いい空気を一瞬でつくる

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 556
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023315815

作品紹介・あらすじ

【社会科学/経営】J-WAVEやNHKなどで人気のラジオDJが明かす、短時間で心をつかむコミュニケーション法。大物アーティストや大御所芸人も思わずうなった機転の利いた切り返しや、話の引き出し方、ボケ力などを公開。「ビビり」ゆえの準備術も。

感想・レビュー・書評

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  • ラジオDJの著者が20年にわたるDJ経験から得た「人との接し方、会話の仕方」のコツを42のトピックにして説明したハウツー本だ。
    最近は聞かなくなってしまったけれどこの人のやわらかく親しみやすい語り口調が好きで、番組を運転中によく聞いていた。

    書いてあるコツは、当たり前ではあるのだけれど、意識しないとなかなかできない考え方であったり姿勢であったり。漫然と読んでいたら読み終わった端から忘れてしまいそうな些細なことだけれど、だからこそ意識することが大切なのだろうと思う。

    いつでも上機嫌な自分をイメージして目指している、というのは耳が痛いな。たぶん素で「いい人」というのはそうそういなくて、「いい人」「上機嫌な人」というのは意識をもってそうしているのだろうと改めて思う。
    何もせず、気がついたら「いい人」「話しやすい人」になっているなんて魔法は起きないのだ。

  • 秀島さんのラジオを聞いたことはなかったのですが、本を読んでいて何故かラジオを聞いているような気分になりました。人柄がよく伝わりました。
    話す事を仕事としている方の本なので、私にはレベルが高すぎるというか、「へぇ。そういう風に仕事をしているんだ!」と、ラジオD.J.の仕事を楽しく知れた感じでした。
    その中でも、いくつかは日常生活で使えるなぁと思うこともありました。
    人前で話すときは味方を見つける!
    天気の話の意味
    トホホ話やコンビニや歳時記に雑談のヒントがあるとは…

    早口言葉や音読も試してみたいです。

  • 多くのリスナーにメッセージを届けるため、日々アンテナを張り巡らせる。姿勢を正し、相手を思い言葉を精査する。録音や録画を確認して、声を磨く。
    秀島さんの透明で爽やかな声の裏には、こんなにたくさんのメモや反省ノートの努力があるんですね。

  • ラジオDJの経験からコミュニケーションを円滑に進める上での心がけ、コツをまとめた本。
    参考になりました。内容だけでなく、ほんわかとした文章が心地よかったです。
    私は著者を存じ上げなかったですが、放送を聞いてみたいと思いました。

    以下は読書メモ:

    ファーストコンタクトでやわらかい気持ちで目と目を合わせる。 目線の高さを揃える。

    第一印象は、言葉を交わす前で決まる。挨拶前から上機嫌で。

    I like your xxx. 顔を合わせたらいちばんに相手のいいねを探して口に出す。

    でも…けど は使わない。肯定で受ける。
    はい そうですね 一方で

    世の中には自分が嫌いなものを好きな人が大勢いる。

    人に道を聞かれやすい人になる。他者に対して開いている。

    ネット検索は入り口。自分で感じて、自分の素直な言葉を準備しておく。

    名前で呼ぶ。名前で呼ばれやすくする。名前の由来を自己紹介のネタにする。

    話題をメモし、次にあった時の話題にする。

    気まずいときは、相手の身につけているもの、情景描写を切り口にする。

    失言したときは逃げずに受け止め、誠実に言葉を尽くす。

    「落ち込むのは自由だけど、落ち込んでいると人に悟られるのはプロの姿なのかな?」

    こう見られたいという自分の行動テーマ キャラ を持つ。 「堅実」かな?

    褒める、注意する、こうしたらもっと良くなる → 良くなったらフィードバック
    行動を指摘しつう、人格攻撃にならない。

    トホホな話を即メモしファイルしておく。トホホが将来の資産になる。

    一次情報が大事。街を歩いたり電車で見かけたものにネタが潜んでいる。スマホでなく。

    You are what you eat. You are what you read.

    体と心と声はつながっている。体=姿勢 心=ストレス

  • 秀島史香さんはDJとして大学時代から活躍。

    フィギュアスケートのナレーション、英語で村上春樹を読む、NHKBSからケータイ大喜利まで、ラジオを超えて活躍中。

    でも、最初は失敗だらけ、あがり症だったというから驚きです。
    失敗している人だからこそ書けることがたくさん。

    話し方の基本は他でも読める内容だけど、
    人に寄り添う、相手の気持ちに立って考える、自分をオープンにする、というのはDJならではかも。

    文章も語りかけているようで気持ちよく読めます。

  • コミュニケーションのコツ。

  • サクッと読める本。人を褒める、人とのキッカケを作るのノウハウが詰まってた。なんか元気をもらえる本。
    you are what you eat, you are what you read
    本読もうっと

  • 読後感が清涼。こういう心持ちでいたいなぁと思わせる本。心が荒んだときに読み返したい。

  • 軽く読める。

    ラジオパーソナリティだけあって、コミュニケーションに関して本気度を感じる。
    コミュニケーションの努力法をまとめたような本。

    42の法則。数があるので、なかなか頭に全部入れられるものではない…けど、以下は実践してみたいなと思った。


    ・まずは表情とアイコンタクト
    ・「でも」封印。代わりに「一方」
    ・第二印象のための準備。相手の話を研究。
    ・間違いやドジを武器にする
    ・ことわざ、慣用句、歳時記
    ・コンビニネタ
    ・どう見られたいか、自分のキャラテーマをもつ

  • 自分の嫌いは誰かの好きかもしれない。
    そういう気持ちを持って接する気持ちが足りていなかったなと反省した。

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