本。アメリカ人の生活の中での経験であり、日本人には対応が難しい内容も多いが、基本的な部分は世界共通であり、充分実践が可能と思う。
貯蓄などお金に対する考えについてはしっかりしている方だと思っているが、著者の対応は想像以上にストイックで凄いと思った。(自分の妻以上にストイックなのでちょっと引いた。)この本を読んで自分に足りていなのは、慌てて株価急落時の現金化をやってしまう事。長期視点で持ち続ける事が出来るか、この部分を貫いて経済的自立を確実なものにしたい。ちなみに妻はどんな急落相場でもしっかり持ち続けているので、本当に凄いと思う。 -
自分の目標である35歳の早期リタイアを目指すタメに読んだ本。他の投資家の本と比べかなりアグレッシブで参考になった。やはり肝は副業と起業。
目標金額
・年間支出500万× 25年=1.25億円
資産把握
・年収ではなく純資産を。毎日確認
・定額法×「複利の力」で一括投資
支出カット
・ライフスタイルインフレーションに陥らない。自分のスイートスポットを知る。
収入アップ
・本業1本はいにしえの教育
・雇用されるのではなく、自分の力で副業
・複数限収入を得る
・起業し、人を雇い不労所得を得る
投資
・不動産投資と株
・取り崩しの先延ばし、崩す場合4%
・「FIRE+副業不労所得」
・アセットアロケーション
・債権率=自分の年齢なのは×
・S&P 500に自分の貯蓄を全て投資○
人生の目標を持つ
・もうお金のために働かなくて良い